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台湾でスマホを使うならeSIMまたはSIMカードを推奨

台湾でスマホを使う
当たり前ですが日本国内から出れば渡航先で使える通信手段を確保しなければなりません。特に現代はスマホ必須の時代です。
台湾に行く場合も現地で使える通信手段を確保しなければなりません。面倒ですが絶対に考えなければならないことです。
- SIMカード/eSIMがおすすめな理由
- 海外ローミングで断然おすすめの携帯キャリア
- 050番号を持っていると安心
- 携帯型Wi-Fiをおすすめする場合
これらについて解説しています。特に初めて台湾旅行に行かれる方は下記の内容を良く読んでから自分に合った方法を選択してください。
台湾での通信手段
通信手段
- SIMカードを入れ替える、またはeSIMの設定をする
- 日本で使っているキャリアの海外ローミングサービスを使う
- 携帯型のレンタルWi-Fiを使う
- 空港、駅、ホテルなど街中の無料Wi-Fiだけで凌ぐ
衛星通信など特殊なものを除けば主にこの4つです。このページでは1の方法をメインに2と3についても解説します。4については言及しません。内容をよく読んであなたに合ったものを選ぶと良いですが、おすすめはSIMカードかeSIMです。
SIMカード・eSIM
SIMカードとeSIMの役割は同じです。台湾の通信会社の回線を使って通信する方法です。個別に解説します。
SIMカード
まずはこれについて解説します。SIMカードは通常あなたの携帯に挿入されている物理的な小さいカードです。これを台湾で使えるカードに変更するというのが最もわかりやすいやり方です。
台湾で使えるSIMカードは「台湾だけで使えるSIM」と「海外数カ国以上で使える共通SIM」がネットで事前に購入できます。事前に容量分(日数分)を購入するプリペイドSIMになります。
注意ポイント
- データ通信専用のタイプは携帯電話番号での通話やSMSはできません。
- 必ずSIMフリーのスマホを用意すること(SIMロックになっていると利用できません)。
- 飛行機の中または現地空港でSIMカードを差し替えますが、SIMピンを必ず持っていくこと。
- 差し替えた日本のSIMカードは絶対に紛失しないよう保存すること。
台湾だけで使えるSIMは下記のようなものがあります。FAREASTONE(遠傳電信)に繋がります。遠傳電信は台湾の通信会社5社の中で3番目の勢力の会社です。日本で言えばSoftBank的な位置付け。
私はこれを2週間以上台湾各地で使っていましたが、全く問題ありません。繋がらないという場所もなく、速度も快適でした。Amazonで購入すると3日〜20日まで滞在日数に応じて選択できます。
データ無制限なのが安心です。どんなにオンラインゲームをしても動画を見ても問題ありません。電話はLINEやSkypeなどはOKです。
台湾だけしか行かないのであれば「海外数カ国以上で使える共通SIM」は特に必要ありません。複数国で使えて便利なように思えますが、一般的に当然ですがやや割高になります。
eSIM
もう一つの選択肢はeSIMです。
eSIMとは
物理的なカードではなく、スマホに内臓されたSIMのこと。設定をするだけで使えるようになる。
旧来型の携帯電話やスマホは物理的なSIMカードしか対応していないものがあります。最近購入したスマホの多くはeSIMに対応していると思いますが、説明書などを良くご確認ください。
ちなみにiPhoneの場合は2018年以降に発売された機種はeSIMに対応しています。また同時にデュアルSIMにも対応しています。
デュアルSIMとは
SIMを2枚使うことが可能なこと。iPhoneの場合はSIMカードとeSIMの2つが利用可能。
eSIMは設定をするだけです。やり方さえわかれば最も簡単で安全です。多くはQRコードを読み込むだけで設定は完了します。
iPhoneの場合は日本で使うSIMカードを挿したまま、台湾のeSIMを使うことができます。またeSIMも当然ながらSIMフリーの端末であることが使用条件となります。
上記のeSIMは台湾最大のキャリア中華電信に繋がりますので安心です。こちらもデータ通信のみですので通話やSMSはできません。
なおデータ通信量は無制限ではありますが、指定の通信量を超えると速度が低下しますのでご注意ください。(指定の通信量は事前に選べます)
もう一つ注意点は台湾の空港に来てから設定することになるので、空港のWi-Fiを使ってQRコードを読み込み、設定することになることです。なお日数(時間)に余裕があるものを購入すれば日本での設定も可能です。
eSIMのメリット
- SIMピンを用意しなくて良い
- 入れ替えないので日本のSIMカードを紛失するリスクがない
今後将来的にはeSIMが主流になってくるものと思われますが現状ではまだまだ物理的なSIMカードが主流です。
なお、どうしても電話機能がないとダメという人は台湾の空港でSIMカードを購入しましょう。空港には通信キャリア各社の店がありますのでそこで通話時間が設定されたSIMを買うことができます。ただし料金はかなり高くなります。
電話は前述のようにLINEなどのインターネット回線を使った通話は可能です。またスマホで使える050番号を取得しておけば、これは海外でも使用可能です。
050番号
これはSIMとは関係ありませんが海外でも電話番号が欲しい人向けに紹介しておきます。
050から始まる電話番号はIP電話と呼ばれるものです。電話回線を使うのではなくインターネット回線を使います。インターネット回線を使うので台湾を含め外国でも通話ができます。
LINEなどと同じ仕組みですが特徴は固有の電話番号が取得できる点や携帯電話より大幅に格安で通話できる点です。
050は固定電話でも使えるものがありますが、アプリを使ってスマホからも利用できます。
