台湾旅行前の準備を忘れずに一つ一つ確認
国内旅行の準備とは違い、外国に旅行に行く場合は、それなりの準備が必要です。
その準備は余計な時間や手間を節約し、またリスクを軽減することで、快適な旅行を楽しむためのものです。
準備には「絶対にやらなくてはならないこと」と「できればやった方が良いこと」があります。
初めての台湾旅行に行く人は必ず読んで一つ一つ確認して、楽しい台湾旅行を楽しみましょう。
台湾旅行前に絶対やるべきこと
こんなの当然、当たり前じゃんという内容もあるかもしれませんが、初めて台湾旅行に行く人のためにそう言うことも書いておきます。
わかっている内容は読み飛ばしてください。
やるべきリスト
- 航空券・ホテルの確保
- パスポートの確認
- スマホ通信手段の確保
飛行機に乗れて宿泊場所があり、現地で使えるスマホがあれば最低限何とかなります。
航空券・ホテルの確保
旅行会社のツアーを利用する場合は、これらは旅行会社がやってくれますので、航空券の時間やホテルの場所を確認するだけでOKです。
ツアーを使わない場合は、全て個人で手配が必要です。
とは言っても、昨今はネットで簡単にチケットを確保できるので、自分の好きな日時、好きな場所のホテルを自由に選ぶことがきます。
楽天トラベルとかエアトリのような普段国内旅行で使っているサイトでも台湾への航空機、ホテルを予約できるサイトも多いです。
ただし、航空券もホテルも予約サイトによって価格は違います。特にホテルは基本的に海外サイトの方が選択肢が多いです。
詳しくは下記ページを参照してください。
→ 【台湾旅行】格安航空券とホテル予約おすすめはここ!検索サイト比較
国際線航空券の予約時に注意すべきことは、必ず往復のチケットを予約することです。片道切符はNGです。
行きだけのチケットで帰りのチケットを持たない場合は、最悪は行きのチケットを発行してもらえなかったり、日本で出国拒否される場合もあります。
理由は不法滞在者を減らすためです。
観光客はノービザで最大90日間の滞在が許可されています。渡航日から数えて90日以内の帰りの航空券は必ず用意してください。
同じ航空会社で予約した場合は行きの日本の空港で何か聞かれることはないですが、行きと帰りの航空会社が違う場合は、帰りのチケットや予約画面の提示を求められますので特に注意してください。
パスポートの確認
パスポートを持っていない人は申請、持っている人も必ず有効期限の確認をしましょう。
渡航可能な有効期限は国によって違いますが、台湾の場合は滞在最終日までの有効期限があれば大丈夫です。
ただし、万が一事故や災害で航空機が欠航したり、病気や怪我で入院し、やむを得ず帰国が延期になってしまう場合もあります。
ある程度の余裕を持っていることを確認した方が良いですが、万が一台湾滞在中にパスポートの有効期限が切れてしまった場合は日本台湾交流協会に問い合わせましょう。
手続きをすれば更新してもらえます。これ以外にもトラブルが発生して、どうにもならない場合はここに聞いてください。
台湾とは国交はないので名称は大使館ではありませんが、日本政府が関与する事実上の日本の大使館です。
パスポートを持っていない人や既に有効期限が切れている人は、お住まいの自治体窓口や旅券センターなどで発行してもらいましょう。
新規も更新も料金は大人の場合、10年旅券で16,000円、5年旅券で11,000円です。
パスポートの発行時間は自治体により若干違いますが、通常1〜2週間の時間がかかりますので、台湾に行くことが決定したのなら申請はお早めに。
スマホ通信手段の確保
台湾でスマホを使えるようにするためにはいくつもの手段があります。
通信方法
- SIMカード
- eSIM
- レンタルWi-Fi
- クラウドSIM
- 国際ローミング
- 無料Wi-Fi
スマホなんか使わない、空港やホテルで使えれば十分という人は無料Wi-Fiだけにする方法もありますが、ほとんどの人は観光中に地図を調べたり、翻訳アプリを使ったり、SNSに写真をアップしたりもするはず。
緊急時の情報収集、連絡手段も兼ねることを考えれば無料Wi-Fiのみは危険です。何かしらの方法で普通に通信できるようにしましょう。
どれが自分に合っているのかよくわからない場合は、下記を読んでみてください。それぞれの方法のメリットとデメリットがわかります。
