悠遊カードが沖縄にやってきた
台湾リピーターならきっと持っている悠遊カード。台湾でのシェア7割を超え、1億枚以上が発行されている最強のICカード(電子マネー)です。
バスや電車だけでなくコンビニや飲食店などでも使えて便利なので私も持っています。
悠遊カードは台湾国内でのみ使えていましたが、最も台湾人の旅行者が多い日本で使用できるよう以前から動いていました。
悠遊カードって何?という人は下記をご参照ください。
参考悠遊カードしか持ってない?台湾のICカード(電子マネー)を詳しく解説
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沖縄県への海外旅行客は台湾が圧倒的
新型コロナによる海外渡航制限が一部影響していますが2019年度(令和元年度)のデータを沖縄県の資料で見ると、沖縄県に来た海外旅行者の国別の割合は下記のようになっています。
国・地域 | 割合(%) | 人数(人) |
台湾 | 34.5 | 858,200 |
中国 | 24.6 | 613,700 |
香港 | 10.2 | 252,800 |
韓国 | 9.9 | 247,500 |
アメリカ | 1.3 | 33,600 |
その他 | 19.5 | 484,600 |
合計 | 100.0 | 2,490,400 |
沖縄で会う外国人の3人に1人は台湾人というデータです。台湾の人口(約2,300万人)と中国の人口(約14億人)ということを考えたら、台湾人はどんだけ日本が好きなのかがわかると思います。
飛行機で90分という距離的、時間的に行き来しやすいというのが大きいと思いますが、これだけ多くの台湾人が沖縄に来ているのは驚愕です。
こういった背景もあって、台湾人の日本観光の利便性を上げるために台湾最強のICカードである悠遊カードが沖縄県で使えることとなったわけです。
琉球銀行と提携しスタートか
当初は2020年7月からスタート予定とされていましたが、コロナ問題があり大きく遅れました。
結局は2022年4月末から加盟店の受付を開始し、同年11月7日から沖縄県で利用開始となりました。
沖縄の琉球銀行と提携し、飲食店や観光施設、タクシーなどで使えるようになっています。
具体的にどこで使えるのかは下記をご覧ください。
上の写真は那覇市の実際の店舗の写真です。クレジットカード、QRコード決済、ICカードなどとともに悠遊カードが使えるPOPが設置されています。
悠遊カードを持っている日本人も使えるのか?
これは結論から言うと残念ながら日本人は使用できません。
悠遊カードのアプリを見ると下部に「我的」と言うタブがあります。ここから台湾で使える電話番号と台湾のID番号を登録しないと使えないそうです。
もしくは台湾の金融機関が発行したキャッシュカードやクレジットカードなどと悠遊カードが一体化した記名式カードが必要だそうです。
なので台湾人か台湾に在住し居留証を持つ外国人しか今のところ使えないようです。残念ですね。
しかし今後沖縄だけでなく、日本国内での展開を目論んでいるようなので、日本の電話番号やマイナンバー登録などで使えるようになる日が来るかもしれません。
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沖縄で利用開始した悠遊カードまとめ
沖縄在住の私からすると台湾人の利便性が上がり、沖縄旅行の満足度が上がるのは大歓迎です。
悠遊カードは沖縄展開後、台湾人が多く訪れる地域を中心に使えるようにしていく方向のようです。
台湾人の日本国内人気渡航先ランキングでは沖縄県は5位です。上位は北海道、東京、京都、大阪となっています(観光経済新聞2022/6/14)。
台湾人は雪を見ることができる北海道が大好きという話を聞いたことがあります。次は北海道かもしれませんね。
そしてできれば悠遊カードを持っている日本人も使えるようになって欲しいなと思います。
デザイン色々悠遊カード
最後に余談ですが、日本のスイカなどは形は決まっていて必ず同じサイズのカード型をしていますが、台湾の悠遊カードは形やデザインが色々あるのをご存知の人も多いと思います。
台湾のコンビニなどで色々なデザインのものが販売されていますが、日本でも楽天やAmazonなどで入手できます。
どんなものがあるのかチェックしてみてください。
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