剝皮寮歴史街区は古い建物が残る穴場観光地
剝皮寮歴史街区は台北観光でアクセスしやすい場所にあります。
アクセスが良い場所なのに意外と知られていない場所です。でも台北の龍山寺のすぐ近くなので、知らずに歩いたことがある人もいるかもしれません。
一体どんなところなのでしょう?
剝皮寮歴史街区の概略
剝皮寮歴史街区は100〜200年ほど前に建てられた建物が残る場所です。
このような場所は台湾では一般に老街と呼ばれますが、剝皮寮歴史街区は他の老街のように商店街のようにはなっておらず、台北市が管理する場所となっており、一部は入場時間も決まっています。
完全に歴史街区として保存されている場所なのです。
龍山寺などを含むこの辺り一体は清朝時代に艋舺と呼ばれた街で、台北で最も早くから栄えた街。
台湾全土でも台南、鹿港に次いで3番目に大きな街でした。
一府二鹿三艋舺(清朝時代の首都は台南府、次に大きな街は鹿港、3番目が艋舺でした。)
淡水河を使っての貿易拠点として栄え、食材や木材などが多く運ばれてきていたそうです。
もう少し時代が下ると淡水河に砂が溜まり、船の往来の障害になってきたために、ここより少し北の大稻埕(現在の迪化街付近)に貿易拠点が移ってきます。
剝皮寮という名前の由来は諸説あるようですが、この場所で木材の皮を剥いでいたことから名付けられたとも言われています。
動物の皮やましてや人の皮ではありません。怖いイメージがある名前ですが、木の皮なので安心してください。
剝皮寮の読み方は日本語では「はくひりょう」、台湾では「バオピーリャオ/Bāo pí liáo」と言います。
剝皮寮歴史街区
- 定休日 月曜日
- 入場時間 9:00〜18:00
- 入場料 無料
剝皮寮歴史街区へのアクセス
台北MRT板南線龍山寺駅から徒歩5分ほど。龍山寺からは3分ほどです。
場所も分かりやすくアクセスしやすい場所です。康定路173巷、及び康定路と廣州街に面しています。
剝皮寮歴史街区を歩いてみる
廣州街と康定路に面した騎楼部分はいつでも歩くことができます。
私はこういう場所に来ると落ち着きます。そして日本ではこんな場所見たことないのに、懐かしさも感じてしまいます。
康定路からの脇道である康定路173巷という通りは上述のような入場時間になっており、月曜日がお休みです。
台北市郷土教育センター側の一部はいつでも入れます。
保存されている康定路173巷の騎楼は入場時間内は歩けます。
観光客も歩きますが、地元民は普通に生活道路のように歩いていました。
私が行った日は開門直後だったからかもしれませんが、それほど混んでいませんでした。
レンガの建物にはウォールアートがあったりします。
台湾の映画「モンガに散る」のロケ地になったことでも有名で、多くの台湾人にも知られています。
タイムスリップしたような感覚になりますね。
建物は商店街ではないのでお店はなく、展示室として使ったり、イベント、展覧会などがたまに開催されているようです。
剝皮寮歴史街区まとめ
ちょっと立ち寄るだけなら15分、ゆっくり見て歩いても30分もあれば十分な観光地です。
台北観光の大御所である龍山寺近くは、この剝皮寮歴史街区や青草巷や艋舺青山宮がある艋舺老街も含め歴史ある通りが残り、夜は夜市が盛んな場所です。
だからこそ龍山寺は観光に適している大御所なのかもしれません。
台北で最も古くから栄えた街の面影が残る龍山寺周辺をぜひ散策してみてください。
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