
台湾在住の人で知らない人のいない黒松沙士。
沖縄在住の人で知らない人のいないルートビア。
沖縄に住んでいて、台湾にも良く行く私はどちらも好きです。
サロンパスの味がすると言われるこの2つの飲料は、味が似ているとも言われていますが、好き嫌いがかなり分かれる味。
いや、好き嫌いが分かれるというより、一般的には嫌いな人が多いのかもしれません。
でも、沖縄の人も台湾の人も普通に飲んでいるこの飲料を、今回はじっくり飲み比べてみました。
黒松沙士とルートビアの比較
まずは、見た目を確認してみます。

上の画像の左が黒松沙士、右がルートビアです。どちらも良く冷やしてあります。
| 項目 | 黒松沙士 | ルートビア |
|---|---|---|
| 量 | 330ml | 355ml |
| 色 | 薄い | 濃い |
| 炭酸 | 少ない | 多い |
見てわかるように、茶色ではありますが、ルートビアの方が色が濃く、炭酸も多いことがわかります。
細かいことを言えば黒松沙士は細かい泡の炭酸で、コップに注いだ時点ではかなりの炭酸でしたが、少し時間が経過すると、炭酸が落ち着きました。
一方のルートビアは大きな泡の炭酸で、少し時間が経過しても泡の量も多め。

上からの写真をみると、同じような茶色に見えます。
味は、あくまで個人的な感想ではありますが、以下の通り。
| 味 | 黒松沙士 | ルートビア |
|---|---|---|
| サロンパス味 | 薄い | 濃い |
| 甘さ | 甘い | かなり甘い |
サロンパス味と良く言われていますが、実際にサロンパスを食べた人はいないはず。
これは、香料などの成分に薬草やハーブが使われており、これが原因なようで、両方とも入っています。
よくコカコーラやドクターペッパーとも比較されますが、コカコーラやドクターペッパーはサロンパス味はしませんので、あまり比較にはなりませんね。

個人的感想ですが、黒松沙士はサロンパス風味も甘さもほどほどでさっぱりとして飲みやすいと思います。
一方のルートビアは全体的に味が濃く、バニラの香りもします。サロンパス風味も強めなので、黒松沙士以上に好き嫌いは分かれそうです。
黒松沙士とは
1925年創業の台湾の飲料会社黒松。この会社が1950年に販売開始したのが黒松沙士です。
沙士とはサルサパリラというハーブのことで、このサルサパリラこそがサロンパス味の元です。

黒松沙士はアメリカで人気だったルートビアを参考にして、台湾人向けに独自のアレンジを加えて発売され、以来70年以上に渡り、台湾では定番飲料として、コンビニやスーパーなどで販売されています。
砂糖、キャラメルシロップ、香料、酸味料などが原材料ですが、香料で味が決まります。
香料の内容は公表されていませんが、一般的にサルサパリラ飲料に使われているのは、
これらをどの程度の量で配合しているかもわかりませんし、他にも隠し味で何か使っているかもしれませんが、サルサパリラやウィンターグリーンこそがある意味、味の決め手と言っても良いでしょう。
また、コカコーラなどと違って、カフェインを含まないのも大きな特徴です。
台湾ではどこでも買えるレベルで普及していますが、日本だと、台湾食品やアジア食品の専門店、台湾祭りなどのイベント会場、あるいはAmazonなどでも買えます。
参考までに私の住む沖縄では、例えば那覇市のワシントンデパート、台湾物産、アジア物産などで販売しています(常に在庫があるかは不明なので黒松沙士目当てに行く場合は事前に電話確認を)。
つまり、沖縄旅行に来れば黒松沙士もルートビアも飲めます。
→ 沖縄県那覇市内で台湾(中華)食材を販売しているお店まとめ
ルートビアとは
今では沖縄旅行に来た人も多く立ち寄るA&W(沖縄ではエンダーと呼びます)。
A&Wはハンバーガーなどの軽食をメインメニューとする店で、沖縄のマクドナルド的な立ち位置の店舗です。
「エーアンドダブリュ」とか言っていると、沖縄人ではないと一発でわかってしまいます。エンダーと言いましょう。
ルートビアは、1919年にRoy W. Allenという薬局の店員が第一次世界大戦から帰還した兵士たちに薬草をブレンドした自家製ドリンクとして作ったのが始まりと言われています。
1922年にはFrank Wrightとの共同経営となり、二人の頭文字からA&Wというブランドが誕生。
アメリカ統治下にあった沖縄では、1963年にA&Wが上陸。1973年からはA&W米国本社とのフランチャイズ契約の上、エイアンドダブリュ沖縄株式会社が運営しています。

英語ではRoot Beerと表記されますが、ビールは入っていませんし、アルコールも入っていません。ついでに黒松沙士と同じようにカフェインも入っていません。
香料の原材料はこちらも公開されていませんが、黒松沙士同様いくつかの薬草、ハーブの類が入っており、その数は14種類のブレンドである、と公式サイトには記載があります。
黒松沙士と同じくサルサパリラは確実に含まれていると思われ、またウィンターグリーンという香料も使われているとされ、このウィンターグリーンもサルサパリラ同様、サロンパス味の要因と言われています。
沖縄では、各地にあるA&Wの店舗に行けばおかわり自由で飲むことができますし、スーパーなどでも販売されています。
本土ではなかなか店頭販売しているお店は少ないかもしれませんが、沖縄のアンテナショップやデパートなどの沖縄物産展、あるいは沖縄料理店に行くと、手に入れることができると思います。
観光で沖縄に来た方もきっと一度は飲むと思います。まだ飲んだことのない人は沖縄旅行の際に飲んでみてください。
台湾「黒松沙士」vs沖縄「A&Wルートビア」まとめ

両ドリンクとも、台湾在住の人で飲んだことない人はいないレベル、沖縄在住の人で飲んだことない人はいないレベルです。
日本人には苦手な人も多く、罰ゲームで使われたりもするようですが、まだ飲んだことのない人はぜひ一度は飲んでみてください。
意外とクセになる味です。お試しを。
