
2024年から始まった新NISA。やっている人の多くはアメリカや日本の投資信託の銘柄を買ったり、積み立てたりしていると思います。
分散投資を考えている人は金に連動するETFや新興国などの投資信託を含めてポートフォリオを作成している人もいるはず。
でも、台湾好きなら台湾の株式銘柄もぜひ新NISAに含めてみてください。
この記事では、「iFreeETF キャセイ台湾テックリーダー」と「台湾イノベイティブ・テクノロジー50」という2つのETFを、特徴・投資対象・向いている投資家像などの観点から初心者向けにわかりやすく比較します。
目次
台湾株ETFの魅力
台湾は半導体を中心とした世界有数のテクノロジー拠点。日本以上のIT大国です。
特に、TSMC(台湾積体電路製造)をはじめとするハイテク企業が全世界のテクノロジーサプライチェーンを支えています。
このブログを読んでいるような台湾好きな皆様は知っていると思います。
そんな台湾の成長に投資できるETFが日本でも注目されています。

ETFとは株と同じ感覚でタイミングを見て売買できるもので、市場価格は常に動いていますから、指値と言って指定した価格になったら購入するということができます。
面倒臭そうに見えますが、でも実は成行と言って証券会社に任せて購入してもらうこともできます。
そして今回ご紹介する2つの台湾株ETFは新NISA成長投資枠の対象銘柄なので、簡単に台湾の株式に投資することができてしまうというわけです。
新NISAで対象になっているのは「iFreeETF キャセイ台湾テックリーダー」と「台湾イノベイティブ・テクノロジー50」。この二つ。
実はこの他に「iシェアーズ MSCI 台湾 ETF」というものもあるのですが、日本ではなく外国株式になる上に、証券会社によっては新NISA対象ではない会社もあるため、今回はあえて除外しています。
参考までに「iシェアーズ MSCI 台湾 ETF」は他の2つの台湾ETFと違い、IT関連企業に関わらず台湾株式全体の大型・中型株に投資するものです。
以下に、台湾の主要産業であるIT・テクノロジー関連に絞った投資ができる「iFreeETF キャセイ台湾テックリーダー」と「台湾イノベイティブ・テクノロジー50」の二つのETFをまとめます。
iFreeETF キャセイ台湾テックリーダー(413A)
ではそれぞれのETFの要点をまとめてみます。
iFreeETF キャセイ台湾テックリーダーは2025年9月に設定され上場されたETFで、大和アセットマネジメントが運用しています。
略称は「iFree台湾テック」あるいは「キャセイ台湾テック」とも言われます。
概要や運用実績など詳しく知りたい人は、運用元である大和アセットマネジメントの公式ページをご覧ください。
以下、要点をまとめます。
銘柄数は現在約30社ですが、これは多少変動することがあるようです。
組入銘柄は半導体関連企業が多めです。
特徴としては、台湾のテクノロジー分野の主要リーダー企業を厳選していること、そのため成長性と安定性のバランスが売りです。
1口単位で購入できます。記事執筆時点(2026年1月)、1口2000円台です。
台湾イノベイティブ・テクノロジー50(412A)
正式名称は「NEXT FUNDS TIP FactSet 台湾イノベイティブ・テクノロジー50指数連動型上場投信」ですが、長いので略称「台湾テック50」と呼ばれています。
iFreeETF キャセイ台湾テックリーダーと同時期である2025年9月からスタートしています。
こちらも同様に台湾のテクノロジー企業に投資できます。
運用情報などの詳細は運用会社である野村アセットマネジメントの公式ページを参照してみてください。
以下に要点をまとめます。
こちらは50社なので、iFreeETF キャセイ台湾テックリーダーより多めです。
台湾のテクノロジー関連企業が主体ではありますが、半導体だけでなく、電子機器・IT関連企業も組み込まれています。
また新興・成長テクノロジー企業を広くカバーしていることも特徴の一つで、リスクもある一方、大きな成長性も見込めます。
1口単位で購入できます。記事執筆時点(2026年1月)、1口2000円台です。

