台湾では4大コンビニがおすすめ
台湾でコンビニのことは便利商店または超商と呼びます。台湾には日本と同じように、いや人口比で言えばそれ以上に多くのコンビニがあります。
台湾旅行に行くと必ずと言って良いほどコンビニに一度や二度は行きますよね?
何故なら台湾には日本と違い、街中に自動販売機がほぼないからです。結果としてコンビニかドリンクスタンドに行くことになります。
暑い時期の長い台湾、水分補給は必須です。ドリンクスタンドは非常に多いですが、注文の仕方が面倒だったり、行列になっていると厳しいです。
手軽に飲料を買うならコンビニですね!
この記事は台湾に初めて行く人向けに、台湾ってどんなコンビニがあるの?という疑問に答えるとともにコンビニを便利に使うアドバイスをしていけたらと思います。
台湾のコンビニで売っているもの
基本的に日本と同じです。食品、飲料、生活用品、ビールなどのお酒、タバコなどです。宅配便のサービスやATM、チケットの発券や悠遊カードなどICカードのチャージなども同様です。
コンビニコーヒーやおでん(関東煮)もほとんどの店で販売しています。
ATMなんか使わないだろと思うかもしれませんが、「今日これから帰るのに台湾元がちょっと足りない。やばい」なんていう時に海外で使えるクレジットカード(PLUSまたはCirrusのマークがあればOKです)を持っていればキャッシングも可能です。
たいていの場合は空港などで台湾元に両替してから観光すると思いますが、予想以上に使ってしまった場合のことを考えて頭の片隅に入れておいたほうが良いですね。
また台湾の多くのコンビニでは無料Wi-Fiも完備しています。
飲料やお菓子などの棚を見ると日本のパッケージのまま見慣れたお菓子が売っていたりしますが、勿論現地台湾のものが多いです。
レジ袋も日本と同様有料です。だいたいレジ袋小で1元、大で2元です。台湾は日本より数年早くレジ袋を有料化しています。
お弁当も温めてくれますよ。店員がどうやら弁当温めますか?って聞いてるなあと判断したら
- 要(yào)=はい
- 不要(bùyào)=いいえ
で答えましょう。レジ袋いる?的な質問をされた時もこれでOKです。「要」と「不要」覚えておくと便利です。
言葉が話せなくて心配な方は下記を参照。
→ 台湾旅行用翻訳アプリ3選!これでもう中国語(台湾華語)で困らない
日本とそんなに変わらない雰囲気の台湾コンビニですが、やはり日本とちょっと違う点もあります。
どんなところが違うのでしょうか?
謎の卵は茶葉蛋
台湾のコンビニに入った瞬間、何かちょっと異質な匂いがします。この原因は茶葉蛋というファストフード的な扱いの煮卵です。
茶葉蛋はお茶に醤油や砂糖、八角などを入れたものに卵を殻のまま入れて煮込んだものです。
台湾は煮込む料理が好きです。これもその一つでほとんどのコンビニに置いてあります。一度チャレンジしてみてください。10元程度です(一部コンビニでは値上げして12~13元)。美味しいですよ。
台湾4大コンビニ
台湾には日本でもお馴染みのセブンイレブン、ファミリーマートの他に、ハイライフ、OKマートという4大コンビニチェーンがあります。
それぞれの店舗数とともにどんな特徴があるのか確認してみましょう。
セブンイレブン(7-ELEVEN)
最大のシェアを誇るのがセブンイレブンで6,865店舗もあります。(以下店舗数は2023年11月時点。店舗数については【便利商店店舗数統計】参照)
台湾では一般に小七(Xiǎo qī)と呼びます。
日本のセブンイレブンの運営会社であるセブン&アイ・ホールディングスとは資本関係はなく、アメリカのセブンイレブンから永久ライセンスを買って運営しているのが統一超商という会社です。
ただ日本で展開しているセブンプレミアムの商品は台湾で販売されていますので、日本のセブンイレブンとは資本関係はなくても取引はあるようです。
つまりいつも日本のセブンで買っているお菓子なんかも台湾で買うことができます。
とにかく店舗数が多いので街中は勿論、空港や駅など至る所で見かけます。
