台湾雑学

台湾旅行用翻訳アプリ3選!これでもう中国語(台湾華語)で困らない

2021年3月29日

台湾って日本語通じるの?

台北市早餐

台湾に旅行に行って中国語が話せなくても意外と何とかなることが多いですよね。

食事をしようとお店に入っても指差しや注文票でスムーズ。大抵の場合は問題なく食事をすることができます。

でもちょっと聞きたいな、質問したいなと思う時ありませんか?

例えば、「この豆漿はおかわりできるのかな?」「この残った小籠包を持ち帰りたいな」「この調味料はどんな味なんだろう?」と言った疑問。

日本ならすぐに店員さんに聞けても言葉がわからない台湾ではそう簡単にはいきません。日本語が話せる台湾人がいれば問題ないですがね。

この記事は台湾旅行で言葉が話せなくて困ることを解決するための翻訳アプリを厳選して紹介します。



台湾で話す言葉は台湾語?

台湾のことをあまり知らない人から「台湾って台湾語?」と聞かれることがあります。

これは間違いではないですが正確ではありません。台湾の言語は何なのでしょうか?

日本は日本語。これは我々には常識ですが、台湾は実は多言語国家なのです

台湾の言語

  • 中国語(台湾華語)
  • 台湾語
  • 客家語
  • 原住民の言語(フォルモサ語とも言います)

主にこの4つです。公用語として現在の台湾で教育されているのは中国語(北京語)です。ただし大陸の中国語とは違い繁体字を使う上に、微妙な発音・声調の違い、単語の違いがあったりするので区別するため一般に台湾華語(または台湾中国語)と呼ばれます。

台湾語や客家語は元をただせば中国由来ですが、台湾華語とは全く違います。知らないと一言も話せないし、会話を聞き取ることもできないでしょう。

台湾語は17世紀以降に中国大陸から漢民族が多数移住してきたことにより、当時多かった福建省南部の言語の訛りを原型として後に日本語の影響も受けながら変化してきた言葉です

「でも元は中国の言葉なら多少は同じなんじゃない?」と思うかもしれませんが、これが全く違います。言葉は長い年月の間に大きく変化します。

現在の日本は標準語があり、その教育を受けるので少なくても日本国内で話が通じないことはありません。しかし方言は難しいですよね。

例えば青森のおばあちゃんと鹿児島のおばあちゃんが方言で会話すると、恐らく意思疎通はできないでしょう。これらの方言も元は日本語です。しかし活字もなく義務教育もない長い時代に各地方で色々な影響を受けながら進化してきた言葉です。

台湾語も同じようなものです。長い時代で大きく変化しているのです。最早、現在の台湾華語とは全く違う言語です。

また、客家語も同様に広東省東部から流入してきた人たちの言葉です。客家語は台湾各地に点在する客家人が多く住む街で使われます。

余談ですが私が住む沖縄の友人で台湾出身の方がいます。この方は台湾華語、客家語、台湾語、日本語を話せます。普段は私とはほぼ日本語で話すのですが、ある時この方の友人がこの方と話しているのを聞きました。

台湾華語の勉強をしている私ですから何を話しているのか必死に聞き取ろうとしましたが、何故だか一言も単語が聞き取れず何を言っているのかさっぱりわかりませんでした。

「今の言葉全然わからなかった」と私がいうと、「客家語で話していたから」と言われました。客家語はやはり台湾華語とは別物です。一応TOCFLのA1合格する程度の私にも一言も理解できないのですから。

原住民の言葉も当然ながら我々には全くわかりません。

台湾のMRTや新幹線。乗ったことがある人も多いと思います。車内アナウンスでは台湾華語、台湾語、客家語、英語でのアナウンスがあります。乗り換え駅などでは日本語での案内もあったりします。

一般に台湾語は南部地域で使われることが多く、また年配者の方が日常的に使う人が多いようです。

なぜ年配の人が使うかと言うと台湾の國語の変化によります。かつては台湾語、その後日本語、更に北京語(台湾華語)と変化してきたことによります。

現時点(2022年)でのおよその年齢この年齢の人の國語
90歳以上日本語・台湾語
70歳以上台湾語
70歳未満北京語(台湾華語)

