台湾への渡航再開がやっと見えてきた
いつになったら台湾に行けるのか?このブログを読んでいるあなたのような台湾好きな人たちはきっとみんなそう思っています。
欧米をはじめ諸外国の多くは既に規制はほぼ撤廃している国が多く、私の友人も先日ドイツに旅行に出かけました。
ヨーロッパだけでなく、アジアにもその規制撤廃の流れはきています。ワクチン接種完了者は特に優遇され隔離なしやPCR検査なしで入国できる国も増えています。
実はアジアでも急速に規制緩和は進んでいるのです。ワクチン接種完了者はタイ、カンボジア、ベトナム、フィリピン、マレーシア、韓国からオーストラリア、ニュージーランドに至るまでほぼ全ての国が隔離なしで入国が可能になっています。
逆に隔離の規制など厳格な対応をいまだにしているのは中国、香港、台湾、北朝鮮くらいです。
日本もご存知のように徐々に規制緩和が進められ、入国人数の制限はあるものの観光客も受け入れつつあります。
台湾はここからどう動くのか?今回はそんな話をしてみたいと思います。
感染者数が1万人以下になれば観光往来復活か
以前のブログにも書きましたが、3月の段階から台湾は7月〜9月頃には観光客を受け入れる方針を示していました。それがどうやら現実化しそうです。
台湾は今年の5月末頃には8万人の感染者を数えましたが、徐々にそれも落ち着きを見せ、近況は3万人を割り込む程度になってきました。
でもまだ3万人。台湾の人口を考えたらとても多いと思われる数字です。これがどのくらい減ったら観光客を受け入れるようになるのでしょう?
台湾衛生福利部は6月29日、観光往来は感染者数が1万人以下になれば可能であると述べました(NNA ASIA2022/7/1)。
ではいつになったら1万人以下になるのか?
中央感染状況指揮センターは、遅くても7月下旬には1万人を割り込むと想定しています(RTI2022/6/28)。
7月か8月には大きな動きがありそう
上の情報を踏まえて次の情報を見ると理解しやすいです。つまり感染者数が7月下旬には1万人を割り込むということは・・・。
7月か8月には観光客の受け入れを再開するということです(RTI2022/6/23)。
これに関して中央感染状況指揮センター報道官は
ポイント
- 現在の入国者制限(25000人/週)人数を毎週緩和
- 空港や港湾での検疫措置の更なる緩和(つまり隔離期間の短縮・撤廃)
- 台湾人、ビザ所有者、ビジネス客だけに制限されている対象者を緩和(親族訪問や観光客など)
これらについて検討しており、7月か8月に観光客の全面的な受け入れの可能性があることを認めています。
(追記)
中央感染状況指揮センターは言葉通り緩和を進めているようです(RTI2022/7/7)。
ポイント
- 7月7日より入国者制限を週25000人から週40000人に緩和
- 台湾国民、居留証保持者などの入国時のPCR検査陰性証明提示の撤廃
このように段階的に規制を緩和していくということです。感染者数が10000人を切った段階で予定通りに観光客を受け入れる発表をするかどうか見守りたいですね。
反応が早いタイガーエア
これらの報道を見てか、あるいは事前に知っていたのかタイガーエアが続々と日本路線の増便や再開を発表しています(sky-budget2022/6/29)。
ポイント
- 札幌/新千歳-台北/桃園線の開設
- 東京/成田・大阪/関西-台北/桃園線のデイリー運行
- 羽田・福岡・那覇線の再開
- 冬ダイヤでは運行本数を更に拡大
他航空会社も国際線再開の動きがあり、例えばPeachは8月から韓国線を再開しますが、台北線も順次再開予定としています(共同通信2022/6/28)。
現時点における今後の動きの予測
上記でおよその流れはご理解いただけたかと思いますが、今後どうなるのか少し考えてみましょう。
多くの人が心配するのは「観光客の渡航は再開されても隔離期間はあるのではないか?」という点です。
それはそうですよね。忙しい人も多いはずで、隔離期間を考えたらとても気軽に旅行など行けないと思います。
これについては実際どうなるのかわかりませんが、中央感染状況指揮センターは「観光が解放された場合検疫規定を堅持すべきではない」と発言しています(NewTalk新聞2022/6/23)。
つまり隔離などの検疫を撤廃するとも読み取れますが、アジアでもいくつかの国がやっているようにワクチン接種済みの人は隔離なし、未接種者は隔離ありという形で落ち着くかもしれません。
例え隔離期間があったとしても少なくてもそれは他国同様段階的に撤廃されるものです。欧米の先進国のみならずアジアでも規制緩和、そして撤廃という流れになっている中、中国や北朝鮮は例外としても台湾は他国に追随して観光客を受け入れるでしょう。
まとめ
我々がまず準備しておかなければならないことは一つです。
新型コロナワクチンのブースター接種を完了しておくこと
接種を条件にしている国がまだ結構あります。慎重な動きをする台湾ですからいきなり全解放とはしないかもしれません。これまでも段階的に隔離を短縮し、国境を解放してきました。
観光客は受け入れるけど、隔離があったり、ビザが必要だったり、団体のみだったり、ワクチン接種が必要だったりといったことも考えられます。
それに備えてまず私たちが準備できるのはワクチン接種を進めておくこと。これは肝要です。
後は台湾の感染者数の推移をチェックしておくことですね。1万人以下になってくれば何らかの動きが出てくるでしょう。
台湾人も日本に行きたい、外国旅行に行きたいと思っている人がたくさんいます。1万人以下になっても何も動きがなければ台湾人が怒ります。
政府としては何らかの対応をしなければ政権が揺らぎますし、諸外国にあまりに遅れを取ってしまうわけにもいきません。
ポイント
結論。この夏には大きな動きがあるでしょう!
2年半も閉ざされた台湾渡航の扉が間も無く開かれるのではないかと思います。しかし急激な新規感染者の増大などがあればまた延期となる可能性も秘めています。
今後の台湾の動きは要チェックですね。また新たな情報があればお伝えしたいと思います。
期待してもう少しだけ待ちましょう。
なお、台湾渡航に関する最新情報はこちらをチェックしてください。新情報があり次第随時更新しています。