またセブンイレブンは全て統一の外観ではなく、コンセプト店や他ショップとのコラボ店が多いのも特徴です。
例えばポケモンとコラボしたセブンイレブンもあります。これは行ってみたいですね。
ポケモンGOのイベントで台湾に行くことがあったら是非探してみてください。以前は新北市にありましたが、現在は下記の高雄市のみです。
他にもドラゴンボールやキティちゃんなど色々なお店があるのは楽しいものです。
大手だけあって、他に先駆けて無人店舗を開店したりといった実験的なことも進めているようです。
たまにこんなセブンイレブン自販機があったりもします。これは結構便利かもしれませんね。
「あれ?なにこれ?セブンなの?」というような店を見つけたら是非入ってみましょう。
ファミリーマート
第二勢力はファミリーマート。4,215店舗。全家便利商店という会社が運営し、台湾の店舗の看板は「全家FamilyMart」と書かれています。
なので台湾では一般的に全家(Quánjiā)と呼ばれます。
親会社は日本のファミリーマートです。
4大コンビニとは言われますが、セブンとファミマだけで圧倒的な数になることから2大コンビニとも言われます。
日本のファミマで売っているオリジナルブランド「ファミリーマートコレクション」の商品も置いてあります。親会社が日本のファミマなので当然と言えば当然です。
日本で慣れ親しんだあの味が食べたい時はファミマかセブンに行けば手に入るということですね。
また、ファミマもセブン同様に例えばドラッグストアなどとコラボ店舗を増やす方向にあります。
さらにファミマはスーパー業界にも参入を試みているようです。その名を全家FamiSuper超市店と言い、台北や新竹に店舗を出店したようです(超市とはスーパーマーケットの意味です)。
もう一つファミマは新たな挑戦をしています。コーヒーショップ「レッツ・カフェ・プラス」の一号店を台北に開業しました。実は全家便利商店は系列会社で日本の大戸屋も運営しており、飲食業界に今後さらに進出するのかもしれません。
セブンとファミマは日本で利用したことのない人はまずいないと思いますので、何の抵抗もなく台湾でも入れると思います。
まずはこれらに入店してみて日本と何が違うのか、何が同じなのか是非自分の目で確認してみてください。
ハイライフ
3番手はハイライフ。創業から現在まで完全に台湾資本のコンビニで1,584店舗。
萊爾富便利商店またはHi-Lifeと表記されます。ピンクのハートマーク看板が目印です。
あえて日本とは違うコンビニに入ってみたいのならおすすめです。
ハイライフは24時間営業をしていない店舗があったり、コンビニ過疎地域に店舗を出店していたりします。
またセブンやファミマとの差別化もあり、小型店舗が多いのも特徴の一つです。
OKマート
OK超商と呼ばれ、店舗数は748店。來來超商という会社が運営する第4の勢力です。
元々は日本のサークルKが台湾に進出しており、2005年にその契約が切れたため独自に運営を始めた会社です。
フードパンダと提携しており一部の店舗ではデリバリーサービスも実施しています。
折角台湾まで旅行に来たのならば、4大コンビニは全て行っておきたいものですね。
OKマートはこの中では一番店舗数が少ないので、逆に言うと見かけたら絶対入ってみましょう。
台湾コンビニのレシート
知っている人は知っていますが、台湾のお店のレシートは宝くじになっています。
なのでコンビニのレシートも宝くじなのです。店によっては店内にレシート募金箱が置いてあったり、店の外で「レシートをくれ」と知らない人から声をかけられることもあります。
抽選は2ヶ月毎(奇数月25日)にあり、例えば1月と2月のレシートの抽選結果は3月25日に発表される感じです。
1等は1,000万元(約4,700万円)。当選番号のチェックにはアプリが便利です。レシートをスキャンするだけで読み取って記録し、自動で当選結果を表示します。
旅行に行っても日本に戻ってから確認になると思いますが、もし高額当選したらまたすぐ台湾に行けますね!
