
このブログの読者のような台湾好きな皆様は当然目にしたことのある騎楼。
通りに面した建物の1階部分をくり抜き、2階部分を屋根のように利用。日光や雨を遮りながら安全に歩ける歩道。
騎楼は台湾だけと思っている人もいるかもしれませんが、実はヨーロッパや東南アジア、中国など各地で見られます。
騎楼についての詳細は下記を読んでみてください。
→ 商店街?台湾の「騎楼(亭仔脚)」を知れば台湾観光旅行がもっと楽しい!
世界各地にあるとは言え、日本では見かけないですよね。
実際、日本にはほとんどないのですが、実は全くないわけではありません。
沖縄県宜野湾市グリーンベル商店街
日本では建築基準法により騎楼を作るのが難しい上に、都市計画上、建物を連続して作りにくく、天候的な面でもその必要性が薄かったため普及しなかったと言われています。
でも、日本でもいくつか騎楼っぽい場所はあり、中でも日本で最も騎楼らしいと言われているのが沖縄にあるグリーンベル商店街。

完全に騎楼です。ぱっと見、台湾っぽくもあります。道路の反対側も同じような構造の騎楼。
アーケードの単なる屋根ではなく、建物の1階部分をくり抜いている形です。

沖縄は台湾の気候に似ていて、直射日光が厳しい上に雨も多いので、沖縄には適したスタイルのような気がします。
グリーンベル商店街の場所とアクセス
沖縄県宜野湾市普天間にあります。
通りのどこからどこまでが商店街の定義となっているのかは不明ですが、騎楼があるのは330号線の入口から150メートル程度です。
アクセスは那覇バスターミナルから90番、125番、190番などの路線バスに乗り、普天間バス停で下車。約1時間くらいです。
レンタカーなら330号線を走っていれば到着します。
琉球八社の一つ普天間宮のすぐ近くなので、参拝がてら寄ると良い観光コースかもしれません。また、ポケモンセンターがあるイオン沖縄ライカムも車で10分かからない場所にあります。
グリーンベル商店街の歴史
1962年、普天間に公設市場ができました。
市場ができると多くの人が集まります。翌年には公設市場横に「公設市場通り商店街」ができました。これが現在のグリーンベル商店街の前身です。
現在グリーンベル商店街の横にはサンフティーマという商業施設がありますが、かつてはここは宜野湾市役所でした。

市役所があり、市場があり、商店街もある。そんな街だったここは多くの人々で賑わっていたそうです。
しかし1980年代に入ると、近隣にスーパーがいくつも開店し、宜野湾市役所が移転し、公設市場も閉場となってしまいました。
市場が閉場となってしまったため、公設市場通り商店街は名称をグリーンベル商店街に改称。
平和的なイメージのグリーンと鐘の名称は「平和の鐘を鳴らす」という意味で公募で決められたそうです。
市場の跡地はパチンコ屋になり、商店街全体も徐々に人が少なくなり、またお店も減りました。

新しくできた建物は騎楼になっていません。市場跡地のパチンコ屋も当然騎楼はありませんが、向かい側は騎楼があります。
グリーンベル商店街のお店
私が訪れたのは土曜日の昼間でしたが、半数以上のお店がシャッターを閉めており、営業しているお店はまばらでした。
かなり寂しくなってしまっています。

騎楼となっている部分の歩道には商店街の名前にちなんでかグリーンの色が付いています。

中央ミートと下田ミートというお肉屋さんが並んでいます。市場の近くだったので、本来はこういうお店が多かったのかもしれません。

かつてはスーパーだった建物は取り壊しになるのでしょうか。

台湾の騎楼の1階部分はあくまでその建物の保有者の敷地であり、自分の敷地を一般開放しているような形です。
一方、グリーンベル商店街の騎楼の歩道部分は何と市道だそうです。(参考:宜野湾市立博物館はくぶつかんネット第57号)
つまり市道の真上に住居があるという状態。
ありえない状態のような気がしますが、建設当時はゆるかったのでしょうかね。
しかし市道であるので台湾ではよくある建物と建物の間の段差は全くありません。歩きやすいです。

BARBER'S NYという洒落た床屋さんと、検索すると色々情報が出てくる人気のカフェFLAP COFFEE。
寂れた商店街を見るのは悲しくなるので、こういうお店が増えると良いですね。
隣のサンフティーマには核テナントとしてリウボウストアがあり、集客はあるので、サンフティーマに来る人たちの利便性を考えて、サフティーマを補完するようなお店があると良いなと思います。
沖縄県宜野湾市グリーンベル商店街まとめ

多分日本で一番騎楼らしい騎楼を見ることができるグリーンベル商店街。
一般人には単なる寂れた小さな商店街ですが、台湾好きな人から見れば、ここは少しだけ台湾らしさを感じる注目スポット。
騎楼となっている建物の多くは市場通り商店街の古い建物なので、その内徐々に取り壊しになってしまうかもしれません。
行ってみたい人はお早めに。
台湾好きで、たまたま沖縄に観光に来ている人はぜひ一度寄ってみて台湾らしい騎楼を見てみてください。
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