目次
ahamoなのか楽天モバイルなのかそれとも・・・
海外でスマホ(携帯電話、タブレット含む)を使う場合は何らかの対応が必要です。
SIMカードやeSIM、ポケットWi-Fiを使う手もありますが、ここではもう一つの選択肢である国際ローミングについて解説していきたいと思います。
結論を先に言うと安く便利で楽に使うならahamoか楽天モバイルがおすすめです。
国際ローミング以外のeSIM、SIMカード、ポケットWi-Fiなどについては下記を参照してください。
こちらもCHECK
-
台湾専用のeSIM・SIMカードで快適な通信環境を手に入れよう
目次1 台湾でスマホを使うならeSIMまたはSIMカードがおすすめ1.1 台湾での通信手段1.2 台湾で使える【プリペイド】eSIMとSIMカード1.2.1 台湾おすすめプリペイドeSIM1.2.2 ...
続きを見る
下記の内容は記事執筆時点(2023年5月)での情報です。料金やサービス内容などは変更になる可能性がありますので最新の情報は各社の公式ページなどでご確認ください。
国際ローミングとは
通信会社の提携によりサービスエリア外であっても同様のサービスができることを指します。
外国で使う場合は国際ローミング(または海外ローミング)と呼ばれ、日本の通信会社と契約したまま外国でも現地の通信会社のサービスを使い通信が可能となります。
国際ローミングのサービスを提供している日本の通信会社はいくつかあります。もちろん各社世界中の国や地域全てで対応しているわけではないですが、ここでは台湾に対応していることを前提に話を進めます。
国際ローミングサービスがある通信会社
下記の表はデータ通信に対応しているブランドです。
NTT docomo系列 | docomo、ahamo |
au系列 | au、UQモバイル |
SoftBank系列 | SoftBank、Y!モバイル、LINEMO |
楽天モバイル | 楽天モバイル |
大手3社はサブブランドで格安SIMを展開しており、そのほとんどは国際ローミングに対応しています。
ただしau系列のpovo2.0だけは未対応です(以前のpovo1.0時代は対応していましたが現在のpovo2.0は国際ローミング未対応です。ご注意を)。
一般に言う格安SIM(MVNO)は一部で音声通話やSMSには対応していても、データ通信のローミングには対応していません。
例えば
- OCNモバイルONE
- BIGLOBEモバイル
- HISモバイル
- イオンモバイル
- b-mobile
- IIJmio
- 日本通信
これらの格安SIMは海外でのデータ通信はできません。音声通信やSMSのみです。結論としてMVNOはデータ通信できず、MNO系列のみと言うことになります。
(HISモバイルは「変なSIM」で海外データ通信サービスを提供していましたが、現在はサービスを終了しています)
はてな
- MNO = 自前の基地局を持ち通信事業サービスを行う事業者
- MVNO = 自前の基地局を持たずMNOから回線の一部を借りて通信事業サービスを行う事業者
MNOは日本ではdocomo、au、SoftBank、楽天モバイルの4社です。この4社及びその直系のサブブランドしかデータ通信の国際ローミングサービスは提供していないと言うことです。
ではMNO4社の国際ローミングサービスの概要を見ていきます。詳細はブランド名のリンク先をご参照ください。
NTT docomo系列
docomo |
|
ahamo |
|
au系列
au |
|
UQモバイル |
|
SoftBank系列
SoftBank |
|
Y!モバイル |
|
LINEMO |
|
楽天モバイル
|
台湾に行くならおすすめはahamoか楽天モバイル
上記は概要のみですが、これを見ていただいただけでもほとんどのブランドは手続きが面倒なことがわかります。
ahamoと楽天モバイル以外は事前の申し込みや手続きが必要な上に別途料金がかかるのです。
ahamoと楽天モバイルに共通する点は事前の手続きが不要でそのまま台湾に持って行けば台湾の通信会社の電波を掴んで通信が可能となる点です。
ここに注意
渡航後にデータローミングがONになっていることを確認してください。
- iPhoneの場合は「設定」→「モバイル通信」→「通信のオプション」→「データローミング」
