台湾外食企業が日本進出!台湾のあの味が日本国内で食べられる
台湾に行くと予想以上に日本の外食チェーン店がたくさんあることに驚くと思います。特に台北の繁華街に行くと、ほとんど日本かという感じです。
吉野家、松屋、すき家、サイゼリヤ、CoCo壱番屋、ミスタードーナッツ、丸亀製麺、大戸屋、モスバーガー、スシローなどそこらじゅうに看板を見かけます。
これら以外にもセブンイレブンやファミマ、マツモトキヨシにダイソー、ドンキホーテなどの店舗もあるものですから、見慣れた日本の風景かと思ってしまいますよね。
一方で逆に台湾の企業は日本に進出してないの?と疑問に思いませんか?
「台湾風」とか「台湾らしい」ものではなく正真正銘本場台湾のグルメです。
台湾に行かなくても手軽に台湾グルメを楽しめるお店。今回はそんなお店を紹介します。
以下で紹介している店舗は2023年6月時点での情報です。店舗の新規開店もあれば閉店・移転・撤退もあります。詳細は各店舗の公式ページやSNSなどでご確認ください。
日本に進出している台湾外食グルメチェーン店
日本に進出しているとは言っても自宅の近所にないとなかなか行けないとは思いますが、機会があれば行ってみると良いと思います。
鼎泰豊(ディンタイフォン)
鼎泰豊は1958年に創業された今や台湾を代表する世界的なレストランです。台湾に12店舗、他に世界12ヵ国に110店舗以上を出店しています。
何と言っても小籠包が有名ですが、炒飯など全てのメニューが高いクオリティを誇り、接客も素晴らしいと日本でも評判です。
今や世界12ヶ国に進出し、アメリカのニューヨークタイムズ紙で「世界10大レストラン」に選出されるなど台湾に留まらず世界に認知されているレストランです。
日本には百貨店や商業施設内を中心に27店舗もあるので、台湾にはなかなか行けないけど、台湾の小籠包が食べたい人は是非行ってみましょう。
→ 鼎泰豊(日本)
→ 鼎泰豊(台湾)
京鼎樓(ジンディンロウ)
上記の鼎泰豊で修行した兄弟が始めたお店で台北に本店と総本店があります。日本では恵比寿に初出店して以降、多店舗展開をしており系列店も含めて全国各地に38店舗、他にタイにも店舗があります。
こちらもメインは小籠包です。カニやエビの小籠包などのバリエーションも豊かで食べ比べする人が多いようです。
→ 京鼎樓
台北餃子 張記(タイペイギョウザ チョウキ)
台湾の人気店「張記 鍋貼牛肉麺」が「台北餃子 張記」として日本1号店を2019年に大阪・梅田に開業しましたが、今年2/16に同じ梅田の茶屋町に2号店をオープン。名物の「鍋貼焼棒餃子」「水餃子」はじめ「牛肉麺」「麻婆豆腐」など台湾料理を屋台風の賑やかな店内で味わえます😍 お値段もリーズナブル。 pic.twitter.com/jkgm0BtgST
— マキシベちゃん (@maxivel3) March 10, 2021
台北に店舗がある張記鍋貼牛肉麺が日本に進出。このお店、台北の西門にありますが、水餃子が多い台湾で鍋貼(焼き餃子)も提供し、非常に人気があるようです。日本では東京、大阪に4店舗あります。
ニンニクを使わない餃子や水餃子の他、小籠包や魯肉飯などを提供しています。
八方雲集がまだ日本上陸していない現在、本場台湾の焼き餃子を味わうならここしかありません。
→ 西荻窪 張記
富錦樹台菜香檳(フージンツリー)
2014年に台北で開店した富錦樹台菜香檳はミシュランで1つ星を2年連続で獲得するほどの洗練された台湾料理の名店。2019年に東京日本橋に支店を構えました。
お店の名前になっている台菜は台湾料理のことで台北市から十大台菜(台北10大台湾料理レストラン)として表彰されたこともあります。
