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悠遊カードが遂に海外へ!沖縄県で琉球銀行と提携し使用開始間近

2022年7月13日

悠遊カードが沖縄にやってくる

悠遊卡

台湾リピーターならきっと持っている悠遊カード。台湾でのシェア7割を超える最強のICカードです。バスや電車だけでなくコンビニや飲食店などでも使えて便利なので私も持っています。

悠遊カードは台湾国内でのみ使えていましたが、最も台湾人の旅行者が多い日本で使用できるよう以前から動いていました。

悠遊カードって何?という人は下記をご参照ください。

台湾で旅行者が使い勝手の良いICカードはどれ?

悠遊カード
参考悠遊カードしか持ってない?台湾のICカード(電子マネー)を詳しく解説

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沖縄県への海外旅行客は台湾が圧倒的

新型コロナによる海外渡航制限が一部影響していますが2019年度(令和元年度)のデータを沖縄県の資料で見ると、沖縄県に来た海外旅行者の国別の割合は下記のようになっています。

国・地域 割合(%) 人数(人)
台湾 34.5 858,200
中国 24.6 613,700
香港 10.2 252,800
韓国 9.9 247,500
アメリカ 1.3 33,600
その他 19.5 484,600
合計 100.0 2,490,400

沖縄で会う外国人の3人に1人は台湾人というデータです。台湾の人口(約2,300万人)と中国の人口(約14億人)ということを考えたら、台湾人はどんだけ日本が好きなのかがわかると思います。

飛行機で90分という距離的、時間的に行き来しやすいというのが大きいと思いますが、これだけ多くの台湾人が沖縄に来ているのは驚愕です。

こういった背景もあって、台湾人の日本観光の利便性を上げるために台湾最強のICカードである悠遊カードが沖縄県で使えることとなったわけです。

琉球銀行と提携し間も無くスタートか

当初は2020年7月からスタートというニュースがありました(paymentnavi2020/2/18)が、恐らくコロナもあって遅れたものと思われます。

結局は2022年4月末から加盟店の受付を開始し、実際にサービスがスタートするのは日台間の往来再開の目処が立ってからということに(NNAアジア2022/7/13)。コロナ禍では沖縄に来れませんので当然です。

沖縄の琉球銀行と提携し、飲食店や観光施設、タクシーなどで使えるようになる模様です。

(追記)

悠遊カードは2022年11月7日から沖縄県で利用可能になりました。(琉球新報2022/10/26

沖縄の悠遊カード利用可能店

沖縄の悠遊カード利用可能店

上の写真は那覇市の実際の店舗の写真です。クレジットカード、QRコード決済、ICカードなどとともに悠遊カードが使えるPOPが設置されています。

悠遊カードを持っている日本人も使えるのか?

これは結論から言うとダメなようです。

悠遊カードのアプリを見ると下部に「我的」と言うタブがあります。ここから台湾で使える電話番号と台湾のID番号を登録しないと使えないそうです。

もしくは台湾の金融機関が発行したキャッシュカードやクレジットカードなどと悠遊カードが一体化した記名式カードが必要だそうです。

なので台湾人か台湾に在住し居留証を持つ外国人しか今のところ使えないようです。残念ですね。

しかし今後沖縄だけでなく、日本国内での展開を目論んでいるようなので、日本の電話番号やマイナンバー登録などで使えるようになるのかもしれません。

 

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まとめ

悠遊カード

沖縄在住の私からすると台湾人の利便性が上がり、沖縄旅行の満足度が上がるのは大歓迎です。

悠遊カードは沖縄展開後、台湾人が多く訪れる地域を中心に使えるようにしていく方向のようです。

台湾人の日本国内人気渡航先ランキングでは沖縄県は5位です。上位は北海道、東京、京都、大阪となっています(観光経済新聞2022/6/14)。

台湾人は雪を見ることができる北海道が大好きという話を聞いたことがあります。次は北海道かもしれませんね。

そしてできれば悠遊カードを持っている日本人も使えるようになって欲しいなと思います。

デザイン色々悠遊カード

最後に余談ですが、日本のスイカなどは形は決まっていて必ず同じサイズのカード型をしていますが、台湾の悠遊カードは形やデザインが色々あるのをご存知の人も多いと思います。

  • この記事を書いた人

NOBU

東京生まれ、東京育ちの50代男。2022年6月より沖縄在住。個人事業主。 曽祖父、祖父が日本統治時代に台湾に住んでいたこともあり、実父は台北生まれ。 好きな街は鹿港と台南。住んでみたい街は台中。
台湾の寺廟、老街、夜市、ローカルグルメに特に興味あり。
台湾華語検定(TOCFL) A1級 / 台湾検定 受験勉強中

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