
台湾へ短期旅行するならビザは不要です。
観光や商用目的なら90日以内はビザなしで行くことができるのです。日本のパスポートは優秀なのです。
90日以内には台湾を出国しなければなりませんが、これを繰り返し使うことをビザランと言い、実質的に台湾を拠点にして生活することも可能ですが、ビザなしなので現実的には観光客扱い。
銀行口座の開設や携帯電話回線の契約にも難儀します。
しかもこのやり方で台湾に実質的に居住することは、台湾では違法ではありませんが、他国ではややグレーゾーンともされる方法です。
もっとちゃんと正式にビザを取得して移住したい。
そんな人に検討して欲しいのが、デジタルノマドビザとゴールドカード。
どう違うのか分かりにくいですが、結論を端的に言うと、デジタルノマドビザは最大2年間のお試し滞在、ゴールドカードは永住権取得を見据えた完全移住のイメージです。
目次
台湾移住のためのビザ
台湾に長期滞在の際のビザは今までは主に下記のようなものがありました。
| ビザの種類 | 概要 | 滞在日数 |
|---|---|---|
| 停留ビザ | 語学留学・商用・親族訪問など | 最大180日 |
| 居留ビザ | 就労・正規留学・起業・婚姻・宗教活動など | 180日以上 |
| ワーキングホリデー | 18〜30歳までの日本国籍者が対象。就労・就学・観光OK | 最大360日 |
| リタイアメントビザ | 55歳以上の退職者が対象。就労不可 | 最大180日 |
語学留学の予定はないし、台湾で働く予定もない。年齢が30歳を超えているとワーキングホリデーも使えないし、まだ退職する年齢でもない。
どうすれば良い?ビザランしかないの?そんな不満の声もあったと思います。
ところで、台湾では出生率が日本や韓国以上に厳しい状態が続き、東南アジアなどから労働者をかなり入れてもいましたが、更に優秀な人材を台湾に招き入れる必要がありました。
しかしどこかの国のように誰でも良いから外国人来て!と言って、不良外国人ばかりになり犯罪が増える状況は避けたいわけです。
そんな中で、2018年にゴールドカード、2025年にデジタルノマドビザが登場したのです。

「台湾デジタルノマドビザ」と「ゴールドカード」を徹底比較
近年新しくできたビザなので、あまり聞きなれない、全く知らない人も多いと思いますが、両ビザとも台湾を良く知るとともに、もし良かったら長期滞在して欲しいという台湾政府からの願いが込められています。
実際は該当する人は限られますが、不良外国人を受け入れることなく、台湾を好きになってくれる人を募集しているという形です。
「台湾デジタルノマドビザ」と「ゴールドカード」比較表
まずは概要を表にしてみましたので、ご覧ください。
| 項目 | デジタルノマドビザ | ゴールドカード |
|---|---|---|
| 開始年 | 2025年 | 2018年 |
| 目的 | 短期滞在・体験 | 長期就労・移住 |
| 滞在期間 | 最大2年間 | 1〜3年間 |
| 永住権 | なし | 3年滞在で申請可能 |
| ビザ取得難易度 | 低い | 高い |
| 就労 | 台湾以外とのリモートワーク | 台湾での就労、起業自由 |
| 健康保険加入 | 不可 | 可能 |
| 家族帯同 | 不可 | 可能 |
| 審査期間目安 | 14〜20営業日 | 30〜60営業日 |
もちろんそれぞれ誰でも申請が可能というわけではなく、一定の条件があります。
その条件をクリアできると仮定して、デジタルノマドビザは在宅でリモートワークしながら時間に縛られずに観光も兼ねて2年間台湾で生活できるイメージ。
ゴールドカードは将来的に永住権を手にいれることを視野に入れて、台湾で生活し働きながら慣れるためのビザといえます。
次にそれぞれの詳細をチェックしましょう。

台湾の「デジタルノマドビザ」
デジタルノマドビザは場所に縛られないノマドワーカーが、期間限定ながら台湾で仕事と観光を両立できるビザです。
2025年に新設され、2026年に改定されたデジタルノマドビザは台湾としても非常に力を入れており、公式ページがあります。もちろん日本語表示もできます。
このページでは要点だけを紹介していますが、興味のある人は下記の公式ページを熟読してください。
デジタルノマドビザの対象者は、前提として台湾入国の際のビザ免除対象国の国民が対象となります。日本は対象国の一つですので、日本国籍であれば、これは問題ありません。
また過去6ヶ月の平均預金残高が1万米ドル以上であることが絶対条件。
それ以外の条件は下記の内1つです。
年収は過去2年間のいずれかで指定金額以上稼いでいれば大丈夫です。
デジタルノマドビザは、例えばアジアでは日本や台湾以外でもタイ、韓国、マレーシア、インドネシアなど世界50ヶ国以上で発行されており、他国が発行したデジタルノマドビザを持っていれば台湾でも通用します。
上記3つの条件のどれかに該当していればOKです。ハードルは意外と低いです。
ただし台湾で働くことはできないので、台湾では台湾以外の国とのリモートワークのみになります。ネット環境さえあればどこでも仕事ができるフリーランスには最適なビザです。
上記どれかを満たした上で、必要書類(ビザ申請書、個人写真、パスポート、招聘・仕事証明、資格証明書類、預金証明、国際医療保険証明など)を用意してお近くの台北駐日経済文化代表処に申請。
台北駐日経済文化代表処は、札幌、東京、横浜、大阪、福岡、那覇にあります。