私はMY050というアプリを使っています。これを使っている理由は
MY050のポイント
- 台湾にいても日本にいても電話の発信、着信が可能
- 通話料が携帯電話よりかなりお得(およそ半額)
- 維持費が安い
- 0120フリーダイアルへの通話も可能
私はiPhoneでSIMを2つ使っており、また050番号もあるので1台のスマホで3つの電話番号を持っていることになります。050番号は主に発信で使っています。通話料が安いので大変節約になっています。
他にも050アプリはいくつかありますが、0120フリーダイヤルにかけることができるものは少ない(その上高い)です。万が一台湾でクレジットカードを紛失してしまった!なんていうことがあった場合、連絡先は日本のフリーダイヤルだったりします。
そんな時のリスクも考えると安心です。詳しくは下記からその内容をご確認ください。
海外ローミングサービス
ローミングとは
契約している利用範囲外で別の事業者の設備を使って通信をすること
2の海外ローミングですが大手キャリアはそれなりに料金がかかりますが、楽でおすすめなのは楽天モバイルやahamoです。というかこの2社しか選択肢がないレベルです。
使い方にもよりますが、数日滞在なら楽天モバイルをそのまま使うだけでOKでしょう。ある程度長期でもahamoの場合なら通常料金の範囲内で20GBも使えるので安心です。
docomo、au、SoftBankを使っている人は各社のホームページや店舗でご確認ください。これらの大手は別途申し込みが必要だったり、ローミング自体が結構高額だったりもしますので台湾で使うのはあまりお勧めしません。
また格安SIM会社は多くの場合海外ローミングサービスを行っていませんが詳細は各社へお問い合わせください。
台湾に良く行くという人はこの際、楽天モバイルやahamoに乗り換えるというのも手です。そうするとSIMカードを入れ替えたり、設定などをしなくても良いので楽です。
で、結局どっちが良いの?という話ですがそれぞれ特徴があります。どう使うか、どの程度使うかによって変わってきます。
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ahamo |
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結論としては下記のようなケースがおすすめです。
ポイント
- 楽天モバイル=デュアルsimの副回線、もしくは2台目端末での利用や電話での通話が多い人、数日間の台湾滞在者
- ahamo=台湾で2週間程度の長期滞在をすることがある人、台湾以外の海外にも良く行く人
台湾に良く人でデュアルsim端末を持っている人は主回線をahamo、副回線を楽天モバイルにすると最強ですね。
楽天モバイルについては詳しく知りたい人は以下の過去記事を参照してください。
公式ページから内容を確認し、ネットで申し込むことができます。それぞれのプランを確認しご検討ください。
携帯型レンタルWi-Fiルーター
携帯型Wi-Fiとは
小さなルーターでSIMが内蔵されており、携帯電話回線でインターネットに接続しています。このルーターからお持ちのスマホなどへはWi-Fiで接続します。
自宅で使うこともでき、持ち運びも可能なので日本で使っている人もいると思いますが、海外に行く場合は海外で使える端末を用意しなくてはならず、通常はレンタルします。
レンタルの多くは空港で受け取り、返却しますが、中には郵送というところもあるようです。
携帯型Wi-Fi(ポケットWi-Fi、ポータブルWi-F、モバイルWi-Fiなどとも呼びます)はメリットとデメリットがあります。
1台持っていれば複数台接続できるので家族または複数端末持っている人は便利なのが大きなメリットです。
デメリットはいくつかあります。
デメリット
- 受け取り、返却が面倒
- 複数端末で使うと速度が遅くなる場合がある
- 携帯用Wi-Fi端末自体も充電しなければならない
- 通信容量が少ない場合がある(無制限だと高い)
- 家族で使用する場合離れることができない(迷子になった場合は連絡が取れない)
スマホを1台しか使わない場合はかなり割高になります。2台、3台と使うとお得ですが、通信速度が遅くなる場合もあります。その辺は十分考慮が必要です。
そのためどうしてもWi-Fiを借りるのであれば利用者の口コミなどは参考にした方が良いと思います。
おすすめは利用者数が最も多いグローバルWiFiです。利用者が多いということはそれだけ利用者が満足し、リピーターになっている証拠です。日本の空港または郵送で機器の受け渡しができます。
もう一つの選択肢は台湾の空港で機器を受け取る方法です。通信容量は無制限で、実はこちらの方が費用は安く済みます。
ただしデメリットは折角台湾に降り立ってすぐにどこかに行きたいのに空港で手続きの時間を取られることです。検討してみてください。
- 事前に用意しておいて台湾での時間を少しでも多く楽しみたい人は
グローバルWiFi
- 必要経費はとにかく安く抑えたい人は
kkday-台湾|4GポケットWiFiレンタル
台湾|4GポケットWiFiレンタル(無制限)|桃園・松山・高雄空港受取
まとめ

台北市内
まとめるとおすすめの利用者像は
SIMカード | 最も安く手軽にデータ無制限で利用できるので誰でもおすすめ |
eSIM | 動画を観ないなら一番楽 |
海外ローミング | 頻繁に台湾や海外に行くなら楽天モバイルかahamo推奨 |
携帯型Wi-Fi | 複数台接続が必要な人 |
たまに台湾に行く程度の人はおすすめはSIMカードまたはeSIMです。常客証を持っているレベルで台湾に行く人は楽天モバイルかahamoにMNPしてしまった方が節約になる上に何も設定しないので楽です。
また、これら以外に別途050番号を取得しておくと節約と安心が手に入ります。MY050は使い勝手が非常に良いので是非チェックしてみてください。