また、香檳はシャンパンのこと。シャンパンが合う富錦街の樹に囲まれた台湾料理のお店という意味の店名です。今や台湾を代表する台湾料理の名店とも呼ばれています。
→ 富錦樹台菜香檳
三商巧福(サンショウコウフク)
台湾に行ったことがある人は知っている三商巧福は「台湾の吉野家」とも言われ、台湾全土に140店舗以上の店舗を構える牛肉麺チェーン店です。
私も台湾で食べたことがありますが、リーズナブルな割に十分美味しい牛肉麺でした。丼ものや惣菜メニューも多く、手軽に台湾を味わえるお店です。
そんな三商巧福ですが東京の赤坂に2014年支店を開店しました。
→ 三商巧福
民生炒飯(ミンセンチャオファン)
台北に本店がある民生炒飯専売店は2013年に人気投票で台湾で一番美味しい炒飯と認定されたお店です。
そんな台湾の人気ローカル店が2019年横浜中華街に進出しました。これはある日本人が民生炒飯に惚れ込み、台湾で修行した後、暖簾分けの形で日本で出店したものです。
そして2023年9月には遂に大阪にも新店舗をオープンしました。
牛肉炒飯や蝦仁炒飯など8種類もの炒飯があり、どれも美味しそうで食べてみたくなります。
→ 民生炒飯
洪瑞珍(ホンレイゼン)
彰化県に本店がある洪瑞珍は1947年創業の三明治(サンドイッチ)の名店。三明治は台湾ではポピュラーな食べ物で特に朝食店では提供しているお店が多いです。
彰化県北斗にある本店の親族が台湾各地で洪瑞珍の店を開き、その中でも台中店で人気に火が付き、洪瑞珍の名前を台湾全土にそして世界への認知度を高めました。
洪瑞珍の三明治はその美味しさだけでなく、可愛らしいパッケージも人気で、遂に2023年4月に東京の高田馬場に進出しました。
日本のサンドイッチとは違う綺麗で可愛らしいパッケージに入った三層構造な上にフワフワな食感のパンを使った三明治をお楽しみください。
→ 台中洪瑞珍
福珠(ふくじゅ)
大阪の京橋にあるこちらのお店では本物の台湾中華まんを食べることができます。小籠包ではなく中華まん(肉まん・豚まん)です。
お取り寄せも可能なので、美味しい台湾の味を自宅でも味わうことができます。
こちらのお店、本店は台中市北屯区にあります。大阪にはあまり行かないけど台中なら行ってみるという人はぜひ尋ねてみてください。
台中MRT四維國小駅のすぐ近くです。
→ 豆香村饅頭專賣店
Taihu Tokyo(TAIHU BREWING・タイフートウキョー)
台湾に8店舗を構える臺虎精釀が東京の神楽坂に初出店しました。タイフートウキョーは台湾のクラフトビールと台湾料理を食べることができるビアホールレストランです。
クラフトビールは単なるビールだけではなく、フルーツビールが多いこととアルコール度数が高い(10%前後)ために氷を入れて飲んだりすることも特徴です。
お店は1階がビール専門のバー形式(タップルーム)となっており、2階が台湾料理を提供する熱炒形式になっています。
鬍鬚張魯肉飯(ヒゲチョウルロウハン)
鬍鬚はヒゲの意味です。1960年に張さんは台北の屋台で魯肉飯を売り始めます。これが人気になり睡眠時間がなくなりヒゲは伸び放題になってしまったそうです。
ヒゲ面の張さんはやがて常連さんたちから「ヒゲチョウ」と呼ばれるようになり後にこれが店名になりました。
発祥の台北を中心に台湾で60店舗以上あり、食べたことがある人、お店を見たことがある人も多いだろうと思います。
日本では石川県に店舗があり、魯肉飯だけではなく麺類やドリンクの種類も豊富で手軽に台湾料理を味わえます。
日本に進出している台湾スイーツ&ドリンクスタンド
台湾料理以上に日本に進出しているのがタピオカミルクティなどを提供するドリンクスタンドやスイーツのお店です。