レシートは捨てないように!
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台湾コンビニの支払い方法
台湾はコンビニに限らずまだまだ日本以上に現金主義です。
しかしApple Payはセブンやファミマの一部店舗では使うことができるようになりました。セブンではクレジットカードを使える店舗もあります(全店舗ではない)。
日本では主流になりつつあるペイペイや楽天ペイなどのQRコード決済も、今のところ台湾のコンビニでは使えませんが、LINE Payが使えるようになるのはそう遠くないと思います。
LINEは日本でも多くの人が使っていますが、台湾では更に多くの人が使っています。
そんなこともあり台湾でのLINE PayはQRコード決済の最大勢力となっていて、一部のスーパー、ドラッグストアなどでは既に使えるようです。コンビニで使える日も近いでしょう。
なお、台湾でLINE Payを使える店でもクレジットカードの紐付けがないと使えませんのでご注意を(現金チャージ分は使えない)。
LINE PayなどQRコード決済についての詳細は下記をご参照ください。
→ 台湾でPayPayって使えるの?台湾のモバイル決済の現在地
他に何が使えるのかというと、使えるのは店によっても違いますが、悠遊カードやiPASSなどの台湾のICカード、中国の銀聯・アリペイなどです。
日本人が使うとしたら基本は今のところ現金か悠遊カードと思っていた方が良いでしょう。
悠遊カードなどICカードについては下記をご参照ください。
→ 悠遊カードしか持ってない?台湾のICカード(電子マネー)を詳しく解説
決済方法の多様化、キャッシュレスは世界的な流れです。日本も徐々に浸透しています。台湾も数年で大きく変わってくるでしょう。
次に台湾に旅行に行った時にはコンビニでQRコード決済が使えるようになっているかもしれませんね。
台湾のコンビニ感想&まとめ
台湾コンビニ店舗数まとめ
- セブンイレブン 6,865店
- ファミリーマート 4,215店
- ハイライフ 1,584店
- OKマート 748店
4大コンビニだけで13,412店舗(2023年11月時点)
いかがでしたでしょうか?何だか台湾に行きたくなりますよね。たかがコンビニ、されどコンビニ。セブンもファミマも日本と同じようで違う。
なお、ローソン、ミニストップは2024年時点では台湾へは進出していません。ローソンは中国やタイ、ミニストップは韓国やフィリピンに多く出店しています。
ローソンやミニストップは台湾はもうコンビニ飽和状態なので、今後も出店する可能性は低いのではないかなと思いましたが、ニュースが飛び込んできました。
ローソンが台湾進出!?
2024年12月11日付のニュースで、日本のローソンが台湾現地法人「日商羅森股份有限公司」を立ち上げ、商標登録したことが判明しました。
ローソンは台湾では羅森(Luó sēn)と書くのですね。
現在の4大コンビニに殴り込みをかけるというよりは、ハイライフかOKマートを買収すると予測されています。
中でもハイライフ買収が有力視されているようです。(Yahoo!新聞)
もしこれが実現すると、一気に1500店舗以上がローソンになるので、更に台湾の街並みが日本化しそうですね。
詳しくは下記を読んでみてください。
私は台湾4大コンビニ全てで買い物をしたことがあります。
私のイメージではOKマートは主要道路というよりは裏道的な場所に多かったと思います。夜になると周囲は真っ暗なのでOKマートだけ煌々と灯りが点っていました。それがやけに印象に残っています。
やはり一番利用したのはセブンイレブンですかね。
駅や観光地、主要道路沿いにあるので、観光客には一番目に付きやすいし、そもそも店舗数が多いです。
台湾のコンビニでお菓子や飲み物を買って、ホテルの部屋で夜中に食べるのが至高です(笑)。
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