台湾語は現在は学校では習わなくても親から自然に伝わります。何しろ何世代もずっと話されてきた言語です。

90歳を超えているようなご高齢の方は幼少時は日本語の教育を受けていたため、今でも流暢な日本語を話します。

台湾ではこのように色々な言語が使われていますが、中国語(台湾華語)が話せれば誰とでも意思疎通ができるのです。

ちなみに英語もある程度は通じますが、私の肌感覚では日本と同じレベルです。屋台やタクシーのおじさんに英語を話してもまず通じません。ホテルなら大抵通じます。

比較的若い人の方が英語を理解してくれます。そんなに話せなくてもある程度は理解してくれる。日本と同じ感覚です。

台湾は親日国だが・・・

ご存知のように台湾はかつて日本が統治していたこともあり、また日本の文化を好む若い世代もいることから親日国として知られています。

日本語が通じるかどうかはもちろん相手次第ですが、有名な観光地や飲食店などでは簡単な日本語は比較的通じることがあるのは事実です。特に台北周辺の観光地や繁華街の飲食店では日本語を話すスタッフがいたりします。

台湾の人は我々を見て、何故かすぐに日本人であることを見抜いてくれますので、台湾人からいきなり日本語で話しかけられることもあります。

ある飲食店に入った途端、店員が声を揃えて「いらっしゃいませ!」と言ってきたときは本当に驚きました。

私の場合は、カタコトの英語、カタコトの中国語、そして時には日本語で会話します。相手に合わせて、ときには身振り手振りで何とかコミュニケーションを図っています。

しかし時には「ああ、これはどうやって話せば良いのかなあ・・・」なんていうこともしばしば。

英語も中国語もそこまで語彙力がなく、相手は中国語しか話せない、なんていうシチュエーションは良くあることです。


翻訳アプリがあるとかなり便利

そこで手軽に利用できるのは翻訳アプリです。スマホにインストールしておくだけで良いのです。しかも無料のアプリが多く、気軽に試せます。

事前に使い方をテストしておくといざという時さっと使えます。

数多い翻訳アプリの中から厳選して3つだけ紹介します。

ただ実際には3つを使い分けて使うなんていうことはしません。3つを事前に試して使いやすいものを常時使う方が慣れます。

なお、以下に紹介するアプリは全て台湾華語で使われる中国語繁体字に対応しています。

厳密に言うと以下の翻訳アプリの中国語繁体字は主に香港やマカオで使われるもので、台湾華語とは微妙に違う部分もあるのですが、まずはこれで十分です。

ちなみに台湾語や客家語に対応したアプリは今のところ存在しないようです。

Google 翻訳

まずは定番中の定番、Google 翻訳です。これだけでも良いので絶対ダウンロードしておいてください。完全に無料のGoogleのサービスです。使いやすさもNo.1です!

Google翻訳

引用:Google翻訳(Google)

会話の翻訳時は勿論ですが、カメラをかざしての文字翻訳は同時にしかも大量の文字を瞬時に翻訳してくれます。飲食店のメニューなどは勿論のこと新聞や何かの説明書などの翻訳もできちゃいます。Googleレンズとも言います。

ポイント

  • 喋った言葉を翻訳します。会話でのコミュニケーションに!
  • Googleの提供する精度の高い翻訳が可能です。
  • カメラをかざすと文字を日本語に同時翻訳。台湾の新聞も読めます。
  • テキストの翻訳ももちろんできます。
  • 手書き入力にも対応しています。

Google 翻訳

Google 翻訳

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Microsoft 翻訳

次にオススメなのはMicrosoft 翻訳。音声、会話、画像、テキストなどGoogle翻訳と同等の機能があります。カメラでの画像翻訳はGoogleより少し遅いイメージですが、短い単語や文章なら問題ありません。

Microsoft翻訳

引用:Microsoft翻訳(Microsoft)

また、大人数での同時会話にも対応できます。そして以外と便利なのがiPhoneのSafariの画面を一括翻訳してくれる機能です。

Safariの下段バーの真ん中の四角から矢印が出ているマークをタップし、Translaterを選択すれば自動で翻訳できます。

これだけでwebページを簡単に全文翻訳してくれます。iPhone純正の翻訳機能よりまともな翻訳をしてくれるように思えます。これは控え目に言って素晴らしいの一言です。