- Androidの場合は「設定」→「接続」→「モバイルネットワーク」「ローミング設定」→「データローミング」
そしてもう一つの共通点は海外でのデータ通信量は日本でのデータ通信量に含まれるという点です。
具体的に言うと例えばahamoの場合、料金は20GBコースしかありませんので
- 5月1日〜10日まで日本に滞在し5GB使った
- 5月11日〜25日まで台湾に滞在し10GB使った
- 5月26日〜31日までは日本で5GBまでしか使えない
こんな感じになります。これ以上使う場合は追加チャージが必要になります。
ahamoと楽天モバイルの比較詳細
どちらも台湾は対象国となっていますので使えます。それぞれ特徴がありますのでまとめます。
ahamoの台湾での接続先に記載のある台灣之星は台湾大哥大と合併しましたので今後は端末に表記はなくなると思われます。またahamoの遠傳電信のみ5Gに対応。他は基本的に4G(LTE)に繋がります。
今後は5G対応地域が増える予定です。台湾の通信事業者は下記を参考にしてください。
-
参考台湾の携帯通信事業者が業界再編!吸収合併により5社から3社へ
目次1 台湾の携帯通信事業者5社は多かったかも?1.1 台湾の携帯通信事業者とは1.2 新たな勢力図1.3 我々旅行者への影響2 まとめ 台湾の携帯通信事業者5社は多かったかも? 台湾の携帯通信事業者 ...
続きを見る
ahamoがおすすめな人
何と言っても20GBまで使えると言うのは大きな安心感があります。ただし楽天モバイルと比較すると維持費が高くなってしまうことと16日以上滞在する場合は事実上使い物にならないため長期滞在には不向きです。
具体的な利用者像はこんな感じです。
ahamoがおすすめな人
- 15日以内の旅行、出張
- 台湾以外の国へもよく行く人
- 動画やオンラインゲームをよくする人
データ通信量がかなりあるので動画やオンラインゲーム、音楽ストリーミングをよく使う場合は数日の滞在でもahamoをおすすめします。
また台湾での接続先が楽天モバイル2社に対してahamoは3社なので、より広い範囲で繋がるだろうことと、一部は5Gにも対応しますので速度的にも有利かと思われます。
ahamoは店舗がなく、基本的にネットで加入などの手続きを行います。相談や質問などがある場合はdocomo店舗で有料でサービスを受けることができますが、ある程度のITリテラシーが求められます。
日本国内ではもちろんdocomo回線なので安心です。今現在あなたが主回線で使っているキャリアと比較してみてください。
国内と海外で20GBまで使えて、国内では5分以内の音声通話無料もついて2970円です。ahamoの方がお得だと思ったら主回線で検討してみることをおすすめします。
楽天モバイルがおすすめな人
何と言っても維持費が安く済むのがメリット。
また2023年6月からは既存の料金プランから楽天最強プランに移行し、国内での電波強度が弱い場所ではau回線に繋がり、別途料金が掛からなくなります。人口カバー率99.9%となるようです。
以前は楽天モバイルを主回線で使うのは少々厳しかったですが、今後はそれもアリですね。
楽天モバイルがおすすめな人
- 数日の旅行、出張
- 電話やSMSをよく使う人
- 維持費を安く済ませたい人
RakutenLinkアプリは神アプリです。これがあれば国内でも国外でも音声通話が無料というのは大きいです。
楽天モバイルも基本的にネット上で加入などの手続きを完結できますが、国内に実店舗が多数ありますので、何か困ったことがあっても相談できる安心感もあります。
楽天モバイルについては下記の過去記事もご覧ください。
まとめ
現状、台湾を含む海外でも便利に使える国際ローミングは事実上ahamoと楽天モバイルしか選択肢がない状況です。
ahamoや楽天モバイルを使って国際ローミングをするメリットは
メリット
- 申し込みや手続き不要でそのまま海外に行ける
- 余計な料金も不要
- 面倒なSIMやeSIMの設定も不要
- ポケットWi-Fi(及び充電器)を持ち歩く必要なし
素晴らしいメリットがありますね。常客証を持っているレベルで台湾に行くことが多い人はahamoか楽天モバイルに乗り換えた方が結局のところ節約になる上に便利です。ご検討ください。
