台湾茶屋は気軽に行けて本格的な台湾茶を楽しめる茶藝館
本土に行くより台湾が近い沖縄県では、台湾テイストのお店やスポットが案外多いです。
台湾茶屋もその一つで、台湾茶をメインにしたカフェです。
お店は那覇市の中心部に位置していますが、市場本通りから横道に逸れたえびす通り沿いにあり、地元の人も意外と知らない人もいるかもしれません。
沖縄でゆっくり台湾茶を楽しみたい人におすすめしたいお店です。
台湾茶屋の基礎知識
私は実はコロナ禍中に一度このお店を訪れています。女房殿に頼まれ東方美人茶の茶葉を買いたくて探していました。とにかく台湾に行って買ってくることができないので、近所にないかと探していたのです。
残念ながら在庫なしとのことで、私は諦めてお店を後にしたのですが、先日(2024年5月17日)今度はお店で台湾茶を飲むために再訪しました。
台湾茶屋はお店を始めて39年とマスターが仰っていたので、1985年創業と思います。創業当時は中国茶屋という店名でした。歴史ある、そして地域で愛されているお店です。
台湾茶屋へのアクセス
ゆいレール最寄駅は美栄橋駅か牧志駅。ともに駅から徒歩10分程度です。
美栄橋駅からだと国際通りに向かって進み、国際通りを過ぎてそのまま市場本通りに入ります。
市場本通りではなくむつみ橋通りを歩いてきた方が良いのですが、観光客には市場本通りの方が楽しいと思うので、市場本通りをおすすめします。距離的、時間的には変わりません。地元民は適当に(笑)。
牧志駅からは国際通りを進み、平和通りから入って左手に花笠食堂があるところを右折してから市場本通りに入るのが近いですが、わかりにくいかもしれませんので、国際通りから直接市場本通りに入る方が良いかもしれません。
ただしお店は市場本通り沿いにはありません。観光客には少し難しい場所かもしれませんが、道順はこんな感じです。
国際通りから徒歩で向かう道順
- 国際通りから市場本通りを進む
- 第一牧志公設市場を右手に見ながら更に進む
- 右手にあるファミリーマート(第一牧志公設市場前店)を過ぎたら左側に注意
- 小さな横道があるので、そこを入っていけば台湾茶屋があります
Google Mapを見ながら歩けば何とかたどり着けると思います。
台湾茶屋
- 住所 沖縄県那覇市牧志3丁目3−16
- 電話番号 098-863-0331
- 定休日 なし(不定休?)
- 営業時間 10:00-17:00
国際通りから続くこの辺りは複雑に商店街が絡み合っていて、お土産屋さんも多く、雨の日も散策できるので観光客も多いです。
散策中にちょっと休憩したい時にちょうど良い穴場的な場所にある台湾カフェです。
台湾茶屋の店内の様子
台湾茶屋はお茶をこの場で楽しむだけでなく茶葉の販売もしています。
一部は箱で売っていますが、台湾茶は大きな入れ物にそのまま茶葉が入っているのでグラム単位で販売しているようです。
座席数は10席ほど。全てカウンター席になります。
お店を開くと幸運が訪れるという意味の開市大吉。台湾っぽいです。
奥にちらっと見えるのがご主人です。
歴史のあるお店なので、過去にたくさん新聞や雑誌に掲載されているようです。
龍生派華道教授の看板がありますが、これは奥様だそうです。
ご主人は奄美大島と澎湖でお仕事をされていたという話をネットで見かけましたが、実際は仕事ではなく、地域交流だそうです。
奄美大島出身のご主人は青年会議所に所属しており、奄美大島は澎湖と姉妹都市となっており、交流が盛んで現在もご主人は行き来しているそうです。
李登輝さんが沖縄に来られた時も青年会議所の関係でお会いしたそうです。ご主人は李登輝友の会にも入っているそうです。
各種クレジットカードや電子マネー、QRコード決済が使えます。しかしほとんど使う人はいないと仰っていました。
ちなみに沖縄なので悠遊カードも(台湾人が)使えるようにはなっていますが、まだ一度も使った人はいないそうです。
台湾人はわざわざ日本に来て台湾茶は飲まないかもしれないですね。
台湾茶屋のメニュー
メニューは上記画像の通りです。お茶は茶葉でも販売しています。今回私が頼んだのは阿里山高山茶。
店内は雑然とした感じもあり、場所も含めてディープ感が漂います。私の好きなディープ感です。
アイスコーヒーは氷もコーヒー味。美味しいです。
台湾茶屋の阿里山高山茶
急須みたいなものを茶壷(ちゃふう)と言います。茶壷も事前に温められ、また温められた状態で提供されます。
一煎目はご主人が飲杯を温めて(その後一煎目のお茶は捨てます)、すぐに目の前に置いてくれますので、香りを楽しみます。飲杯は空ですが、意外にもこの時の香りが凄く良いのです。
2つあるピッチャーみたいなものは茶海と言います。茶壷から直接飲杯にお茶を注いでも良いのですが、そうなると最初は薄め、後は濃いめになってしまうのを防ぐために茶海に事前にお茶を入れます。(茶海自体も事前に温めてあります)
台湾茶はとにかく、事前に全ての器などを十分に温めておくのが基本です。それでこそ良い香りを楽しめるのです。
台湾茶に関して詳細は下記も参照みてください。
→ 【台湾茶の基礎知識】歴史と種類と特徴そして美味しい淹れ方
丸まっていた茶葉が伸びてきてきます。実際この目で見るとこんなに緑の感じがしないのですが、写真に撮るとかなり色鮮やかな緑になります。自動で色補正するのでしょうか。
私は茶壷で4杯くらい飲みましたが、その倍くらいは飲めるそうです。2〜3人で行くと良いかもしれません。1人だとお腹いっぱいになってしまいます。かなりの量です。
台湾高級青茶である阿里山高山茶はさすがに香りが良く、黄金色ですっきりした味わいです。
沖縄県那覇市台湾茶屋まとめ
那覇市の中心部にあるとはいえ、メイン通りから少し外れていることもあり、観光客というよりは地元の皆様の憩いの場のようになっていると思われる台湾カフェです。
私は那覇市内に移住してきて2年になりますが、那覇には意外と台湾との繋がりを感じる場所が多くあることに気がつきました。
この台湾茶屋もその一つ。地元民のみならず、観光で沖縄に来た人もぜひ行ってみてください。美味しい台湾茶が飲めますよ。
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