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台湾のスーパー

台湾のスーパー
台湾ではスーパーマーケットのことを超級市場(Chāojí shìchǎng)または略して超市(Chāoshì)と言います。
台湾のスーパーマーケットに行ったことがありますか?台湾ではコンビニと並んで身近な存在ですね。ちょっとした飲料、お菓子、夜食などの買い出しに行ったことのある人も多いと思います。
しかし、実はそれ以上に台湾のスーパーは面白いところなのです。
お土産物店でお土産を買うと意外と高いです。値段を確認すると、「ん?結構高いな?」なんてことありませんか?でもスーパーで買えば何でもお得に購入できます。
特にバラマキ用のパイナップルケーキや牛軋糖(ヌガー)、袋菓子、パックの台湾茶などはスーパーでも美味しいものが手に入るのです。
特別な人にはお土産物店で、それ以外(自分用も含めて)はスーパーで購入するのがおすすめです。
この記事は台湾のバラマキ用お土産をたくさん買いたい人にスーパーマーケットを紹介する記事です。
台湾のスーパーは色んなお店があります。コンビニのように4大なんていうことはなく、大小様々です。ここでは街中でよく見かける店舗をいくつか紹介したいと思います。
頂好Wellcome
頂好は街中で良く見かけるお店です。特徴は24時間営業。なので夜中でも早朝でも何かあればすぐに買えます。これは便利です。品数や価格を考えれば24時間営業のコンビニより便利です。
頂好は元々は台湾の一般的なスーパーでしたが、後に香港の企業が買収。更に後述するフランスのカルフールに最近買収されました。
ただ24時間営業といった営業形態は今の所変更されていないようです。しかし買収されたことで店名は家楽福便利購に変更になっているところがあるようです。
いずれは頂好という看板が街中からなくなってしまうかもしれないと思うと少し寂しい気もします。次に台湾に行けるのがいつになるのかわかりませんが、頂好がまだ存在していて欲しいです(もうないかも?)。
全聯福利中心Pxmart

台湾全聯福利中心
全聯福利中心は頂好と並んで街中に多い印象です。24時間営業はしていませんが、その分安さが売りです。
一部に大型店もありますが比較的小規模店舗が多く、コンビニと大規模スーパーの間くらいのイメージです。
全聯福利中心は自社のアプリで分批取貨という他店にない販売手法を行なっているという特色があります。
旅行者にはあまり関係ない話ではありますが簡単に説明すると、例えばアプリ上でカップラーメン100個を購入したとします。100個のまとめ買いなので、元々安い上に更に安くなります。
このカップラーメン100個は宅配も可能、店舗受け取りも可能で、しかもいつでも何個でも、どこの店舗でも対応が可能と言うシステムです。
店は先に売上を確保でき、客は安く便利に購入できると言うwin-winなシステムです。
台湾に住んでいないとこの恩恵を受けられないシステムですが、なかなか凄いと思います。日本でもどこかの店が真似しないかなあと思います。
店舗数は1000店以上あり、台湾ではトップの店舗数を誇るスーパーです。
2021年10月、全聯福利中心が同業の大型スーパー大潤發(RTmart)を買収したというニュースが入ってきました。
カルフールの動きも含めて台湾はスーパー業界の再編の動きが激しくなってきましたね。
美廉社SimpleMart

台湾美廉社
日本の住友商事が主要株主となっているのがこの美廉社です。店舗数は全聯福利中心の次に多く630店舗ほど。
全聯福利中心や頂好が繁華街や大通り沿いに多いのに対し、美廉社は裏通りや住宅地にあることが多く、しかも小型店舗なのであまり目立ちません。その分、コンビニ的な手軽さが売りでもあります。
日本にも店舗を構える牛肉麺チェーン三商巧福の親会社が運営しており、三商グループは日本のドラッグストアTomod'sも台湾で運営しています。
家楽福カルフール

台湾家楽福
フランスに本社があるカルフールは24時間営業の店舗が多いのと郊外に大型店を構えるのが特徴です。
しかし最近では家楽福便利購という名前の小型店を増やしていて、郊外だけでなく都心部にも多く出店しています(頂好の店名変更も含む)。
カルフールは一時期日本にも進出していましたが撤退しましたね。しかし台湾では逆に成功を収めようとしています。
また、前述のように頂好、そして頂好が運営していた後述するJASONSを昨年買収したことから、今後台湾のスーパー業界がどうなっていくのか注目されます。
JASONS Market Place
JASONSは都心部の百貨店や大型商業施設内に入店していることの多いスーパーで、品揃えもやや高級路線です。
日本で言えば成城石井とか紀ノ国屋的な位置づけですね。ちょっと高級なお土産を買いたい時には是非寄ってみてください。
日本の商品や食材も多く売っているので、台湾在住者も多く利用しているようです。
親会社は頂好の会社と同じで、カルフールに買収されたため、今後家樂福頂級超市という店名に変更になっていくようです。
台湾スーパーの支払い方法
台湾はまだ日本以上に現金主義ですが、徐々にキャッシュレス決済が浸透しつつある状況です。
スーパーでは現状はカルフール系列ではクレジットカードが使えますが、他は使えないところが多い模様です。
スーパーのレジや入口にクレジットカード会社(VISA、Master、JCBなど)のロゴシールが貼ってあったら使えますので確認しましょう。
基本はコンビニと同じく悠遊カードなどのICカードか現金での支払いが普通です。
今後はコンビニ同様QRコード決済なども可能になってくるものと思います。
感想&まとめ
私は台湾訪問時は全聯福利中心か頂好でお菓子などを買い込んでいました。
宿泊場所の近くにたいていはどちらかがありました。個人的に好きなのは全聯福利中心です。他スーパーと比べると明らかに安いです。
もしスーパーでお土産を大量購入するのであれば全聯福利中心に行ってみることをお勧めします。
台湾のスーパー業界は再編のため、勢力図が大きく変わろうとしています。全聯福利中心系列VSカルフール系列の戦いです。更にコンビニのファミリーマートが全家FamiSuper超市店というスーパー形態の店舗を出店し、業界に殴り込みをかけている状況です。
コロナ禍が明けて、台湾に行けるようになる頃には街中に家楽福の看板ばかり目立つようになっているかもしれませんね。
まあ店名はどうなろうとも、旅行者にはあまり関係はありません。
店舗数が減るというわけでもないので日常のお買い物、お土産の購入のため、またスーパーには必ず行きます。早く行きたいですね。
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