タピオカは一時よりはブームが下火になりましたが、それでもそれなりに残り地域に定着しているのは一定のファンが付いているものと思われます。
タピオカブームに乗って関係のない日本人や中国人が似たようなお店をたくさん開店しましたが、多くは閉店したもののこうして本場台湾のドリンクスタンドは残っています。
なお、台湾で人気のドリンクスタンドは下記です。2023年のランキング。
→ 台湾のドリンクスタンドはここがおすすめ!人気ランキング発表
SUNNY HILLS(サニーヒルズ・微熱山丘)
台湾のお土産としても人気のパイナップルケーキ。南国台湾はフルーツを使った食べ物が多いですが、中でもパイナップルケーキは認知度も高く日本人にも大人気。
そんなパイナップルケーキの名店の一つであるSunnyHillsも日本に進出しています。東京の青山と銀座、そして大阪に出店しました。
台湾に行かなくても美味しいパイナップルケーキを食べることができてしまい、オンラインショップでお取り寄せも可能なので地方在住者も楽しむことができます。
GRAND CASTELLA(グランドカステラ・緣味古早味現烤蛋糕)
台湾の淡水に店舗を構え大人気となった台湾カステラの名店、緣味古早味現烤蛋糕がグランドカステラとして日本に進出。東京ソラマチ、横浜、名古屋に店舗があります。
私もソラマチで買って食べたことがありますが、そのふわふわ感に驚きました。
今やコンビニや普通のパン屋さんにも台湾カステラが売っていたりするので多くの人も一度くらいは台湾カステラを食べたことがあると思いますが、是非本場台湾のものを味わってみてください。
名東(メイトー)
2009年に台南で創業した人気台湾カステラ専門店。主要素材は現地より輸入し、卵も台湾カステラに合う卵を厳選し、添加物をほとんど使わないという台湾と同じ製法で台湾と同じ味の台湾カステラを提供しています。
曜日毎に違う味の台湾カステラを楽しめるのもポイント。お店は東京吉祥寺にあります。そして間も無く2号店として池袋店が開店します。
MeetFresh 鮮芋仙(ミートフレッシュ シェンユイシェン)
台中で創業し、現在は台北の中山に旗艦店を構え、台湾に12店舗ながら世界展開を早くから進め今では世界800店舗の巨大チェーンを築き上げた台湾スイーツの専門店です。
日本でも東京の赤羽本店をはじめ埼玉、横浜、名古屋など10店舗を展開しています。
タロイモや仙草、豆花を使ったスイーツを中心にタピオカなどのドリンクも充実し、そしてどれも本場の美味しさがあります。
このお店は実は私は以前仕事で関わりがあり、いくつかのメニューも食べましたが、どれも美味しかった思い出があります。次は台湾で食べたいですね。
蜷尾家(ニナオ・蜷尾家甘味處散步甜食)
2012年台南で創業した蜷尾家はアイスクリームの名店として、世界アイスクリーム大会東アジア地区銀メダルなど世界的な知名度を誇ります。
主に台湾のお茶を使ったアイスクリームは他店では味わえない個性的なもので日本でも人気になっています。現在は池袋、佐野、御殿場に店舗を構えています。
黒工号(ヘイグンハオ・黑工號 嫩仙草)
台南発のスイーツ専門店です。仙草ゼリーや豆花などを台湾と同じ製法で作り、提供しています。
他にもタピオカなどのドリンクや小籠包、魯肉飯などの軽食も提供。上野や錦糸町など東京と神奈川で5店舗を展開しています。
私は上野で食べましたが、完全に台湾の味でした。美味しかったです。
ホームページ(http://heigonghao.jp )はありますが、記事執筆時点で繋がらない状態です。InstagramまたはTwitterまたは台湾の店舗のfacebookで情報を得ることができます。
連珍(レンジェン・レンチン)
