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台湾旅行再開は早くて2022年10月以降?今後の渡航再開を占う

2022年8月20日

台湾渡航最新情報(2022/8/20)

台中市忠孝路夜市

台中市忠孝路夜市

6月以降、台湾は水際対策の緩和を徐々に進めてきました。8月上旬までは感染者数も微減を続けていましたが、ここのところは停滞か微増に転じています。

これは台湾が兼ねてから危惧していたBA.5の感染拡大だろうと思われます。これは今後も増加し、9月末〜10月頭にかけてピークを迎えると想定されているようです。(Y'sNEWS2022/8/10

では一体いつから台湾に行けるのか?夏からとか秋からと言われてきましたが、やっとその道筋が見えてきました。



台湾国際観光博覧会で蔡英文総統が発言

8月19日〜22日まで台湾国際観光博覧会が開催されています。これは国内外150社が参加する海外旅行の見本市です。

ここではタイガーエアが8月19日当日以降のチケットを割引価格で販売するなど、海外旅行に早く行きたい台湾人に人気だったようです。(CNA2022/10/17

蔡英文総統はこの開会式に出席し「今こそ、外国人観光客誘致に向けた準備を進める時だ」と発言しました。(フォーカス台湾2022/8/19)

7月にも蔡英文総統は海外からの観光客の再獲得に努めると発言しており、そろそろか?という期待も膨らみます。

しかし、これを受けて中央感染症指揮センターは、やはり今後BA.5の拡大が懸念されることを挙げ、今後2週間は様子を見て国境の解放スピードを上げるのは「早くても10月以降になる」と発言しました。(フォーカス台湾2022/8/19

過去ブログにも書きましたが、台湾はまず隔離を撤廃した上で団体ツアーから受け入れる計画のようです。その後、PCR検査の免除、観光ビザの免除を段階的に行い、どこかの段階で個人旅行客を受け入れる方針です。(ウィングトラベル2022/8/4

従って10月から観光客を受け入れたとしても団体ツアーのみであり、個人旅行が可能となるのは順調に進んで年末年始頃と考えるのが妥当な予測だと思われます。

どんなに遅くても春節には解放するでしょう。今年のランタンフェスティバルは23年ぶりに台北で開催されます。世界中から1000万人以上が集まるこのイベントを成功させたいはずです。

ものすごく楽観的な考えをすれば「国境の解放スピードを上げるのは10月以降」ということは、国境の解放そのものはもっと早いのかもしれないという淡い期待もあります。

観光局は「9月にも」と言っており、解放する気満々ですが、CDCが慎重です。日本と同レベルかもしれません。正直言って日本と台湾がここまで世界の標準から遅れるとは思いませんでした。

(2022/8/28追記)

台湾はBA.5の感染が落ち着く頃(9月末〜10月初旬)、日本人観光客を受け入れる予定であると発表しました。(フォーカス台湾2022/8/26

私は以前の予想で国毎に観光客を受け入れるのではないかと予想していましたが、これが的中したようです。しかし団体のみなのか、隔離は撤廃されるのか、入国時のPCR検査はあるのか、観光ビザは必要なのか、と言った情報は不明のままです。

BA.5は日本では一気に感染者数が増えましたが、今のところ台湾では微増に留まっています。今後急激な増加があるのかはわかりませんが、9月末に行けるようになるならば9月中旬には何らかの発表があるでしょう。期待したいです。

 

引用:CNA

ANAが台湾線を増便

とは言え台湾は徐々に国境解放に向けて進んでいることは確かであり、以前にもお伝えしたように各航空会社は台湾路線の再開、増便を次々に発表しています。

私が確認できたものだけでも今までにタイガーエア、チャイナエアライン、スターラックス、Peachが9月以降の再開、増便を公表してきましたが、ANAも増便するようです。

ANAは10月4日から松山-羽田便を週3便から週5便に増便します。(ETtoday2022/8/18

想定通り国境解放が進めば秋には団体ツアーが動き出し、需要は一定数見込めるものと思います。今後も日本-台湾を結ぶ航空会社は就航再開や増便を計画しているものと思います。

まとめ

台中市第三市場

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現在判明している情報で今後の台湾の動きをまとめると

  1. 9月以降BA.5の感染拡大の様子を見る
  2. 早ければ10月には隔離なし、PCR検査あり、要観光ビザで団体ツアーを受け入れる
  3. 段階的にPCR検査、観光ビザを免除
  4. 段階的に個人旅行客を受け入れる

と、こんな感じです。台湾は感染拡大している最中に国境を解放していくのは慎重な姿勢を見せています。BA.5の感染拡大が落ち着いてから、もしくは重症者や死亡者が他国と同様に少ない状況かを見極めたいのだろうと思います。

いずれにしろ日本で「台湾に来てね!」という観光イベントを開催したり、日本の旅行会社を台湾に招いて観光地を視察してもらったりもしていますので、それを考えると今年の秋〜冬には台湾に行ける日が来そうです。

個人的には台湾入国時のPCR検査、そして日本帰国時のPCR検査が免除になれば行きたいと思います。観光ビザ取得は面倒ですが、これは残っていても行きたいです。

10月末にポケモンGOのイベントが台北で開催されます。これに行きたかったですが、少々厳しくなってきました。残念ですが、行ける状況になるのはそう遠い未来ではありません。早く自由に台湾を歩き回れる日が来ることを願います。

なお、台湾渡航に関する最新情報はこちらをチェックしてください。新情報があり次第随時更新しています。



  • この記事を書いた人

NOBU

東京生まれ、東京育ちの50代男。2022年6月より沖縄在住。個人事業主。 曽祖父、祖父が日本統治時代に台湾に住んでいたこともあり、実父は台北生まれ。 好きな街は鹿港と台南。住んでみたい街は台中。
台湾の寺廟、老街、夜市、ローカルグルメに特に興味あり。
台湾華語検定(TOCFL) A1級 / 台湾検定 受験勉強中

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