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台湾渡航最新情報(2022/9/2)
台湾にはいつから行けるのか?2年半に渡り、観光客にとっては事実上の鎖国をしてきた台湾ですが、6月以降それを解放するという情報が多く伝わってきました。
6月の時点では早ければ夏にも!?という話も伝わってきましたが、この「早ければ」という言葉には注意で、今までの水際対策緩和などの状況を見ても実際に早かったことはほぼありません。
なので少し遅くなる、というふうに受け取っておいた方が良いかと思います。そんな中、9月末か10月から日本人のみ観光客を受け入れるという話がありました。(フォーカス台湾2022/8/26)
では実際にはどうなるのでしょう?
参考
10月下旬以降に国境解放か?
幾度か情報が出ているように、現在の台湾の新型コロナ感染者数は増加に転じています。これはBA.5の感染が拡大しているためで、少し前には20000人/日を下回る日もありましたが、9月2日現在30000人/日を超えています。
引用:CNA
これは今後も増加していくという予想で、9月末か10月初旬にピークを迎えると考えられています。
この感染者数が減少を始めればすぐに観光客を受け入れるのではないか?と予想されていましたが、どうやら違うようです。
感染者数が2〜3週間連続で減少すれば制限を緩和していくと中央感染症指揮センターは言及しました。(TravelVision2022/9/1)
つまり9月末で感染者数が減少に転じたとしても、10月下旬にならないと厳しそうです。
しかしこの時には3日間の隔離は撤廃され、俗に言う3+4から0+7に変更される可能性が高いようです。
3+4とは3日間の隔離と4日間の自主防疫のことです。この4日間に関しては1人1室が義務付けられてはいるものの買い物や面談などは許可されています。
これが0+7になると隔離はなくなり、7日間はとりあえず出歩けます。しかし観光をしても良いのかはグレーゾーン、と言うより現在は不可でしょう。緩和されればマスクやソーシャルディスタンスを守りながらならOKとなるのかもしれません。
現段階で言えることは
ポイント
台湾は早ければ10月下旬から観光客の入国を許可するものの、7日間の自主防疫、入国時のPCR検査、観光ビザが必要で、しかも団体ツアーのみ受け入れ
となりそうです。いや、なりそうですと言うよりは台湾からの情報を精査するとこれしか考えられない状況です。
しかもこれは「早ければ」です。BA.5が感染拡大を続けているともっと遅くなる可能性も否定できません。
国境解放後は段階的に規制を緩和していくとされていますので、自主防疫やPCR検査、観光ビザ取得も徐々に撤廃されるでしょう。
現在50000人/週とされている入国者数制限も60000人/週に緩和するという話もあります。(NNA ASIA2022/9/2)このように段階的に緩和を続けていくものと思われます。
直近では9月9日以降に何らかの水際対策の緩和があると予想します。その根拠は9月8日までで個別旅客往宿優恵活動(台湾版GoToトラベル)が終了するからです。(悠遊國旅)
つまり9月8日までは国内の観光客で観光関連業は救済されますが、9日以降はそれがなくなります。なので何かがあるとしたら9日以降かなと。
いきなりビザ免除へ!そして遂に観光客の受け入れ開始!(2022/9/5追記)
ビザの免除は最後になると思っていましたが、そうでもないようです。9月5日に12日以降一部の国(アメリカ、カナダ、ニュージーランド、オーストラリア、ヨーロッパ及び国交のある国)からのビザを免除すると発表しました。(台湾衛生福利部疾病管制署)
日本は入ってないのか?と思いましたが、詳細を見ると日本も入っていました!(外交部領事事務局)遂に観光ビザ免除です!
