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海外発の「Saily(サイリー)」は実はセキュリティ会社のeSIM
Saily(サイリー)はNordVPNで有名なインターネットセキュリティ企業Nord Securityが運営するeSIMです。
世界的な超有名セキュリティ企業なだけにeSIMにも他社にはない独自のセキュリティ技術が施されています。
海外で安心・安全を第一にインターネットを楽しみたい人に特におすすめです。
今回、実際に台湾で使ってみましたのでレビューしたいと思います。
Sailyとは
運営するNord Securityはリトアニアで生まれ、現在はパナマに本社を置きながらアメリカをはじめ世界中に拠点を持つインターネットセキュリティ会社です。
なぜパナマに本社があるのかというと、パナマはFive Eyesなど欧米の監視諜報機関に一切属しておらず、データ開示要求などを受けにくい国であるからと言われています。
それだけ顧客の安全とプライバシーを守る厳格なインターネットセキュリティ会社が運営するSailyの名前の由来はSailing(航海)。世界中を旅するというイメージに基づくものです。
Sailyには他社にはないシステムがたくさんあります。
ほとんどのeSIM会社はQRコードを表示する端末、そしてそれを読み込む端末(実際に使う端末)が必要になり、QRコードを使用しない場合はコードを手入力しなくてはならない場合が多いです。
端末が2台必要になれば面倒なこともありますが、2台分のセキュリティに影響がある可能性もあります。
またプライバシーを守るVPN、余計な広告を削除して快適なブラウジング+広告を非表示にすることで通信容量を減らす設計。そして安全性を高めるための保護設定。
これらのセキュリティ機能が全て標準装備。オプションで有料ということはありません。
さすがはネットセキュリティ企業ですね。他社にはない独自のシステムを搭載しています。
Sailyの料金
台湾の料金は下記のようになっています。
1GBプラン以外は30日間有効です。
しかも3ドルオフになるクーポンもありますので、かなりお得に使えます。まずはクーポンを利用してお試し下さい。

(画像提供:Saily)
記事執筆時点の価格とプランです。プランも変更される場合がありますし、価格は為替の影響などで変更になりますので、最新のプランと価格は公式ページをご確認ください。
データプラン | 料金 |
1GB/7日間 | 3.99USドル |
3GB/30日間 | 8.99USドル |
5GB/30日間 | 11.99USドル |
10GB/30日間 | 19.99USドル |
20GB/30日間 | 30.99USドル |
3USドル割引クーポン
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コピペしてクーポンを使ってください。
例えばクーポンを使うと1GBプランは1ドル以下で使うことができますので、激安ですね!
Sailyの通信設定
まず前提として、SIMフリー及びeSIM対応端末が必要です。
最近のスマホはほぼ全てeSIMに対応していると思いますが、SIMロックになっていると使えませんので、事前に必ずご確認ください。
購入は簡単で国や地域を選択し、データプランを選択し、クレジットカードやPayPalなどで決済します。
購入後からは画面上でも指示されますがアプリを起動します。ダウンロードしてください。
アプリではwebで登録したメールアドレスでログインします。
購入したeSIMを選択すると、そのままアクティベーション画面になります。
従って、インストールしたい端末にアプリをダウンロードしておく必要があります。
多くのeSIMで必要なQRコードの読み取りは不要なので、端末1台あればOKです。これは非常に楽ですね。
以下は参考までにiPhoneの画面です。
![]() | ![]() |
1GLOBALはイギリスの通信会社で、ここを通して台湾の中華電信に接続します。(違う会社名の場合もあると思います) | アクティベートには数分かかります。設定完了画面まで来れば事前準備は完了。 |
台湾に到着したら、iPhoneの「設定」→「モバイル通信」の中にある該当のeSIMをタップし、「データローミング」をONにすれば通信できます。
なお、台湾の実名登録は不要です。
実名登録は実際、結構面倒なので、これがないだけでもかなり時間を節約できるでしょう。
Sailyのセキュリティ設定
Saily最大のポイントであるセキュリティ機能はデフォルトではオフになっていますので、必要に応じて稼働させておくと良いでしょう。
よくわからない人は全てをオンにしておきましょう。その方が安全です。
![]() |
アプリを開くとこの画面になりますので、赤枠の部分をタップしてオンにしておきます。仮想場所は試しに日本にしましたが、他の国も選択できます。 |
このセキュリティ機能があることで、Sailyをおすすめしたい人はこんな人です。
Sailyをおすすめしたい人
- VPNを使わないとアクセスできない(台湾からではアクセスできない)サイトを閲覧する必要がある人
- スマホの安心、安全を最優先したい人
- 広告ブロッカーを活用し、通信容量を抑えたい人
別途VPNを使うとそれだけで料金がかかりますが、Sailyなら標準装備です。かなり節約できます。
広告をブロックし、安全な通信をしたい人にも最適です。
Sailyの実際の通信速度
いくらセキュリティが素晴らしくても速度的にはどうでしょう?
以下の画像で確認できます。夕方と早朝に計測しました。

Sailyの通信速度
実測は全て台湾の台北市内です。場所や時間帯により変動する可能性がありますので、参考程度に見てください。
データ的には全く問題なく、十分な速度があります。使っていてもストレスなく、またYouTubeなどの動画も快適に閲覧可能です。
私はポケモンGOをしていましたが、日本にいる時と同じ感じでプレイできました。
Sailyの問題点
特に大きなマイナスポイントはありませんが、あえて探すとこんなところでしょうか。
あなたにとって良い点と悪い点を把握して、メリットの方が上回ると思ったらぜひ使ってみてください。
Sailyの問題点
- サイトやアプリは日本語化しているがメールで届く領収書が英語。
- USドル決済なので日本円でいくらなのか分かりにくい。
- 為替レートの変動で、日本円換算での価格が日々変動する。
- 日本語でサポートが受けられない可能性がある。
これらはSailyに限らず、多くの海外企業のeSIMに当てはまります。
英語が苦手な人やドル決済に不安がある人もいると思いますが、海外企業との取引の場合は仕方ありません。
実際はサポートが必要になるようなことは、ほとんどないと思いますし、あったとしても翻訳アプリで対応はできます。
私としては世界的な規模のインターネットセキュリティ企業なので、安心感の方が上回ります。
台湾でSaily(サイリー)のeSIMを使ってみた感想

(画像提供:Saily)
他社にはないセキュリティ機能付きのeSIMがSailyの独自性です。
海外で安心、安全を最優先してインターネットを楽しみたい人に特におすすめしたいeSIMです。
お得なクーポンを活用して、まずは一度お試ししてみると良いと思います。
3USドル割引クーポン
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他社のeSIMと比較検討したい人へ
台湾のeSIMは国内外で多くの会社が提供しています。下記で10社のeSIMを比較していますので、それぞれのメリットとデメリットを考えて選択してみてください。
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