艋舺夜市のメインとなる廣州街観光夜市
艋舺夜市は下の画像の通り3つの夜市の総称ですが、廣州街夜市はその中でも核となる夜市で、龍山寺に向かって左手すぐ横に夜市の入口があります。
観光のモデルコースとしては16時頃に龍山寺を訪れ、ゆっくり参拝した後に周辺の夜市を散策するのがおすすめコースです。
それでは龍山寺から廣州街夜市を歩いてみましょう。
廣州街観光夜市の基礎知識
台湾好きな人は、一府二鹿三艋舺と言う言葉を目にしたことがあるかもしれません。
一府二鹿三艋舺とは
中国大陸の清朝(1616-1912年)の頃、台湾で最も栄えた3つの都市のことを呼びます。
「府」は台湾府城が置かれた台南、「鹿」は鹿港、「艋舺」は龍山寺のある台北市萬華區を指します。
艋舺はかつては台湾第3の都市でした。廣州街夜市はそのかつての艋舺にあり、現在の龍山寺で有名な台北市萬華區にある夜市です。
艋舺の読み方と歴史
艋舺は、原住民の言葉をルーツにした台湾語でバンカ(báng kàh)と読みます。これをそのまま当て字にしたのが萬華(バンカ)です。
なお、台湾華語(台湾中国語)では読み方は違い、艋舺はメンシャー(Měng xiá)、萬華はワンファー(Wàn huá)と読みます。
台湾語と台湾華語は全くの別物です。詳細を知りたい人はこちら。
艋舺がなぜ萬華に名称を変更したかというと、それは日本統治時代に日本人が変更したためです。
当時台湾で使われていた日本人に馴染みのない漢字や、縁起の悪い漢字の地名などの多くは日本風に変更されました。その変更させられた地名の一つが艋舺で、発音が似ていて万年の繁栄と言う意味合いも込めて萬華と変更されました。
現在でも残る艋舺老街や剥皮寮歴史街区のような街並みは台北の中心として繁栄した名残であり、かつての艋舺と言う街を感じることができますので、お時間があればすぐ近くなので見学してみてください。
とにかく現在の台北市萬華區は古くから栄えていた地域で、その中心には台湾五大龍山寺の一つである艋舺龍山寺がありました。
大きなお寺の周辺が栄えると言うのは日本と同じ構図で、関東に住んでいた私の感覚ですぐ想起するのは浅草の浅草寺、成田の新勝寺、長野の善光寺、川崎の川崎大師などで、観光地にもなっていますね。
そんな感じの古くから栄えた街にある夜市です。
廣州街観光夜市の場所と営業時間
台北MRT板南線の龍山寺駅から徒歩2分程度。龍山寺のすぐ横に夜市があります。アクセスはわかりやすく、台北の中心地からもすぐです。
西門駅の1つ先の駅ですが、下町感が漂う街です。
廣州街夜市
- 毎日営業
- 営業時間 16:00〜24:00
どこの夜市もそうですが、営業の開始時間や終了時間はおよその時間です(店舗により異なります)。また、店舗により休業日の場合もあります。
以前「夜市って雨の日は休みなの?」と聞かれたことがありますが、基本的には雨でも営業します。ただし営業する店舗は減ります。
そして台風などで暴風豪雨になるほど、営業する店舗は更に減ります。停班停課になるほどの台風になると夜市自体がお休みになります。
廣州街観光夜市へのアクセス
台北MRT板南線の龍山寺駅から徒歩2分。龍山寺へ向かって歩けば見えてきます。
台北駅から2駅、しかも駅近なのでアクセスは非常にわかりやすく、迷うこともないでしょう。
廣州街の西園路一段から環河南路二段までの間で営業しています。
廣州街観光夜市のグルメ
大雑把に言うと、龍山寺に近い場所はグルメが多く、龍山寺から離れるほど雑貨やゲームの店が多くなります。
台湾のドライフルーツは安くて美味しいですよね。お土産にも最適です。
ピーナッツ入りアイスクリーム巻き。台湾はピーナッツ好きだし、豆好きです。色んなものに入っています。
串物。焼き鳥ですね。エリンギもあります。
夜市は、どんな食べ物なのかを見て回るだけでも楽しいです。日本のお祭りの屋台では絶対にないようなものがほとんどなので、見て楽しむも良し、チャレンジするも良し。
イカのお店は何軒かありました。これは見ればわかりますね。台湾の夜市ではイカ料理は定番。
仙草やタピオカのドリンク店。
お茶屋さん。
日本名品小吃チューソ店。チェーン店?大判焼き(今川焼き)みたいなものを売っています。
台湾は果物王国です。リーズナブルにフレッシュジュースが楽しめるお店が多いです。
屋台も出ているけど、路面店でもある両喜号総店というお店で夕飯を食べることにしました。
蝦仁焿とはエビのつみれスープです。蝦仁羹と書いてある店もあります。
台湾の一般的な料理ばかりを食べました。どれもうまい。
完食するとおみくじを引くことができます。大吉でした。良いことあるかな。でも愛情運勢?金運にして欲しいところ。
廣州街観光夜市の雑貨・ゲーム
夜市の奥の方(環河南道二段寄り)に行くと徐々に雑貨やゲームの屋台が増えてきます。
スマホの修理店まで存在しました。他の夜市ではあまり見かけませんね。
雑貨も見ているとなかなか興味深いです。
画像はありませんが、18禁DVDの専門店もありました。買わないけど、ちらっと見たら日本っぽいものもありました。
台北の他の夜市では見かけませんね。
線香の束が売っていました。台湾の線香は日本のものよりかなり長いのです。龍山寺が近いからと言うのもあるかもしれませんが、台湾人は日常的に寺廟にお参りするからかもしれません。
しかし「敬虔にさようなら」とは?
夜市では定番のパチンコゲームもあります。
これも夜市定番の射的。子供達が騒ぎながら遊んでいました。
100元均一の鞄屋さん。
廣州街観光夜市まとめ
廣州街夜市はグルメも満喫でき、ゲームや雑貨もあって見て回るだけでも楽しい夜市です。
大混雑する台北中心部の有名夜市よりは、私はこう言う夜市の方が落ち着いて散策できて好きです。
冒頭に書いた通り艋舺夜市は3つの夜市の総称ですが、この廣州街夜市が最も夜市らしい夜市ですので、まずはここから攻めるのが正解かと思います。
龍山寺参拝と合わせて夜市をお楽しみください。
龍山寺周辺夜市
海外で安全・快適にインターネット接続する方法はこちら!
データで判明したどこにもないベスト10はこちら!
ベスト10