(その後6日の午後になって日本はビザ免除一時延期国リストに移動されていました。なので観光ビザ免除になるのは早くても13日以降になりそうです)
ただし現段階で日本からの観光客は受け入れていません。観光客も受け入れているのは上述のアメリカ、カナダなど一部の国のみです。(経済日報2022/9/6)
当初の発表だと最初に日本から観光客を受け入れると言われていましたが、方針転換したようです。恐らく日本が入国時にビザを必要とするからでしょう。
ここは相互主義で、日本もビザ撤廃すれば台湾へ観光に行けるのかもしれません。
ただし、現段階では入国時のPCR検査、3日間の隔離+4日間の自主防疫期間が設定されたままです。
もう少し待ちましょう。詳細は下記。
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HISが台湾ツアーを販売
出典:HIS【キャンセルサポート付】<23年3月出発まで掲載>スクート(受託手荷物料込み)で行く!往路送迎付 フリープラン 台北3日間
実はHISは既に台湾ツアーを販売しています。全く気が早いですね。例として出した上記の成田-桃園のツアーは10月18日以降の日程が販売中。
この頃には団体ツアーが許可されるという見込みで販売しているのでしょうか(フリープランは許可されるかどうかは不明ですが)。火木土曜日に出発で日程により料金は違いますが、やはりやや高い感じがしますね。
団体ツアーでも良いから早く台湾に行きたい!という人は是非チェックしてみてください。私は個人旅行OKになるまで待ちます。
台日観光サミット開催
7月末にも日本から観光業関係者を招き、台湾の観光地をアピールしてきましたが、この度、日本観光振興協会など再び関係者を招き、2年間延期されていた台日観光サミットが開催されました。(ETtoday2022/9/1)
このサミットは日本から43人が参加し「ポストコロナ時代に台湾と日本の観光産業の回復をどのように推進するか」を議題としています。また、桃園市で開催されたため、桃園市の観光名所を視察したそうです。
この2年半このような動きは全くなかったので、これは間も無く日本からの観光客を受け入れる布石だと思われます。
いずれにしろ台湾に行ける日はそう遠くはないでしょう。
今後の予測とまとめ
日本も個人観光客こそまだ認めていませんが、段階的に水際対策、渡航制限を緩和しつつあります。他先進国より1年以上周回遅れ気味ですが、何とか今年中には個人観光客を受け入れそうな期待はあります。
では台湾はいつ個人観光客を受け入れるのか?これは情報少なく難題ですが、10月下旬に団体ツアーを受け入れたと仮定すると、順調に緩和が進んだとして年末年始ではないでしょうか。
ポイント
台湾に個人で観光に行けるのは年末年始?
日本もそうであったように恐らくですが、台湾も団体ツアーで行く人は非常に少ないでしょう。何しろ自主検疫や検査、要ビザなど制約が多そうですし、決められたところに行くだけではとても満足できないでしょうから、当然です。
そうなると段階的に観光客を増やしていくために徐々に緩和するしかないわけです。しかし個人旅行者を受け入れるのはすぐにとは思えず、一定の期間が必要と思います。そんなわけで年末年始と予測しました。
年末年始に個人旅行客が解禁になったとしても何らかの制約がまだ残っているかもしれません。コロナ以前のように自由に行けるのは春節頃になるのではないでしょうか。
そもそもコロナ以前の状態に戻ったとしても日本人がコロナ以前同様に台湾に行くかというと、それもまた難しいと思います。
まだ以前のように航空機が飛んでいませんし、航空機代も非常に高額になっています。円安台湾ドル高、しかも日本と同じように台湾も物価高になり、日本人が以前感じていたような割安感はほぼないでしょう。
誇張ではなく、以前の1.5〜2倍くらいの予算は必要かと思います。日本で生活しているのとそんなに変わらないくらいの必要経費はかかりそうです。
そうなると台湾に行く人も当然少なくなると思われます。円安なので逆に日本に来る台湾人は増えるのではないでしょうか。
とりあえず今は、私の予測が外れてもっと早く観光客を迎え入れ、個人旅行客の受け入れも想定以上に早く解禁することを願うばかりです。
なお、台湾渡航に関する最新情報はこちらをチェックしてください。新情報があり次第随時更新しています。