台湾渡航最新情報(2022/7/21)
いよいよ台湾が動き出しました。もう観光客受け入れのカウントダウンが始まったと言っても良いかもしれません。
過去のブログでお伝えしたことをまずおさらいしておきます。詳細は下記リンク先を見てください。
ポイント
- 感染者数が1万人以下になれば観光客を受け入れる
- 感染者数が1万人以下になるのは7月下旬の見込み
- 7〜8月には観光客を全面的に受け入れる可能性がある
- 今後は入国者制限人数や検疫措置、入国対象者を緩和していく
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こんな方針を6月下旬〜7月上旬に打ち出していました。
その後どういう動きがあったのかチェックしてみましょう。
航空会社の動き
以前のブログでお伝えしたようにタイガーエアが大幅に増便や運航の再開をするほか、Peachも9月17日から大阪-台湾便、22日から成田-台湾便の再開を発表しました(TRAICY2022/7/21)。
またチャイナエアラインも札幌-台湾の再開を含め、各地からの台湾便の増便を発表しました(ChinaAirlines)。
長い間動きのなかったこれらの増便や運航再開はこれからの台湾開国の動きとリンクします。
期待せずにはいられませんね。
台湾の動き
新型コロナ感染者数が3万人を下回るようになり、台湾は予定通りに順次緩和を進めています。屋外での散歩や運動時などはマスクをしなくて良いことになりましたし、それから遂にワーホリの解禁を発表しました(総合新聞網2022/7/19)。
ワーホリの解禁は7月25日から実施されるもので、他にも今まで禁止であったボランティアや宗教の布教などの理由による入国も同時に解禁されます。
また7月15日〜18日には旅行会社など約200社が出展した国際旅行見本市が開催されました(時事通信2022/7/18)。
これは渡航規制の解除を見込み3年ぶりに開催されたもので、日本を含め海外旅行の案内を行い、中には解除を想定して予約も受け付けた会社もあったようです。一番人気の渡航先は当然ながら日本だったそうです。
蔡英文総統も水際対策の解除を念頭に置き、そのスケジュールを立てていることが伝えられ、「台湾を世界の舞台に向かわせる」と発言(NNA ASIA2022/7/19)。海外からの観光客の再獲得に努めるとしています。
日本の動き
新型コロナ感染者数が過去最大にまでなっていますが、重症者が第6波の1/10以下であることもあり、今のところ大きな行動制限は行わない方向のようです。ただし水際対策の緩和も五里霧中の状態です。
今や世界トップレベルの感染大国ですから、逆に外国から日本人来るなと言われてもおかしくないかもしれませんが、こういう状況だからこそ水際対策の撤廃をという意見もあるようです。
7月15日、東京駅でJATA(日本旅行業協会)が主催し、各国の観光協会や旅行会社、航空会社が参加した「海外旅行再開プロジェクト」が開催、その後大阪など各地でも同様のイベントが開催されました。
これに台湾交通部観光局も参加し、「海外旅行再開宣言」と書かれたポスターを掲示、またその団扇を配布するなどして台湾観光をアピールしました(フォーカス台湾2022/7/16)。
メモ
台湾交通部は政府行政院に属する省庁。観光局は観光業務をとり仕切る台湾政府の最高機関です。
つまりこれは「そろそろ台湾に来れるから来てね!」という合図かと思われます。民間団体ではなく政府の機関ですから、当分観光客を受け入れる予定がないのなら、こんなイベントに参加するわけがありません。
またこれに合わせ台湾旅行や渡航情報がわかる台湾観光局のホームページが公開されました。再び台湾に行ける日はいつになるのでしょうか?
まとめ
上記のような動きを見るといよいよ台湾が観光客を受け入れそうな気がしてきますね。
ポイント
- 台湾が国内でも日本でも旅行イベントを開催していること
- 有言実行で規制を順次緩和しつつあること
- 蔡英文総統も水際対策に対して声明を出したこと
- いくつかの航空会社が夏以降台湾便を増やすこと
これらは特にポイントです。しかしまず需要なのは新型コロナ感染者数が1万人以下になることです。
7月中には難しいかもしれませんが、そうなればきっと何らかの発表があるものと思います。
問題は日本です。団体での観光客の受け入れを開始したものの6月に入国した観光客はたったの252人と発表されています。
自由行動が許されず、決まったホテルで宿泊し、決まったコースをバスで移動し、決まったものだけ見る、そんなツアーが楽しいはずはありません。
人気が出ないのは当然です。こんなことをしているから日本は世界から見放されつつあります。「G7並に緩和」と岸田首相は言いましたが、これではお話になりません。円安も仕方ないと思います。
まずはこれを緩和し、個人観光客を受け入れるようにしないと台湾からも人が来ません。
日本の更なる水際対策の緩和、そして撤廃を願うばかりです。
なお、台湾渡航に関する最新情報はこちらをチェックしてください。新情報があり次第随時更新しています。