→ 台湾で安全・快適にインターネット接続するおすすめの方法まとめ
ちなみに私は基本的にeSIMを使います。楽だし、余計な荷物や返却も不要でおすすめです。
また、海外では基本的に音声通話はできず、データ通信のみになります。
どうしても音声通話(現地での電話番号)が必要な場合は現地の空港で音声通話付のSIMカードまたはeSIMを購入しましょう。
日本で準備していく場合はデータ通信のみになりますが、LINEやSkype、Facetimeなどの電話機能は使えます。また050で始まる電話番号は使えます。
スマホの設定
スマホにはぜひApple PayまたはGoogle Payの設定をしておいてください。
万が一、現金やクレジットカードが入っている財布を紛失しても、これらを使えるようにしておけば、コンビニやスーパーなどで使えるお店がありますので、餓死は免れます。
海外では何があるかわかりません。日本ではあり得ないトラブルに巻き込まれることもあるという自覚を持って、リスク管理を忘れずに。
台湾旅行前にやっておいた方が良いこと
絶対ではないですが、やっておいた方が良いことを書いておきます。
やっておいた方が良いリスト
- オンライン入国カード
- Visit Japan Web
- たびレジ
- Uberアプリのダウンロード
- 海外旅行保険
- 日本円から台湾元に両替
- 5000元抽選キャンペーン
一つずつ解説します。
オンライン入国カード
台湾入国の際には入国カードが絶対に必要になります。
行きの飛行機の中で入国カードは配布されることもありますが、それがない場合は現地の入国審査ゲート前で記入できます。
しかし事前にオンラインで記入しておくことが可能で、その方が手間も時間もかかりません。
ちなみに入国カードを記入しないと入国審査でNGになり、台湾に入国できません。
折角並んで審査を受けようという段階で入国カード未提出だと、行列から弾き出されて更に時間を浪費します。気を付けてください。
Visit Japan web
Visit Japan Webは日本への帰国時の入国審査や税関手続きを簡略化できるウェブサービスです。
どこに何日滞在して、どの航空便を使ったか、体調はどうなのか、税関手続きが必要なのかと言ったことを帰国前に登録しておいて、帰国時にその証明となるQRコードを提示することで、時間をかけずに入国できます。
税関手続きに関しては空港で携帯品・別送品申告書を手書きで提出もできますが、事前に手続きをすることで時短できます。
表示されるQRコードをスクショして保存しておき、必要時にすぐにスマホで表示できるようにしておくと便利。
たびレジ
たびレジは渡航先の最新の安全情報を無料配信している外務省のサービス。
これはどういう時に役に立つかというと、外国で何か緊急事態が発生した時に日本語でどういうことが発生し、どういう対処をすべきなのかをメールで教えてくれるのです。
具体的に台湾を例にすると、台湾は日本と同じように自然災害が多い国です。
地震が発生した、台風が予想以上で大混乱、大雨で洪水が発生したというような時、どのようにすれば良いのか慌ててしまうかもしれませんが、台湾のテレビやニュースは中国語のため内容は分かりにくいです。
電車や飛行機は動いているのか、どうすれば良いのかわからない時に、日本の外務省からの連絡が届きます。
無料でリスク回避できるので、ぜひ登録しておいてください。
Uberアプリのダウンロードと登録
台湾での移動手段で最も安全で便利なのはUberです。
もちろんタクシーもたくさん走っていますが、料金を過大に請求される、遠回りされるなどトラブルも発生していますし、そもそも中国語を話せないと目的地を伝えるのも面倒です。
Uberはライドシェアですが、タクシーと比較するとこんなメリットがあります。
Uberのメリット
- 目的地はアプリで指定するので会話不要
- 決済もアプリなので現金受け渡しトラブル皆無
- タクシーを探さなくても来てくれる
- タクシーより安い場合が多い
- 評価されるので車内清潔、安全運転
台湾の全地域がUber対象となっているわけではないですが、可能な地域でUber配車があるのならできるだけUberを使った方が良いです。