審査期間は14〜20日が目安。審査が通ればビザをゲットできます。
このビザは6ヶ月有効ですが、3回まで更新可能(台湾で更新可能)なので最大2年間は台湾滞在が許可されることになります。
また、家族帯同は不可ですが、2026年から配偶者のみ台湾での就労許可を申請することが可能となっています。就労ビザの審査が通り、台湾で働くことができれば、デジタルノマドビザ不所持の配偶者も長期滞在が可能になります。
台湾の「ゴールドカード」
ゴールドカードは特定分野の専門家であり、将来的に家族帯同で台湾に移住を考えている人には最適です。
こちらも公式のページが用意されています。日本語表示可能です。
正式には「台湾就労ゴールドカード」ですが、一般的に「ゴールドカード」と呼ばれています。
ゴールドカードは居留査証(居留ビザ)、労働許可証、外国人登録証(ARC)、再入国許可証を含む4つの機能を備えたフォーインワンカードです。

滞在期間は1〜3年とされていますが、これは申請者の希望によって変わります。また期間が切れても再申請可能。
そして最大の特徴は3年経過(年間平均183日以上滞在)で台湾永住権の申請が可能なことです。
今までの就労での居留ビザでは最短でも5年かかりましたが、ゴールドカードをゲットできれば3年で永住権が手に入ることになります。これは最短で永住権を得る方法です。
またゴールドビザ所持者は健康保険にも加入でき、年収300万元以上になると台湾での所得税が優遇されます。至れり尽くせりですね。
ただし、ゴールドカードを手に入れるのは結構難関です。
ゴールドカードは特定分野の専門知識や能力のある人のみが申請可能となります。
特定分野とは下記です。
それぞれの専門分野でのスキルや実務経験、収入、受賞歴などの条件があり、それらを審査されて、審査を通過する必要があります。
デジタルノマドビザと比較するとハードルはかなり高いですが、上記の分野で働いていて、それなりの実績がある人は条件を確認してみると良いでしょう。
難関ではありますが、それでも2018年のスタート以降101の国から合計8000人以上(2026年4月現在)の人がゴールドカードを手にしています。
申請は必要書類(パスポート、個人写真、資格要件を証明する資料データなど)などを用意し、公式ページよりオンラインで行います。
なお、家族帯同も可能ですが、デジタルノマドビザと同様、配偶者も就労ビザを取得することができます。

「ゴールドカード」の中の一つ「デジタル分野」について
同じデジタル繋がりでデジタルノマドビザと比較されることがあります。
デジタル分野のゴールドカードを取得する条件は下記のようになっています。下記の中の一つをクリアしていればOKです。
なかなかハードルは高そうですね。
しかし該当する人もいるはず。そして同時にデジタルノマドビザの資格要件にも該当している人もいるはず。
両方の資格がある人は基本的にはゴールドカードを取得した方が良いでしょう。
そうすれば台湾での仕事も受注できるし、就職も起業もできる。台湾での健康保険にも加入できるので、日本の健康保険には加入しておく必要もなくなります。更に永住権も視野に入る。
外僑永久居留証(APRC)は一度取得すれば更新は不要。台湾での就労は自由です。
外僑永久居留証は国籍ではなく、あくまで永住権なので、日本の国籍を保持したまま台湾の永住権を持ち、2拠点生活をすることもできます。
台湾の「デジタルノマドビザ」と「ゴールドカード」まとめ

デジタルノマドビザとゴールドカード、どちらも資格要件を満たしているという人は、基本的にゴールドカードをおすすめします。
しかし、まずは台湾での生活に慣れたいと思うならデジタルノマドビザを取得し、その後の計画としてゴールドカードを視野に入れておくという形も良いでしょう。
なお、こららのビザは内容が改定されることがあるので、検討する場合は最新情報を上述したリンク先などで必ず確認してください。
実際はビザが欲しくても両方とも資格要件を満たしていない人が多いだろうと思います。
そんな人は他のビザを含めて検討するか、頑張って資格要件を満たすよう努力するか、あるいはあくまで旅行者として台湾を楽しむかありません。
デジタルノマドビザならハードルは低いので、努力次第で資格要件を満たせるかもしれませんよ。特に若い人にはチャレンジして欲しいと思います。
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