1910年に基隆で開店した台湾の百年老店スイーツ専門店。まさに老舗中の老舗です。
タロイモボールをはじめタロイモを使ったドリンク、ケーキ、シュークリームなどが人気です。現在は東京の人形町と高田馬場に店舗を構えながら各地の商業施設などの催事やポップアップストアにも出店しています。
騒豆花(サオドウファ)
新鮮なフルーツと豆花を使ったデザートが人気の騒豆花。台北発祥のこのお店は食材から機材まで現地から取り寄せて作るこだわりの美味しさが特徴。
豆花のバリエーションが多彩で各種フルーツや芋圓、小豆、ピーナッツなどと一緒に楽しめます。
東京、大阪、福岡など6店舗が営業中です。
春水堂(チュンスイタン)
1983年に台中でスタートした春水堂人文茶館は、1987年にタピオカミルクティーを考案し、これが大ヒットとなりました。日本でのタピオカブームもこの春水堂が火付け役でした。
紅茶の茶葉は無添加で香料や防腐剤すら使わない品質の徹底ぶりと、従業員にマイスター制度を設け、厳格なトレーニングを行いお客様が満足できるレベルのお茶を出せる人しかドリンクを作れないというルールがあるそうです。
台湾では50店舗以上を展開し、日本では東京、大阪、福岡などで15店舗を展開、更に香港にも出店し、アジア圏で人気があります。
お店によってはドリンクだけでなくスイーツや麺類、魯肉飯なども販売しています。
→ 春水堂(日本)
KOI Thé(コイティー)
台湾で50嵐(ウーシーラン)のお店を見たことがない人はいないでしょう。何しろ台湾で500店舗以上を展開するドリンクスタンドです。台湾に行ったら一度や二度は行くのではないでしょうか。
そんな50嵐は日本をはじめ中国やシンガポール、ベトナムなどアジア圏にもKOI Théの店名で進出しています。
日本では東京、広島、沖縄で6店舗を営業中。
特徴はドリンクの種類が多いことです。タピオカミルクティーだけでなくラテやヤクルトなど種類が豊富で、氷や砂糖の量を自分の意思で指定できるのも台湾と同じです。
幸福堂(シンフータン)
群雄割拠の台湾ドリンクスタンド業界では2018年と後発ながらあっという間に台湾だけでなく世界展開も達成した幸福堂。
幸福堂の特徴はカラフルなインスタ映えするドリンクと黒糖タピオカミルク。タピオカを使ったドリンクは他店にたくさんあっても黒糖を使い差別化を図ったことが大成功。
日本や香港、ベトナム、シンガポールといったアジア圏からも抜け出し、カナダ、アメリカ、イギリス、オーストラリアなどにも出店するグローバル企業になりました。
日本では東京の竹下通りに店舗があります。
→ 幸福堂-世界で『ドリンク業界のエルメス』と称賛されている
一芳(イーファン)
台湾産のお茶とフルーツに拘ったドリンクスタンドです。台湾発のこのドリンクスタンドは今や世界18ヶ国1500店舗以上を出店するグローバル展開をしています。
フルーツティーや黒糖タピオカが人気ですが、台湾から輸入した台湾茶を存分に使ったオリジナルティーも美味しそうです。
日本では東京、石川、大阪、兵庫に7店舗を展開。
TEA18(ティーエイティーン)
台湾茶には品種がいくつもあり、その一つ日月潭紅茶で使われている台茶18という品種を使った台湾茶のドリンクスタンドがこのtea18です。
台湾では烏龍茶など青茶と呼ばれる台湾茶が有名ですが、次に多く生産されているのは紅茶です。紅茶や青茶などの種類についてはこちらをご覧ください。
その台湾最大の湖である日月潭に茶葉のお店を構える朝霧茶荘が手掛けるドリンクスタンドです。中国やアメリカでの展開の後、日本でも大阪と広島に出店しています。
Happy Lemon(ハッピーレモン)
台北に本社を構え2006年に創業したハッピーレモンは、レモンとソルティチーズを使ったドリンクで他店と差別化を計り、これが大成功。