電話番号認証を受ける必要があるので、日本で事前にアプリをダウンロードしておきましょう。
詳細は下記を読んでみてください。
→ 台湾ではタクシーよりUber taxiがおすすめ!使い方とメリット
なお、台湾旅行に便利なアプリは下記にまとめていますので、チェックしてみてください。
→ 台湾観光旅行で便利!本当におすすめするスマホアプリ10選
海外旅行保険
日本国内であれば保険証さえ持っていれば何かあっても何とかなりますが、海外ではそうはいきません。
救急車を呼ぶだけでも有料。手術、入院となった場合、台湾でも200万〜300万という費用が必要になったケースが実際に日本台湾交流協会にも報告されています。
それは最悪の極端な例だとしても、怪我や急病で数十万円の費用がかかることは珍しくはありません。
特に台湾は日本より交通マナーが悪く、交通事故は同人口比で日本の6.7倍もあります。
→ 台湾は治安が良いって本当?旅行者が気を付けるべき犯罪と交通事故
そんな事故や怪我の時のために海外旅行保険があります。
保険会社で販売していますが、加入はもちろん有料です。
しかし、無料で海外旅行保険を使える方法があります。お手持ちのクレジットカードです。
全てのクレカが海外旅行保険を提供しているわけではありませんが、ぜひ調べてみてください。
おすすめはエポスカード。エポスカードで事前に航空券などを支払いさえしておけば、手厚い補償を受けることができます。
万が一の事態に慌てないよう、リスク管理のためにも検討した方が良いです。詳しくは下記をご覧ください。
→ エポスカードはなぜ台湾旅行におすすめなのか?詳しく解説します
日本円から台湾元に両替
これは事前に日本で準備した方が良いというわけではありません。選択肢の一つと考えてください。
台湾でもクレジットカードや電子マネーが普及しているとはいえ、まだまだ現金のみでしか決済できないお店は多数あります。
唯一使えたQRコード決済であるLINE Payも2025年5月以降は使用できなくなります。(LINE Payサービス終了に関するお知らせ)
デパートや有名店などそういう場所だけしか行かないのであれば現金なしで不可能でもないですが、個人店や屋台などでは台湾の通貨を用意する必要が多いです。
日本で事前に両替して準備して行く方法と、台湾の空港両替所で両替する方法などがあります。
それぞれメリットとデメリットがあります。
一般的には台湾の空港で両替する人が多いです。レートも良く手数料も少ないので良いのですが、混雑していて並ぶ可能性があり、貴重な時間を浪費します。
日本で事前に両替をすると、台湾での両替と比較してレートはやや悪くなりますが、台湾の空港で余計な手間も時間もかからないというメリットがあります。
色々な方法があるので、検討したい人は下記を読んでみてください。
一つだけ注意して欲しいのは日本の空港にある両替所は使ってはいけません。あらゆる方法の中でもレートが最悪です。
→ 日本円を台湾ドルにお得に両替するおすすめの方法を徹底考察
便利なアプリをダウンロード
事前にいくつか便利なアプリをダウンロードしておきましょう。
→ 台湾旅行用翻訳アプリ3選!これでもう中国語(台湾華語)で困らない
→ 台湾観光旅行で便利!本当におすすめするスマホアプリ10選
中国語は話せなくても何も困ることはありません。翻訳アプリを使えば意思疎通は簡単ですし、飲食店もメニューも意味がわかるようになります。
上記のリンク先にまとめてありますので、参考にしてください。
5000元抽選キャンペーン
2025年6月末まで抽選で5000元(約23,000円)が当たる抽選会を実施しています。
日本から台湾へ旅行する日本人は対象になりますが、抽選会に参加できるのは全員ではなく、以下の条件があります。
条件
- 2泊3日以上の滞在者
- 団体ツアーでの訪台は除外
- 事前登録必須
条件に当てはまる人は渡航日の1〜7日前に登録し、台湾の空港で抽選になります。
事前登録は下記からどうぞ。
見事当選したら事前に希望した宿泊券か電子マネーがその場でもらえます。
その他詳細は下記を参照してください。無料でチャレンジできますので、ぜひ登録してみてください。
→ 訪台観光客に5000元の消費金プレゼント!空港で幸運を掴み取れ!