ちなみにGoogle Chromeの翻訳機能は優秀だと思います。

ポイント

  • 大人数での会話翻訳に対応
  • レストランのメニューなど画像翻訳が活躍
  • Safariのwebページを翻訳してくれる
  • オフラインでも使える便利なフレーズブック付き

Microsoft Translator

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VoiceTra

次に紹介するのは日本のアプリVoiceTraです。作っているのは国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)という団体です。

国が主導する法人団体ですので、総務省でも紹介されています。そういう意味で安心安全です。

音声入力とテキスト入力のみですが、その精度は高いです。日本国が推奨している翻訳アプリで日々そのデータを収集し、アップデートを繰り返しながら進化しています。

実際に外国人の多い成田国際空港や京浜急行電鉄などでも使用され、最近では東京オリンピック・パラリンピックでも活躍したようです。

このVoiceTraの素晴らしいところは同時逆翻訳をしてくれるところです。

例えば日本語で「駅にはどうやって行けますか」と話します。すると「去車站怎麼走」と翻訳され、更に日本語に再翻訳「駅へはどうやって行くのですか」という形になります。

VoiceTra翻訳

引用:VoiceTra(NICT)

これで自分が話した(入力した)言葉、文章が自分の意図通りに伝わっているかどうか確認できます

これは他の翻訳アプリにはない素晴らしい機能です。

ポイント

  • 入力した文章に対する翻訳後、更に再翻訳してくれるので確認できる。
  • 国が主導して作っているアプリなので安心。
  • 音声、テキストの翻訳のみだが精度は高い。

VoiceTra

VoiceTra

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他にもたくさんあるけれど・・・

翻訳アプリは他にもたくさんあります。私もいくつか試しましたが、中国語(繁体字)に対応していなかったり、(主観も入りますが)使い勝手がイマイチだったりしました。

また、同じようなアプリをいくつもダウンロードしても意味はないです。

まず上記の3つを使ってみてください。それぞれ特徴はありますが、非常に優秀なアプリであることが実感できると思います。

その上で自分にとって使い勝手の良いアプリをメインに使って台湾旅行を楽しむことをお勧めします。

ちなみに私の使い方は会話時はVoiceTra一択です。何と言っても自分の話した言葉がちゃんと伝わっているか確認できる再翻訳機能が素晴らしいです。操作も簡単。

飲食店のメニューなど文字を翻訳するときだけGoogle翻訳を使っています。

番外編「ポケトーク」

POCKETALK(ポケトーク)って知っていますか?スマホとは別の端末を持つことになりますが、同時通訳ができるAI通訳機です。翻訳機ではありません、通訳機です。

双方向の会話がかなりスムーズに、そしてかなり正確に伝わります。長文も問題ありません。

私は仕事で一時期使っていましたが、その精度とスピードの優秀さは観光だけでなく、駐在など仕事で使う方にも向いています。

台湾での会話についてもっと安心が欲しい方、仕事で台湾に行く方には特におすすめです。

お手持ちのスマホでテザリングできますし、Wi-Fiの利用も可能です。高いと思うか安いと思うかは人ぞれぞれですが、通訳機として最も有名な端末です。

なお、POCKETALKは上述したVoiceTraを作っているNICTの翻訳技術を応用して作られています

なのでまずはVoiceTraを使ってみてその翻訳精度を実感してみてから、より使いやすい独立端末であるPOCKETALK購入を検討するのも良いかと思います。


 

以上、オススメの翻訳アプリとAI通訳機を紹介しました。次に台湾に行った時、是非使ってみてください。コミュニケーションができると台湾がもっともっと楽しくなりますよ!

まとめ

台南市水仙宮市場

台湾旅行を最大限に楽しむなら台湾華語(中国語)を話せるようになることです。

私は将来(老後?)台湾にしばらく住みたいという夢もあるので、現在オンライン台湾華語教室で勉強していますが、そこまでしなくても何とか台湾でもっと現地の人とコミュニケーションできたら楽しいですよね。

昔と違って今はみんなスマホを手に台湾を歩くはずです。そのスマホを最大限に活用して台湾旅行をもっと快適に、楽しく過ごすための翻訳アプリ。

困った時にはきっと役に立つし、旅がもっと楽しくなるのは間違いありません。

次の台湾旅行で使ってみましょう!

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