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厳格な水際対策の台湾はゼロコロナなのか、ウィズコロナなのか?

2022年1月23日

台湾渡航最新情報(2022/1/22)

台北市萬年商業大楼

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オミクロン株の感染拡大によって再び右往左往している世界各国ですが、今だに外国人を基本的に入国させないというような科学的根拠のない意味不明な水際対策をしているのは、世界を見渡しても日本と北朝鮮くらいです。

日本人はコロナを持ち込まないけど、外国人は持ち込むとでも思っているんでしょうか。これは大きな疑問ですね。

先進国は旅行者すらも(多少隔離があったとしても)受け入れています。これはウィズコロナを実践しているためです。経済の悪化を招けば最悪な事態が訪れます。

日本は大丈夫なのかと心配にもなりますが、台湾はどうなっているのでしょう?


「ゼロコロナを目標にはしない」

台湾中央感染症指揮センターの陳時中指揮官は「ゼロコロナを手段とするものの、目標にはしない」と発言しました。(2022/1/21フォーカス台湾

実はこれ、最近になって言い始めたことではなく、昨年7月には既に同様のことに言及しています。(2021/7/18フォーカス台湾

台湾の方針はブレていないのです。日本とは大きく違う点です。

台湾はオミクロン株の市中蔓延が若干起きている模様ですが、水際対策には大きな動きはありません。

日本のように外国人を受け入れないようなこともせず、留学生も受け入れているし、特別入境許可証があればビジネス渡航者も受け入れています。ただし隔離は14日間+自主隔離7日間と厳しいです。

台湾はゼロコロナを目指さないとは言いつつ、陳時中さんの話を要約すると可能な限りゼロにしたいが、それが無理なら共存の道を進むというニュアンスです。

この方針をずっと変えずにここまで台湾は新型コロナ対策の優等生とされてきています。

台湾にはいつ行けるのか?

これは確定的な情報がないので全くわからなくなりました。

いつ行けるのか?というのは旅行者を隔離なしでコロナ前と同じように受け入れる状態を指すとすると、どんなに早くても5月以降でしょう。

台湾は昨年末から今年の春節休暇まで(2月14日まで)の間の台湾人帰国者の隔離を事実上短縮しています。(2021/11/19フォーカス台湾

この後に旅行者の制限緩和を検討する予定となっており、この考えが変わっていないと仮定した場合でも良くて最速でも5月からと推測します。

しかし現実的にはその可能性も限りなく低く、普通に考えれば旅行者を受け入れるとなっても最初のうちは一定の隔離期間を設けるでしょう。

それを考慮するとうまく進んでも夏以降。もっとリアルに考えれば年内に行けるようになれば御の字かもしれません。

昨年秋に情報のあった日台間のトラベルバブルもその後進展はないようです。

現実はなかなか厳しいです。オミクロン株以降もどうなるかわかりませんし、日本の鎖国状態もどうなるかわかりません。

イギリスのように全ての規制を撤廃し、マスクすら不要とするような方向になるには日本も台湾ももっと時間がかかると思います。

まとめ

台北市富宏牛肉麺

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コロナ禍になって2年になります。欧米の先進国は日本や台湾よりも大きな感染者、死者を出していますが、完全にウィズコロナを選択しました

日本や台湾がこの道を明確にして進むようになるのはいつなのでしょう。

特に日本は明確なビジョンなく、一進一退しながら2年経過してしまった感が否めません。2年経過しても対策はまん防と緊急事態宣言ばかりです。

これを打開するには諸外国、特に先進国の動きがカギだと思います。他国が完全に日常を取り戻した状態になった時、日本へも相当な圧力がかかると思われます。

既に一部の国の団体からは開国するよう要望され、WHOからも外国人も入国させろと言われている状態ですが、現在は日本はこの声を無視しています。

アメリカあたりから強く言われると動くのではないかなと思います。

3年目で大きく良い方向に向かうことを願っています。台湾にも早く遊びに行きたいですしね。

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  • この記事を書いた人

NOBU

東京出身、沖縄在住の50代男。文筆業・ネットショップ運営の個人事業主。
曽祖父、祖父が日本統治時代に台北に住んでいたこともあり、実父も台北生まれ。 好きな街は鹿港と台南。住んでみたい街は台中。台湾旅行で得た情報や楽しく快適に旅行できるノウハウなど台湾情報を発信中。
台湾華語検定(TOCFL) A1級 / 台湾検定(国際知識検定) 受験予定 / 台北新四国八十八ヶ所霊場研究家

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