「iFreeETF キャセイ台湾テックリーダー」「台湾イノベイティブ・テクノロジー50」比較表
二つのETFを比較できるよう表を作ってみました。2025年1月現在の情報なので、例えば信託報酬率や構成銘柄などは今後変わる可能性があります。
大きな違いは対象となる銘柄です。
IT関連企業で構成されている点は両者変わりませんが、iFreeETF キャセイ台湾テックリーダーは時価総額、業績などが考慮された台湾の主要な会社のみであるのに対し、台湾イノベイティブ・テクノロジー50は主要IT企業を押さえつつ、大きな将来性が見込める新興企業も含んでいます。
組入銘柄が多い方が安定性が高いと思われがちですが、上記の理由で、どちらかと言うと、ハイリスクハイリターンなのは台湾イノベイティブ・テクノロジー50、安定性重視ならiFreeETF キャセイ台湾テックリーダーということになります。
| 項目 | iFreeETF キャセイ台湾テックリーダー | 台湾イノベイティブ・テクノロジー50 |
|---|---|---|
| 上場市場 | 東京証券取引所 | 東京証券取引所(元は台湾) |
| 運用会社 | 大和アセットマネジメント | キャセイ投信(台湾)/野村アセットマネジメント |
| ベンチマーク指数 | キャセイ台湾テックリーダー・セレクト指数 | 台湾イノベイティブ・テクノロジー50指数 |
| 信託報酬率(税込) | 約0.721% | 約0.723% |
| 構成銘柄数 | 約30社 | 50社 |
| 主な構成銘柄 | TSMC、鴻海、メディアテック | TSMC、メディアテック、AUO |
| 投資の柱 | 台湾の主要テックリーダー | 台湾の新興・高成長テック企業 |
| 安定性 | 比較的高い | やや低い |
| 成長性 | 中程度〜高い | 高い〜非常に高い |
| 向いている投資家 | 安定志向、中長期投資派 | 成長志向、リスク許容度高い投資家 |
| 新NISAでの位置付け | 成長投資枠に最適、保有コア候補 | 成長投資枠に最適、サテライト候補 |

TSMCとは?
上記で説明した通り、iFreeETF キャセイ台湾テックリーダーと台湾イノベイティブ・テクノロジー50には両方ともTSMCが入っています。
TSMCは半導体の製造だけを行う世界最大の会社で、世界シェアは過半数を超えていると言われています。新竹市に本社があります。
例えばAppleやNVIDIAは半導体の設計を行いますが、製造はできません。TSMCに発注しているのです。
半導体がないと現在の世の中は滅ぶと言っても過言ではなく、その需要は今後も当面続くどころか、需要は増える一方だと思われます。
そんなTSMCはiFreeETF キャセイ台湾テックリーダーと台湾イノベイティブ・テクノロジー50ともトップ比率の構成銘柄とされています。
現在の正確な比率は公表はされていませんし、変動しますが、TSMCはiFreeETF キャセイ台湾テックリーダーは30〜40%、台湾イノベイティブ・テクノロジー50は30%を占めると言われています。
今後も当面は伸び続けるだろうTSMCがメインであると言うことは、これらのETFはある程度安泰と言う見方もできるかと思います。
なお、両ETFとも年2回組入銘柄の入れ替えや比率の調整が行われます。つまり業績の悪い企業は落とされ、好調な企業だけが組入銘柄に残ります。
簡単に言うと、入れ替えや比率の調整が行われることで、常に台湾最強のIT企業が厳選されるという状態を維持します。
TSMC以外にも急成長する企業があれば、その比率も上がるはずなので、台湾の今後のさらなる成長が楽しみになりますね。
iFreeETF キャセイ台湾テックリーダーと台湾イノベイティブ・テクノロジー50を購入してみた
両者の特徴が理解できたでしょうか?
台湾は日本同様に災害が多い国です。台湾に投資すると言うことは、間接的に台湾を応援することにも繋がります。
寄付をすると言う直接的な支援だけでなく、台湾旅行に行く、たくさんお買い物をすると言うのも一つの支援の方法であり、投資もそうです。
オルカンやS&P500だけでなく、ぜひ台湾株式ETFも検討してみてください。
言うだけではなく、私も少額ですが、購入しています。

iFreeETF キャセイ台湾テックリーダーは購入したばかり、台湾イノベイティブ・テクノロジー50は1ヶ月ほど前から始め、好調だったので後日追加購入しています。
両方とも現在50口づつ保有しています。とりあえず当面はこのまま様子見の予定。
新NISAで購入できる2つの台湾株ETF比較まとめ

両ETFとも2025年9月から始まったので、まだ過去の実績というものがほとんどありませんが、だからこそ期待できると思っています。
2000円台で1口購入できますので、どなたでも少額から投資し、台湾を応援することができると同時に、その恩恵に預かることもできます。
儲かるかどうかはあなた自身が判断してください。元本の保証もありませんが、新NISAの対象になっているということは金融庁がおすすめしている銘柄でもあります。
保有していると、自然に台湾の経済状況にも敏感になりますので、より台湾に関する知識も増えてくると思います。
まずは少額から検討してみてはいかがでしょうか。
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