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台湾で街中のコインランドリーを6回利用した体験談
私は2022年10月末から2週間滞在しましたが、着替えを1着しか持って行かなかったので毎日洗濯しました。洗濯機があるホテルはもちろんそれを使いましたが、洗濯機がないホテルもあります。
そんな時はコインランドリーを使います。日本でコインランドリーを使う場合は、もし初めてだったとしても特に心配はしないでしょう。
でも異国の地でコインランドリーを使うのは結構心配ではないですか?料金はいくらなんだろう?使い方は理解できるだろうか?そもそもどこにあるの?
この記事ではそんな疑問に答えます。
ホテルの洗濯機と街中のコインランドリーの違い
台湾のホテルの洗濯機は私が今まで使ったことがあるホテルでは、家庭用の洗濯機でした。水の量や洗濯回数、すすぎ回数などを選択してスタートボタンを押すタイプ。
これは日本の洗濯機とそう変わらないのですぐに理解できると思います。
それでもわからない場合はスタートボタンだけ押せば自動で判断して勝手に動いてくれます。簡単ですね!
しかも台湾では洗剤・洗濯・乾燥全て無料の場合が多いようです。少なくても有料だったことは私は一度もありません。
でもホテルに必ず洗濯機があるわけではありません。ない場合は近所のコインランドリーを探すことになります。
探し方は
コンランドリーの探し方
- 宿泊施設のスタッフに聞く
- GoogleMapで「自助洗衣」またはそのまま「コインランドリー」で検索
宿のスタッフに聞くのが一番確実です。近いお店を教えてもらえます。
GoogleMapなどで検索する場合は「自助洗衣」で検索できますが、一部の店はなぜか「コインランドリー」で検索しないと表示されません。両方で検索して近所の店を探しましょう。
実際のコインランドリーその1(台南市 SeSA 洗衣吧 台南成大店)
台南市の堀旅青年旅舎に宿泊しましたが、ここは残念ながら洗濯機がありませんでした。しかし学生街だからなのか近所にコインランドリーがたくさんあったので利用してみました。
一番近くにあった24時間営業のこちらのお店「SeSA 洗衣吧 台南成大店」。早速チャレンジしてみました。
場所はこのあたりです。
まず洗剤を持っていない場合は洗剤を購入します。小銭がない場合も両替できますので安心です。
こちらのお店は洗剤は10元です。コインを入れてボタンを押せばOKです。普通の自動販売機です。
100元札を10元硬貨に両替する場合はこちらへ。100元札も持っていない場合は、近所のコンビニで何か買うしかありません。
上の写真ですが、上段が乾燥機、下段が洗濯機になります。乾燥機と洗濯機の中間に操作パネルと料金投入口があります。
洗濯の方は向かって左側の黄色い方です。「洗衣機投幣處」に20元と書いてあります。お金を入れると自動で「一般衣料」が選択されます。そのままで良ければ「啓動」ボタンを押す仕組みですが、まず洗剤を入れます。
洗剤は洗濯機の右上。丁度乾燥機のお金を入れるところの下あたりにあります。上の赤枠の部分です。
中国語が読めなくても上の絵を見れば大体わかると思います。
洗濯機の使い方
- 洗濯物を洗濯機に入れる
- 洗剤を所定の場所に入れる
- お金を入れる(乾燥機の方と間違わないように)
- 「啓動(スタート)」ボタンを押す
- 洗濯残り時間が00になったら終了
意外と簡単でした。
洗濯機は洗濯物の量にもよるとは思いますが、「一般衣料」の洗濯で32分でした。
乾燥機の方も手順は同じような感じです。注意すべきは、洗濯機と乾燥機の料金投入口が別々なので間違わないことです。
それから台湾の乾燥機は日本の乾燥機と比較すると、とにかく乾きません。吸汗速乾素材や化繊の衣料だと日本なら30分でほぼ乾きますが、台湾だと生乾きです。綿素材は1時間でも乾きません。
乾かなかったものはホテルの部屋で干しておきましょう。というか、乾燥機を使わなくてもホテルに干しておけば翌朝にはほぼ乾きます。
残り時間の表示が00になり、「門上鎖中」の緑ランプが消えたら洗濯物を取り出して、洗濯は終了となります。
私はコインランドリー楽勝だなと思っていましたが、一度だけトラブルに遭遇しました。
そろそろ終わる時間に見に行ったら一度だけ「E dL」という表示が出ていました。
エラーかな?既に洗濯機は回転を終わっている状態です。しかし扉は開きません。うーん、どうしよう?もう一人客がいたので聞いてみようと思いました。
