沖縄県那覇市で台湾茶を楽しめるお店

那覇市流求茶館
台湾に行って台湾茶を飲んでからというもの、台湾茶器セットを購入して日本でも台湾茶を楽しむことが増えました。
今やネットで何でも買える時代ですが、近所で台湾茶を売っている店はないかなと探していたところ見つけました。
沖縄県那覇市にある流求茶館。こんなお店です。
流求茶館
- 店内で台湾茶を楽しむ
- 台湾茶の小売もしている
- 魯肉飯やデザートもある
- 台湾雑貨も小売している
本日はそんな流求茶館を紹介したいと思います。沖縄で台湾茶を探している人、美味しい魯肉飯を探している人はチェックしてみてください。
流求茶館へのアクセス

那覇市流求茶館
最寄駅はゆいレール美栄橋駅です。美栄橋駅から徒歩約6分。沖映通りを国際通り方面に進み、右手にジュンク堂、ファミリーマートを過ぎた次の信号を右に曲がります。
ここはニューパラダイス通りと呼ばれる通りです。そのまましばらく進むと左手にお店があります。緑ヶ丘公園の近くです。国際通りからだと3分くらいで着きます。
営業情報
- 定休日は毎週火・水曜日
- 営業時間は12:00-19:00(現在は時短営業中で17:00まで)
- 駐車場なし
- 店内禁煙
- クレジットカード使えます
流求茶館とは
「琉球」ではなく、「流求」です。
琉球というと沖縄ではそこらじゅうにその文字を冠した会社などを見かけますが、流求と書いてあるものは沖縄で見たことがありません。
琉球の名付け親は実は今の中国です。隋(西暦581-618年)の時代に沖縄と台湾のことをまとめて流求と呼んでいました(沖縄だけ、または台湾だけとする説もあります)。
この後、明の時代になるとこう呼ばれました。
- 大琉球=沖縄
- 小琉球=台湾
台湾の方が沖縄より島としては大きいのに小なの?と思うかもしれませんが、要はこの頃は大陸から見ると台湾も沖縄も一緒だったのです。
つまり「流求」とは台湾と沖縄のことを指します。そんな素敵な名前のお店です。
この頃の沖縄や台湾の歴史について知りたい人は下記を参照してください。なぜ沖縄が大で台湾が小なのかもわかるかも?
→ 台湾の歴史と沖縄の歴史。他国に占領された歴史を持つ2つの島。
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流求茶館の店内

那覇市流求茶館
店内は大きすぎず、小さすぎず落ち着く広さで座席は15席ほど。開店から18年経過していますが、とても綺麗な店内です。

那覇市流求茶館
店内に入ると台湾茶が売っているスペースがあります。台湾茶だけでなく茶器もあります。

那覇市流求茶館
「色んな台湾茶を味わって欲しいので」茶葉は10g(一部は30g)で売っています。飲み比べセットもあります。
そして茶葉のサンプルがあるのでその香りを嗅ぐことができます。台湾茶とは言ってもその種類は何種類もあり、それぞれ味わいが違うのです。

那覇市流求茶館
流求茶館で販売している台湾茶は上記のような種類があります。私は目当ての凍頂烏龍茶と東方美人茶を30gずつ購入しました。

那覇市流求茶館
店内ほぼ台湾茶ですが、沖縄県産の金川紅茶も売っていました。気になったのですが、また次回と思っていたらオーナーさんからサンプルをいただいてしまいました。ありがとうございます。
金川紅茶とは
台湾好きである前に沖縄県民なのでここで金川紅茶を少しアピールさせてください。
金川紅茶は名護市で栽培されている紅茶で国産紅茶グランプリで3連覇したというほどの素晴らしい紅茶です。
帰宅して飲んでみました。感想はとにかくフルーティー!香り高く爽やかな味です。そこら辺で飲む紅茶とは全く違います。美味しいです。
何に近いかというと、今回も買って飲みましたが東方美人茶に少し近い感じがしました。逆に東方美人茶は紅茶に近いとも言われていますね。本当に香りが良くてスッキリした味です。
Amazonや楽天市場でさえほとんど売っておらず、生産量が少ない超希少な紅茶です。しかし流求茶館のオンラインショップで(在庫があれば)販売していますので、遠方の方も是非一度味わってみてください。
(2023年4月25日追記)
サンプルでいただいた金川紅茶があまりにも美味しかったので、購入してきました。

金川紅茶
40gで1000円(税込)でした。早速飲んでみましたが、やはりフルーティでさっぱりとした味と風味です。これを飲んでいるともう他の紅茶が飲めなくなりそうで心配です。
流求茶館で販売されている雑貨

那覇市流求茶館
台湾茶の他には雑貨類も販売されています。漁師網バッグもあります。

那覇市流求茶館
バッグやポーチ類が多いですが、グラスなどもありました。こういった台湾の雑貨を販売するお店は沖縄では貴重です。

那覇市流求茶館
商品の置き方が良い感じです。雑然と並べるだけではなく、魅せながら並んでいるところにセンスを感じます。専門的なことを言えばネガティブスペースの使い方も良い感じです。

那覇市流求茶館
可愛らしい郵便受け。緑と赤というのが良いですね。台湾の郵便ポストも緑と赤です。緑は台湾国内、赤は海外や速達です。それをイメージした郵便受け。
流求茶館のメニュー
下記のメニューは私がお店を訪れた2023年4月14日時点のものです。メニューの内容や価格は変更になる可能性があるのでご注意ください。
こんなメニューがあるんだ、という参考までに。

那覇市流求茶館
ランチメニューは魯肉飯、雞肉飯などがあります。セットもできます。

那覇市流求茶館
メニュー表です。青茶とは半発酵茶と書いてありますが、烏龍茶は青茶にあたります。
青茶って何?
お茶は誰でも飲む飲み物ですが、意外と実は茶葉自体は緑茶も紅茶も同じものだと知らない人もいます。茶葉の発酵度によって違うだけなのです。
一般的には緑茶は発酵せずに飲む茶葉です。白茶、黄茶、青茶、紅茶となるにつれ発酵度が高くなります。黒茶はちょっと特殊で微生物により後から発酵させたお茶です。
緑・白・黄・青・紅・黒。色の名前がついたこの6つの分類のことを中国茶の6大分類と呼びます。
台湾茶の詳細はこちら。
→ 【台湾茶の基礎知識】歴史と種類と特徴そして美味しい淹れ方

那覇市流求茶館
青茶以外の飲み物。金川紅茶も店内でいただくことができます。しかしとにかく種類が多いです。色んなお茶を楽しめます。

那覇市流求茶館
その他のスイーツや軽食メニューです。

那覇市流求茶館
台湾ビールも冷えています。魯肉飯と一緒に、なんていう人もいそうですね。
沖縄県那覇市流求茶館まとめ

那覇市流求茶館
実は私は台湾茶を探して牧志市場近くにある某店に行きましたが、お目当ての凍頂烏龍茶も東方美人茶も売っておらず、どこかないかなあと探していました。
この流求茶館の存在は知っていましたが、お茶の小売はしていないのだろうと勝手に思っていました。訪れてみてよかったです。これで台湾に行かずとも美味しい台湾茶がすぐに手に入ります。
沖縄だとネットで注文すると送料がかなり高かったり、すぐ届かなかったりするのでこういうお店が近くにあると思うと重宝します。
沖縄の地元民だけではなく、行きやすい場所なので観光で来た人にもおすすめできるお店です。一度行ってみてください。
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