今では世界10ヶ国以上で1000店舗を超える出店を果たしています。日本では東京に2店舗、沖縄に2店舗を展開しています。
→ happylemon ハッピーレモン | 台湾茶スタンド
CHA NUNG(チャノン・水巷茶弄)
CHA NUNGは2003年高雄発祥のドリンクスタンド。茶葉は全て新芽を手摘みした特別な台湾茶を使っています。
フルーツティーやタピオカドリンクなどは他店と同じですが、喉越しよく飲めるプリンや低カロリーのバジルシードなど多彩なメニューがポイントです。
台湾で60店舗以上を展開し、韓国やアメリカにも出店。日本にも出店していましたが、現在は台湾カステラ専門店カストーロの名古屋と鈴鹿のお店でCHA NUNGのドリンクを提供しています。
→ 台湾ティー&タピオカティーショップ | チャノン(水巷茶弄)
萬波(ワンポ)
萬波島嶼紅茶は台中で創業。現在は台湾で約40店舗を展開する他、韓国や日本にも進出しています。日本では東京の上野、渋谷、浅草に3店舗を構えています。
台湾産のお茶を使い、タピオカは防腐剤無添加、厳選したフルーツだけでなく、仙草ゼリーや愛玉子など使った台湾らしさ溢れるドリンクが人気です。
THE ALLEY(ジ アレイ・鹿角巷)
THE ALLEYは厳選したお茶と手作りのさとうきび糖にお店で煮込んだタピオカなどにこだわりを持っている台湾のドリンクスタンド。
一時期は台湾各地に出店していましたが、現在は新竹のみで、逆に世界に進出しています。日本や韓国、タイ、ベトナムだけでなく欧米にも進出しており世界20ヶ国で展開中。
日本にも札幌、東京、名古屋、大阪、神戸、福岡など現在17店舗あります。
→ THE ALLEY | It's Time For Tea!
→ THE ALLEY ジ アレイ | お茶に恋する、美しい生活
天福茗茶(てんふくめいちゃ)
台湾好きの人で天仁茗茶を知らない人はまずいないでしょう。1953年に高雄で創業した老舗の台湾茶専門店です。台湾の茶葉専門店では唯一上場を果たしています。
今ではアメリカ、オーストラリア、カナダ、マレーシア、シンガポール、そして中国などで茶葉専門店を持ち、中でも中国には茶葉の専門知識を中国に戻すために1000店舗以上を展開しています。
そんな天仁茗茶がドリンクスタンド形式のティーショップを神戸に出店したのが天福茗茶です。天福茗茶は中国などにも出店する天仁茗茶のドリンクスタンドの名前です。
他店と違うのは本格的な茶器を使用したたくさんの種類の台湾茶を飲むこともできることです。茶葉専門店だからこそできることですね。
→ 天仁茗茶
→ 天福茗茶
Chatime(チャタイム・日出茶太)
(photo:UnsplashのMoujib Aghrout)
新竹が本拠地の台湾発のドリンクスタンド。2005年に創業後、翌年には早くもアメリカに進出するなど、早期から急速に世界展開をし、今では42ヶ国1000店舗以上を展開しています。
日本では地域毎に代理店が違い、関東の管轄であった会社が倒産してしまい店舗数は激減しましたが、今でも東京や愛知、大阪で7店舗が営業しています。
QQと言うタピオカ+ナタデココのトッピングが有名で、黒糖やフルーツを存分に使ったドリンクを提供しています。
また、台湾やイギリスではポケモンGOのスポンサーにもなっているのでポケモンGOトレーナーにも認知度は高めですね。
CoCo都可(ココトカ・CoCo都可茶飲)
1997年に創業した台湾発のグローバルドリンクスタンド。台湾に行ったことのある人は誰もが見た記憶があるでしょう。今や世界5000店舗を超え、恐らく台湾ドリンクスタンドとしては世界一の店舗数を誇ります。
