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「0+7」とは?台湾自主防疫期間は隔離が0日になっても大きな壁

2022年9月16日

10月には台湾に行ける!?

彩虹眷村

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最新情報

台湾への渡航制限は随時緩和されています。最新情報は下記をご覧ください。

台湾観光旅行の最新入国制限情報まとめ【随時更新中!】

日本が10月にはインバウンドを復活させ、個人旅行を許可し、入国者制限人数を撤廃し、観光ビザを免除する方向で検討されていることは既報の通りです。

これが実現すれば台湾もこれに追随し、日本からのビザなし渡航を許可する方針であることも伝えられました。また、現在の3日間の隔離+4日間の自主防疫が10月には隔離なしで、7日間の自主防疫のみになる方針も伝わってきました。

「やった!これで10月には台湾に行けるぞ!」という声もちらほら聞こえてきますが、現実はなかなか厳しいです。

ここでは「3+4」から「0+7」になったとしてもそのハードルはまだまだ高いことをお伝えします。

「3+4」から「0+7」になるのは大きな前進

注意

下記内容は2022年9月上旬の情報です。その後自主防疫の内容自体が大幅に緩和されました。詳細はこちらをご覧ください。

 

現在は一般に3+4と言われますが、台湾到着日を0日目としますので0+3+4とも言われ、実質8日間行動が制限されています。

ポイント

  • 3+4 → 3日間の隔離+4日間の自主防疫
  • 0+7 → 7日間の自主防疫のみ

以前からいつになったら0+7になるのかと話題にはなっていましたが、10月の中旬〜下旬の予定であることが明言され、一部では歓喜の声が聞こえます。

もしこれが予定通り0+7になったとして、隔離が0日になるのは喜ばしいことで非常に大きな一歩だと思いますが、この7日間の自主防疫って一体何なんでしょうか?

漠然としている感じでもあり、実際に何をどうする7日間なのか把握している人が少ないようなのでここで解説していきます。

7日間の自主防疫とは

この7日間は台湾にいる親戚や友人の家でも1人1室が可能ならば許可されますが、旅行者は基本的にそれ用のホテルで過ごさなければなりません。

ポイント

  • 1人1室の指定ホテルで過ごす
  • 必要最低限の外出しか許されない

これだけでもかなり不自由です。ホテルは政府指定の隔離施設を探すことになります。一般のホテルには宿泊できません。なお、家族がいても1人1室が原則です。

また空港からホテルまでの移動も防疫タクシーを使わなければなりません。普通のタクシーやバス、電車には乗れません

自主防疫期間中は下記の注意事項を遵守する必要があります。詳細は→(日本台湾交流協会

  1. 必要な場合以外は外出できません。
  2. 外出前2日以内の簡易抗原検査陰性結果がないと出勤や生活必需品の購入ができません。
  3. 外出時は全行程でマスクを着用し、ソーシャルディスタンスを維持。
  4. ビジネス業務では出勤や訪問、講演、会議を開催することは可能ですが、全行程でマスクを着用し、またソーシャルディスタンスを維持。
  5. 出勤時は常時マスクを着用の上ソーシャルディスタンスを維持。飲食の際は一時的にマスクを外しても良いが、飲食後はすぐにマスクを着用しなければなりません。
  6. 混雑した場所への出入りや不特定の人々との接触は避けなければなりません。
  7. ビジネス業務ではレストラン内の独立した空間で1人で食事をすることや、特定の対象者と食事をすることが可能ですが、その際はアクリル板の設置または社会的距離を維持する必要があります。
  8. 緊急ではない診療や検査は延期すること。

端的に言うと観光は不可です。ポケ活ももちろん不可。これに違反すると1万元〜15万元の罰金が課せられます。15万元は約70万円です。

隔離がなくなる!わーい!やったー!というわけにはいかないことがお分かりいただけたでしょうか?かなり厳しい規則なのです。一歩も外出が許されない隔離ではないにしろ、幽閉に近いイメージです。外出もいちいち申請して許可を得ないとダメです。

外出前2日以内の抗原検査で陰性になっていないと外出は許可されません。この時偽陽性にでもなったら面倒なことになります。(抗原検査は偽陽性、偽陰性が多く出ます。恐怖ですね)

陽性になってしまった場合は医師のリモート診療を受けることになります。この時日本語が通じる可能性は低いでしょう。中国語もしくは最低でも英語は使えないと厳しいと思います。

唯一の望みは0+7になったときにこの注意事項も更新され、もう少し甘くなることを期待するしかありません。

(2022/9/23追記)

10月13日以降0+7になった時、どうやら本当に規制も甘くなったようです。上記の内容から大幅に変更になっています。詳しくは下記参照。

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まとめ

台中公園

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上記の予定表通りになったとしても10月10日以降もまだ7日間の自主隔離があります。3泊4日などで行く人は何もできないことになりますので事実上無理でしょう。

例えば1ヶ月くらい台湾に滞在するような人は残りの3週間は自由に観光も楽しめることにはなりますが、それができるのは時間とお金に余裕のある人だけです。

コロナ前と同じように気軽に台湾に行くというのはもう少し先になりそうです。7日間の自主防疫が撤廃されて初めて「台湾に遊びに行ける!」という状況になるものと思います。

年末年始には行けそうかな・・・と思っています。

最後に。万が一台湾で新型コロナになってしまったことを考えて、新型コロナにも対応した海外旅行保険に加入することをおすすめします。

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→ エポスカードはなぜ台湾旅行におすすめなのか?詳しく解説します

なお、上記の情報は追記などの記載がない限り記事執筆時点での情報です。台湾渡航に関する最新情報はこちらをご確認ください。

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  • この記事を書いた人

NOBU

東京生まれ、東京育ちの50代男。2022年6月より沖縄在住。文筆業・ネットショップ運営の個人事業主。
曽祖父、祖父が日本統治時代に台北に住んでいたこともあり、実父も台北生まれ。 好きな街は鹿港と台南。住んでみたい街は台中。台湾旅行で得た情報や楽しく快適に旅行できるノウハウなど台湾情報を発信中。
台湾華語検定(TOCFL) A1級 / 台湾検定(国際知識検定) 受験予定

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