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台湾 ノーマスク宣言!屋外に続き屋内でのマスク着用義務を撤廃へ

2023年2月14日

台湾は遂にノーマスクの世界に復帰へ

ノーマスク

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日本は当初5月からとも言われていた屋内でのマスク推奨を3月13日から撤廃し、個人の判断とする方針を発表しましたが、台湾も一足早く2023年2月20日から屋内での着用義務を撤廃することを発表しました。

昨年(2022年)10月に私が台湾を訪れた時は、屋外・屋内とも原則としてマスク着用は義務でした。日本との根本的な違いは日本はずっとマスク着用は推奨していただけでしたが、台湾はマスク着用が義務でした。

義務でしたので違反した場合は罰金刑となっていましたが、これが大きく変わろうとしています。

2022年12月に屋外マスク着用義務撤廃

既に12月1日からは屋外でのマスク着用義務が撤廃されていました。(日本台湾交流協会2022/11/30

一部で例外などはありますが、脱マスク社会へと大きく舵を切った政策でした。

現地台湾の12月の様子は伝え聞く限りではそれでもまだ多くの人はマスクを着用していたようです。いきなりは外せない上に、元々空気の悪い地域もあり、コロナ関係なくマスク着用していた人も多いからでしょう。

12月時点ではまだ屋内ではマスク着用が義務付けられていましたが、これが大きく変わろうとしています。

2023年2月20日から屋内でのマスク着用義務も撤廃

一部の例外を除き個人判断となりました。(フォーカス台湾2023/2/9

詳細を見てみましょう。

衛生福利部

出典:台湾衛生福利部facebook

台湾衛生福利部ではこの発表について詳細を公表しています。いくつか画像がありますので詳しく確認していきます。

まず1枚目の画像。要約するとこんな感じです。

室内マスク規定緩和

感染流行が安定した場合には屋内でのマスク着用に関する次の一般的な規制が2月20日から実施されます。

  • 指定場所(医療機関・公共交通機関)はマスク着用の義務化
  • 特殊な状況(無症状・高齢者または免疫不全・混雑)ではマスク着用を推奨
  • そのほかの場所では個人判断になります

各学校・幼稚園・教習所・学習塾・託児所など教育対象施設については教育部や衛生福利部の計画に従い関連する防疫対策が強化されますが、感染状況が安定した場合には3月6日から緩和されます。

公共交通機関では依然としてマスク着用は義務ですので、旅行者はご注意ください。旅行者が医療機関に行くことは体調が悪くならない限りないとは思いますが、行く場合はマスク着用をお願いします。

学校関係はマスク着用義務が残りますが、これも順調に進めば3月6日には緩和される予定です。

衛生福利部

出典:台湾衛生福利部facebook

2枚目の画像ではシチュエーションに応じた詳しい規定が書かれています。

要約します。

流行が安定した場合に2月20日から実施される室内でのマスク規制の緩和

以下の屋内指定場所では必要に応じて常時マスクを着用してください。

  • 医療機関:医療・医務・老人福祉・長期介護サービス・退役軍人センター・児童養護施設・心身障害者福祉施設
  • 公共交通機関:車両(鉄道・新幹線・MRT・LRT・バス・タクシー・ロープウェイなど)・飛行機・船舶の中及び構内

以下のような場合はマスク着用を推奨します。

  • 発熱や呼吸器症状がある人
  • 高齢者や免疫が低下している人の外出時
  • 人が密集し適切な距離が保てない場所や換気の悪い場所
  • 高齢者や免疫力の低下した人(特にワクチン未接種の人)と濃厚接触した場合

他の屋内の場所でマスクを着用するかどうかは個人判断になります。

旅行者が注意すべきは公共交通機関ですね。例えば台湾鉄道に乗車中はもちろん、駅の構内もマスク着用義務は残ります

また夜市など人が密集している場所ではマスク着用が推奨されています

衛生福利部

出典:台湾衛生福利部facebook

3枚目の画像です。これは付録として配布されていますので1枚目、2枚目の内容をわかりやすくまとめたもので、我々旅行者には大きく関係する新しい内容はありませんので割愛します。