日本では東京や大阪などに5店舗を展開しています。
イギリスで開催されるワールドブランディングアワードという賞を過去2回受賞するなど、CoCo都可のブランドは世界で認知されています。
フルーツや黒糖、タピオカを使ったドリンクの種類が多いことや、三兄弟と呼ばれるタピオカ、プリン、仙草ゼリーをトッピングしたミルクティーが有名です。
→ CoCo TEA
貢茶(ゴンチャ)
2006年台湾高雄で発祥した貢茶は今や世界20ヶ国以上で1800店舗を構える世界的なドリンクスタンドです。
烏龍茶や紅茶など5つのストレートティーを基本に、韓国の果実酢を使ったフルーツビネガーやタピオカ店では珍しいコーヒーも美味しいと評判。
また、店舗によってはデザートやフードメニューもあり、台湾ドリンクスタンドが下火になった現在でも貢茶は日本で100店舗以上を展開しています。
→ Gong cha Japan | ゴンチャ ジャパン | 貢茶 Japan
茶之魔手(茶の魔手・tea & magic hand)
1993年に台南でスタートしたドリンクスタンドです。
今では台湾に380店舗以上ありますが、特に台南など南部地域に行くと他のどのドリンクスタンドより多く見かけます。ちなみに台南市だけで200店舗以上を占めます。
私も何度か台南で飲みましたが、本当に美味しくて滞在中ハマっていました。中でも青梅青茶というドリンクが甘酸っぱくて最高でしたね。
台湾茶やフルーツを使ったドリンクの種類が多く、タピオカなどもありますが、抹茶や梅、レモン、ハチミツなどのドリンクが多いのが特徴です。
日本では東京の渋谷に出店するようで、既にお店の外装もできてアルバイトも募集している上に日本版ホームページも用意されています(何故かパスワード制限中)が、まだ開店していないようです。
面白いのは台湾での店名は「茶の魔手」なのに日本では「茶之魔手」なのです。逆ならわかりますが・・・。
珍煮丹(TRUEDAN)
台北市の士林夜市で2010年に創業した珍煮丹の特徴はタピオカです。
100%の台湾産天然黒糖を使ったタピオカの味は他とは一線を画すと人気になり、現在は世界12ヶ国で展開。日本でも渋谷に店舗があります。
台湾のドリンクスタンドは企業が始めたところもありますが、このように屋台や小規模個人店で初めて、人気になり世界展開するお店が後をたたず、だからこそどんどん新しいお店も出現しています。
まとめ
今回はあくまで台湾に本店がある飲食店の日本進出というテーマで紹介しました。
台湾人が日本で営業している、日本人だけど台湾で修行して日本でお店を開店したなどという店は更にたくさんあります。
台湾の料理は多くの日本人が好むと思うので、これからも増えるのではないかと思います。次に日本に来そうなのは噂もある八方雲集でしょうかね。
対してドリンクスタンドは栄枯盛衰が激しく、既に日本を撤退したお店も数多いです。撤退までしていなくても店舗数を減らしているところがほとんどですが例外もあります。
春水堂や貢茶です。春水堂はドリンクだけでなく麺類などの料理も最初からあるので、軽食需要も満たしているという利点があります。春水堂のサブブランドでドリンクに特化したTP Teaは撤退しました。
一方の貢茶は日本でも店舗数を順調に増やしています。これはある程度の固定客が出来たことと、コーヒーメニューを導入したことで男性客を増やしカフェ・喫茶店的な利用を増加させて座席を増やしたりしていることが大きく関係しているのではと思います。
国内旅行の旅先で台湾グルメを楽しむなんていうのも楽しいものです。
日本のお店もたくさん台湾に進出していますので、台湾のお店もどんどん日本進出してほしいです。これからも期待して待っています。