台湾到着後にやること
空港到着後、早めにやっておいた方が良いことがいくつかあります。
到着後やること
- 通信できるかの確認
- 悠遊カードの入手
- スマホの時間の確認
通信できるかの確認
SIMカードなりeSIMなりレンタルWiFiなり、上述のいくつかの通信方法の中であなたが選んだ方法で、ちゃんと通信できているか即座に確認した方が良いです。
もはやスマホは日常生活に欠かせない大事な道具です。これの動作確認は空港着陸後、機内ですぐにしておきましょう。
万が一、機器の故障や不具合でまともに通信できない場合は、購入元に問い合わせるか、諦めてすぐに空港の中華電信や台湾大哥大などの通信会社のブースに行ってSIMまたはeSIMを購入しましょう。
特にレンタルWi-FiやクラウドSIMの場合は、機器自体が壊れていると現地で修理はできませんので、諦めて新規にSIMなどを購入するしか手はありません。
悠遊カードの入手
台湾で使える電子マネー(ICカード)です。これを持っていると電車やバスなどの交通機関や、コンビニなどでのお買い物の際にいちいち現金を用意しなくても良いので非常に便利です。
悠遊カードと同様のカードにiPASSやicashというものがありますが、発行元が違うため、使える場所も変わってきます。
悠遊カードが最大手であり、最も使える場所も多いので、初めての台湾ならばこれを入手することをおすすめします。
なお、これらのカードはコンビニ、MRTの駅などで販売しています。
立体デザインやキャラクターコラボのカードは少し高いですが、ノーマルなタイプは100元です。
日本で事前に入手しておきたい場合はAmazonや楽天でも売っていますが、デザインカード主体なので定価よりかなり高いです。
チャージもコンビニやMRTの駅でできます。日本でいうスイカとかイコカのようなものです。
MRTの駅では払い戻しもできますが、期限がないので、次の台湾旅行の時にも使えます。
詳しくは下記を読んでみてください。
→ 悠遊カードしか持ってない?台湾のICカード(電子マネー)を詳しく解説
スマホの時間の確認
日本と台湾は1時間の時差があります。日本が12時の時、台湾は11時です。
最近のスマホは位置情報から自動で時差を判断し、時計を修正しますが、なぜか修正できないこともあります。
私も実際ありました。持っていたスマホ2台の内、1台の確認を忘れ、その未確認の1台で夜にアラームをセットして翌朝起きたら、1時間早起きしてしまったことに気がついたのです。
新幹線や誰かと会う約束の時間などを間違うと大変ですので、空港到着後早めに確認した方が良いです。
修正できていない場合は、位置情報のON/OFFを試したり、スマホ本体を再起動してみてください。
初めての台湾旅行:事前準備マニュアル
このページでは概略をお伝えしましたが、さらに詳しい情報やこのページには書いていない情報はこちらの電子書籍にまとめていますので、興味のある方はどうぞ。Amazon Kindleで発売中。
予防接種は必要なの?台湾に持ち込めないもの、帰国時に日本に持って帰れないものは何?台湾の祝日は観光施設やお店がお休みになるの?それはいつ?そんな疑問にもお答えします。
台湾旅行に特化した事前準備マニュアルです。初めて台湾に行く人のために書きました。これを読めば準備は完璧です。
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台湾旅行前の準備まとめ
初めての台湾旅行は不安がつきものです。近くて簡単に行ける外国でも、国内旅行とは全く違うことを認識して準備を怠らないようにしましょう。
初めてだと色々面倒に感じるかもしれませんが、何度か行って慣れるとどうと言うこともありません。
まずは一つ一つ確認して、安心な台湾旅行をお楽しみください。
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