衛生福利部

出典:台湾衛生福利部facebook

4枚目の画像にはマスク規定を緩和する根拠が書かれています。要約します。

屋内マスク規制緩和の留意点と理由

  • 集団免疫保護(自然感染+ワクチン接種)が大幅に改善:自然感染40%(推定60%超)、3回のワクチン接種率76%での集団免疫保護で部分的な緩和をするのに十分ですが、マスクは脆弱な人たちを保護するために特定の場所や状況で依然として確保されます。
  • 新しい変異株は大きな脅威ではない:集団免疫保護の改善により現在知られている変異株は小さな流行のみを引き起こす可能性が高く、中等症、重症への症例数への影響は限定的であり、医療施設は圧迫していない。
  • 人々は引き続き自発的にマスクを着用:国内の調査やアジアの近隣諸国(韓国など)の状況を見ると、屋内でのマスク規定が緩和された後も、多くの人は自らマスクを着用し、公衆の中で個人判断をすることができる。
  • 国際的な防疫緩和の方向性は一貫している:アジアの多くの国がマスク着用の場所(医療・公共交通機関)を変更している(シンガポールは昨年8月29日から変更し、現在は全面解禁に向けて調整中。ニュージーランドは昨年9月19日。韓国は今年1月30日。マスク規定を維持している日本や香港も規制緩和を協議している。)

日本も台湾も含めてアジア各国はマスクを外すことに抵抗があるようで、世界的に見ればかなり動きは遅いです。欧米と比較すれば少なくても1年半は遅れています。

その要因はいろいろあると思いますが、アジアはコロナ騒動前からマスクをしている人が多く、反対に欧米はマスクをしない文化だったことが大きいのではないかと思います。

2023年4月17日から公共交通機関内のマスク義務撤廃

衛生福利部

出典:台湾衛生福利部facebook

そして4月17日からは公共交通機関内において義務化されていたマスク着用も撤廃されました

上の画像を要約すると、

  • 医療施設や救急車内ではマスク着用
  • それ以外の場所では自己判断
  • 症状のある人、免疫の低い人、高齢者は着用を推奨

これだけです。つまり基本的にどこでも自主判断。日本と同じです。

これにより、電車やバス、タクシー、飛行機の中だけでなく、駅構内や空港でもマスク着用義務は無くなりました。

そうなったら日本でもそうですが、私は基本的にノーマスク。しかしまだ台湾も日本同様にマスクを着用している人が多いようです。

コロナが気になる人、周りの人の目を気にする人はマスクを着用しましょう。そんなの気にならない人はノーマスクで!

まとめ

2022年10月の台北西門町は多くの人がマスクをしていました

2022年10月の台北西門町は多くの人がマスクをしていました

我々のような旅行者が把握しておくべき点をまとめるとこんな感じです。

まとめ

  • 2月20日以降は原則として屋外でも屋内でもマスク着用の義務はなくなる
  • 4月17日以降は公共交通機関及びその施設内でもマスク着用義務はなくなる

例えば個人経営の小さなお店の中ではマスクを外して良いのか?など疑問はありますが、後は現地での状況を見て適切に対応すれば良いのではないかと思います。

台湾は自主防疫期間中の抗原検査義務の緩和に続いて屋内マスク着用義務の緩和をします。コロナ前の状況に徐々に戻りつつあります。日常は近いです。

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  • この記事を書いた人

NOBU

東京出身、沖縄在住の50代男。文筆業・ネットショップ運営の個人事業主。
曽祖父、祖父が日本統治時代に台北に住んでいたこともあり、実父も台北生まれ。 好きな街は鹿港と台南。住んでみたい街は台中。台湾旅行で得た情報や楽しく快適に旅行できるノウハウなど台湾情報を発信中。
台湾華語検定(TOCFL) A1級 / 台湾検定(国際知識検定) 受験予定 / 台北新四国八十八ヶ所霊場研究家

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