と、そこにバイクで一人若いお兄さんがやってきました。
お兄さんは無言で私の使っていた洗濯機に来て、扉を無理やりガンガンと開こうとしています。そして、扉は開きました。私がエラー表示を確認してから3分も経過していません。
お兄さんは早口で何かを私に告げ、颯爽とバイクで去っていきました。私は謝謝你と言うのが精一杯の素早さ。
これらの洗濯機はエラーが発生すると近所の管理人に通知が飛んでいく仕組みになっているのでしょう。だからこそ管理人がすぐに対応してくれたのです。
コインランドリーという場所は普通無人ですが、何かあっても意外に安心です。なお、コインランドリーには防犯カメラも設置されています。
実際のコインランドリーその2(台中市 這様洗、自助洗衣加水)
台中でツインスターホテルに宿泊した時も洗濯機がなかったので、コインランドリーを利用しました。台南市で利用したものと違う機種でしたのでここにレポートしておきたいと思います。
場所はこの辺りです。這様洗、自助洗衣加水というお店。
お店の向かって右手に洗濯機、奥には乾燥機があります。ちなみに左手には洗濯物を畳んだりする大きめの机やゴミ箱がありました。
ここのコインランドリーは洗濯機と乾燥機が別の場所になっているので、お金の投入口を間違える心配はありません。
洗剤がない場合は自動販売機で購入できます。ここの自動販売機はお菓子も売っていますが、上段は洗剤です。50元硬貨や100元札もここで両替できるようです。
ここの洗濯機は小型・中型・大型に分かれていて、料金はそれぞれ60元・80元・100元です。
私が利用した上述の台南のコインランドリーは20元で利用できたので、台中は高いですね。
というか、台湾のコインランドリーは場所によって価格差が激しいのかもしれません。
周辺にライバル店があるか、ないかによっても違ってくるかもしれません。台南の店は周辺に同様のコインランドリーがたくさんありました。
機種は全く違うものの使い方は同じような感じです。読めなくても絵でわかると思います。台南と同じです。
洗剤投入口は洗濯機の上面にあります。普通の洗濯洗剤なら左下に入れます。
60元を投入し、啓動ボタンを押すだけでOKです。10元硬貨以外の硬貨は使えません。
こちらの洗濯機も残り時間が00になって、門上鎖中の緑ランプが消えれば終了です。洗濯物を取り出しましょう。
台湾のコインランドリーまとめ
異国の地でコインランドリーを使うのはちょっとハードルが高そうに思えましたが、実際にやってみると超簡単でした。
一回でもチャレンジしてみると2回目以降は例え機種が違うものであっても、すぐに理解できると思います。
簡単に台湾のコインランドリーをまとめておくと以下のような感じです。
ポイント
- できれば10元硬貨を事前に用意しておく
- もし10元硬貨がなくても両替機がある
- 場所はホテルで聞くか検索する
- 洗濯機は1回で通常30分前後
- 洗剤がなくても自動販売機で売っている
- 洗剤を所定の場所に入れて料金を入れてスタートするだけ
- 店によって料金にはかなりの差がある
日本のホテルの多くは洗濯機があるかないかはホームページなどに記載されていますので、事前に分かりますが、台湾はわからない場合も多いです。
問い合わせをすればわかるとは思いますが、言葉が話せないと電話で気軽にというわけにもいかず、メールでのやり取りになると思います。
しかし言葉がわからないとそれすら面倒ではあります。しかし街中のホテルであれば、きっと近くにコインランドリーはあると思います。
予約しようとするホテルの近くにコインランドリーがあるかどうか事前に調べておけば、ホテルに洗濯機がなくてもコインランドリーを利用できれば問題ないはず。
最後に。割とどうでも良い個人的な話ですが。
私は四国八十八ヶ所を歩いて巡拝してからというもの、旅行の時は可能な限り荷物を減らすという癖が付いてしまいました。歩き遍路というのは荷物が多ければ多いほど身体に負担が増します。
そんなこともあり、着替えは着ているもの+1着のみです。四国を歩いている時は幸いなことにどんな民宿でもビジネスホテルでも必ず洗濯機は用意されていました。
荷物を減らしたいなら着替えを減らすのが正解です。コインランドリーをうまく活用して、楽しい台湾旅行を!
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